開講年度2021
開講学科商学科 2013年度以降入学
経営学科 2013年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
法律学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
2020年度法学部現代社会法学科
2020年度法学部法律学科
2020年度経済学部経済学科
2020年度商学部商学科
科目名教育原論
担当教員黒澤 ひとみ
学期曜日時限秋学期 木曜日 3時限
チームコードbd93vap
科目区分必修
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーL111-271-11
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
人間の成長発達と教育
授業の概要
本講義では、子どもを「発達の可能態」と捉える子ども理解を土台としつつ、子どもが、家庭や学校、様々な社会的環境と関わりながら発達していく上での、教育の役割、その歴史を学ぶ。また、子ども観・教育観といった教育思想の変遷と学校教育の歴史を学び、学校の役割と意義について理解を深める。それを通して、現代社会における人間の成長発達と教育のあり方について問題意識を深める。
授業の到達
目標
教師になる上で必要な知識・教養・感性を豊かにしてくための方向づけとなり、今後の学習の基礎となる基本的認識を身に付けるため、以下の点の習得を目標とする。
・教育学の基本的知識と諸概念、認識枠組みを学び、教育のあり方を考える視点を身に付ける。
・子ども観・教育観等の教育思想及び学校教育の歴史を学び、教育及び学校のあり方を歴史的視点から考察できる。
・現代社会における学校及び教育実践上の課題について、自ら問いを立て、探求することができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業内試験については、授業時に解答などの講評を行う。
レポート課題については、授業内で講評を行う。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス:シラバスをもとに授業の方針とスケジュールを説明。教科書とレポート課題について説明。(予習)シラバスを読み、本授業内容をあらかじめ把握する(30分)
(復習)授業の全体について確認する(30分)
2人類進化における「人間らしさ」の獲得。
人類進化に注目し、「人間らしさ」について思考を深める。
(予習)資料を読み「人間らしさ」について見解を準備する(30分)
(復習)人類進化と「人間らしさ」について理解を深める(30分)
(課題)テキストの要約と考えたこと(180分)
3人間形成と教育。
人間形成に影響を与える諸要素と教育の関係を理解する。教育における個人的視点と社会的視点を理解する。
(予習)資料を読み、人間形成への見解を準備する(30分)
(復習)人間形成と教育、教育における二つの視点について説明できるようにする(30分)
(課題)テキストの要約と考えたこと(180分)
4日本の学校教育の目的・理念とその変容(1)
近世の社会と教育のあり方、教育の理念・目的の特徴を理解する。近代の教育勅語体制に基づく教育の理念・目的、教育制度、学校の実際を理解する。
(予習)資料を読み、近世・近代の社会の特徴を把握する(30分)
(復習)近世・近代の教育の特徴を説明できるようにする(120分)
(課題)テキストの要約と考えたこと(180分)
5日本の学校教育の理念・目的とその変容(2)
戦後の憲法・教育基本法体制に基づく教育理念・目的、教育制度を理解する。
(予習)資料を読み、戦後社会の特徴を把握する(100分)
(復習)憲法・教育基本法体制について説明できるようにする(40分)
(課題)テキストの要約と考えたこと(180分)
6日本の学校教育の理念・目的とその変容(3)
2006年改定の教育基本法の社会的背景、理念・目的、教育制度の変更点を理解する。
(予習)資料を読み、教育基本法改定の社会的背景を理解する(40分)
(復習)新教育基本法の特徴を説明できるようにする(30分)
(課題)テキストの要約と考えたこと(180分)
7子ども観・教育観の歴史(1)
近代以前のヨーロッパにおける子ども観・教育観を学び、それらは歴史的に変化することを理解する。
(予習)資料を読み、近代以前の子ども、家庭、社会の特徴を理解する(30分)
(復習)近代以前の子ども観・教育観を説明できるようにする(30分)
(課題)テキストの要約と考えたこと(180分)
8子ども観・教育観の歴史(2)
近代以降の社会のあり方と、子ども観・教育観の変化、教育方法の変遷を理解する。
(予習)資料を読み、近代以降の社会の変化を理解する(30分)
(復習)近代以降の子ども観・教育観、教育方法の変遷を説明できるようにする(30分)
(課題)テキストの要約と考えたこと(180分)
9子ども観・教育観の歴史(3)
近代公教育成立の背景、学校の基本原理と特質を理解する。
(予習)資料を読み学校の歴史的特質を理解する(60分)
(復習)学校教育の基本原理と特質を説明できるようにする(30分)
(課題)テキストの要約と考えたこと(180分)
10子どもの権利思想と子どもの権利条約。
子どもの権利思想史、子どもの権利条約の内容を学び、子どもの権利を生かした教育実践への理解を深める。
(予習)(課題)資料を読み、子どもの権利をめぐる問題を調べる(60分)
(復習)子どもの権利を生かした教育実践を調べる(60分)
(課題)テキストの要約と考えたこと(180分)
11子ども理解と指導①
子どもの発達的特質と指導の基本原則について理解を深める
(予習)資料を読み、子どもの発達的特質と指導について見解を準備する(60分)
(復習)実践記録を分析し、発達的特質と指導の原則を把握する(30分)
(課題)テキストの要約と考えたこと(180分)
12子ども理解と指導②
教育実践記録を読み合い、教師の子ども理解と指導のあり方を考察する。
(予習)資料を読み、子ども理解と指導について見解を準備する(30分)。
(復習)(課題)資料を読み直し、子ども理解と指導について認識を深める(180分)。
13現代社会における子どもの貧困と教育福祉。
「子どもの貧困」の社会的背景及び家庭の養育環境の変化を学ぶ。就学を支援する制度について学ぶ。
(予習)資料を読み、「子どもの貧困」の背景を理解する(60分)
(復習)「子どもの貧困」へのアプローチを考える(60分)試験へ向けて準備する(180分)
14授業時間内に試験を実施する。
学習権を保障する多様な学習機会。
社会教育・生涯学習の実践から多様な学習のあり方を学ぶ。
(予習)試験へ向けて授業内容を振り返る(480分)
(復習)授業内容と試験を振り返る(60分)
15授業のまとめと試験の講評。
授業の全体を振り返り、社会のあり方が大きく変容しつつある現代社会において、教師として大切にしたい問題意識、子ども観、教育観について認識を深める。
(予習)授業内容を振り返り、習得した知識及び現代の教育上の課題を考える(30分)
(課題)授業内容を振り返り、自らが今後探求したい課題を考える(180分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
2
評価方法
評価方法割合評価基準
授業内試験45正答割合…100~80%:A、79~60%:B、59~40%:C
レポート課題45授業内提出の小レポートの提出回数…10/10:A、7/10:B、5/10:C
大レポート…学習の振り返りに関する記述、教育問題を探求する記述ができているか。
コメントシート10基本的な知識の理解、知識を用いた思考、教育問題への探求の諸点が記述できているか。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『問いからはじめる教育学』勝野正章・庄井良信有斐閣1800978-4-641-15014-0
参考書
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参考資料
参考URL
質疑応答
授業の前後に非常勤講師控室にて対応します。
メールで受け付けます。
備考
この授業専用のファイルを準備し、配布プリントを紛失しないよう心掛けてください。
画像
ファイル
更新日付2021/02/02 20:33:20