開講年度2021
開講学科経営学科 2013年度以降入学
科目名経営管理実習ⅡB
担当教員油井 毅
学期曜日時限秋学期 火曜日 4時限
チームコードp9c2ve5
科目区分選択
授業形態講義
対象学年3年
単位数1
科目ナンバーM331-239-65
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
M-DP1-1 多様な人々と意思疎通する能力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
デザイン思考による製品・サービス開発
授業の概要
チームを形成し、メンバー同士の力を最大限に生かしながら、新しいものを生み出し、ユーザーに届けることを目指します。一般的なエンジニアリングプロジェクトと違い、機能やユーザビリティ、社会的意義をフルに思考しながら価値ある製品・サービスの提案力を習得します。
5人程度のチームを形成し、メンバーとともに問題を見つけ出し、その問題の解決策を生み出し、価値をユーザーに届けるプロセスを学びます。デザイン思考によって、プロトタイピングやユーザー評価を繰り返すことで今まで考えつかなかった全く新しい製品やサービス、システムのアイデアを創り出していきます。また、シリコンバレーのベンチャー企業の実例等を紹介し、グローバルな視点も身に付けます。
授業の到達
目標
1.【ユーザー中心主義】ユーザー、市場観察から課題抽出ができる。
2.【観察】動画等の観察を実施し、その情報から問題を正確に分析できる。
3.【アイデア創出】独創的、創造的なアイデアを提案できる。
4.【プロトタイピング】作成したプロトタイプをユーザーに評価してもらい、各種フィードバックの内容を基に改善できる。
5.【協調性】作業分担の割り振り、仕事量の分担も適切にメンバー全員で活動する。
6.【プロジェクト管理】定められた期間内に、メンバーリソースを管理して最終のソリューション提案まで作り上げる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日後に講義連絡にて講評を送ります。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
ベンチャー企業を2社設立した経験のある教員が、理論と実務の対話を目的とした講義を行います。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1イントロダクション、チームビルディング
授業のすすめ方、評価方法について説明し、多様性のあるチームを形成する。
[予習]シラバスを参照し、授業の概要や到達目標などを一通り把握する。(60分)
[復習]シラバスと照合しながら授業全体の流れを確認する。(120分)
2デザイン思考概要、アイスブレイク
デザイン思考の概要を説明する。自己紹介等を通じてチームビルディングを実施する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]デザイン思考の5ステップの概要を確認する。(90分)
3共感
動画を用いた観察やインタビューの練習を行い、ユーザーの抱える問題を見つける練習を行う。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]観察に用いるツールを確認する。(90分)
4問題定義
動画からユーザーの困りごとをたくさん見つけ、チームとして本質的な問題を捉える。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]共感マップ作成のポイントを確認する。(90分)
5アイデア創出(発散)
チームで見つけた本質的な問題を解決するためのアイデアをできるだけたくさん創出する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]オズボーンのチェックリスト等、アイデア創出を支援するツールを確認する。(90分)
6アイデア創出(収束)
チームで生まれたたくさんのアイデアを収束する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]アイデアスコアリング等のアイデアを収束するツールを確認する。(90分)
7プロトタイピング
チームとしてのベストのアイデアについて、消耗品などを利用し、手を動かしながら具体化する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]プロトタイピングの効果について確認する。(90分)
8評価、検証①
他チームへのプレゼンテーションによる評価を検証し、改善する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]他チームからの評価内容ついて確認する。(90分)
9評価、検証②
検証したアイデアについて寸劇を通じて表現し、さらに検証を加える。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]15秒のCM動画の伝え方について確認する。(90分)
10インタビュー手法
ユーザー評価へ行く前にインタビューの練習を行う。インタビューシートを作成する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]フィールドワーク先、インタビューシートの内容を確認する。(90分)
11ユーザー評価
各チームがキャンパスの外に出てユーザー評価を行う。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(30分)
[復習]追加のユーザー評価を行う。(150分)
12進捗確認
ユーザー評価の進捗確認とプロトタイプのブラッシュアップを行う。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(30分)
[復習]追加のユーザー評価を行う。(150分)
13事業計画作成
全国規模の学生ビジネスコンテストの応募用紙を完成させる。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(90分)
[復習]応募用紙から重要項目を確認する。(90分)
14シリコンバレー等のトレンドの紹介
シリコンバレーのトレンドやベンチャーキャピタリストが注目するビジネス領域について解説する。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(30分)
[復習]レポートの提出を求める。詳細は授業中に説明する。(150分)
15振り返り、最終プレゼンテーション準備
授業全体の振り返りと最終プレゼンテーション準備を行う。
[予習]新聞などで企業の動向を確認する。(30分)
[復習]最終プレゼンテーション準備を行う。(150分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
グループワーク、デザイン思考の評価80デザイン思考のプロセスと最終プレゼンの内容を評価する
授業貢献度20議論の積極性を評価する
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『適時資料を配布する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『デザイン思考が世界を変える』ティム・ブラウン著、千葉敏生訳早川書房22334150504075
2.『エンジニアのためのデザイン思考入門』 齊藤滋規他 翔泳社27284798153850
参考URL
質疑応答
メールで事前に連絡いただき、オフィスアワーに研究室へお越しください。
備考
デザイン思考とは、問題を見つけ出すところから始め、その問題の解決策を生み出し、消費者に価値を届ける手法で、 GoogleやAppleなどが製品・サービス開発で生かしている他、アメリカ・スタンフォード大学等の欧米のトップスクールが授業で取り入れていることでも有名です。デザイン思考はユーザーの困りごとを考えるため、日常生活でも生かせる思考です。
スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコンいずれかを持参してください。
画像
ファイル
更新日付2021/01/21 08:47:16