開講年度 2021 科目名（◆：実務経験のある教員による 　　　　　　授業科目） 免疫学 科目ナンバー A211-473-22 開講学科 医療薬学科６年コース 2011-2014年度入学 (全)開講学科 医療薬学科６年コース 2015年度以降入学 医療薬学科６年コース 2011-2014年度入学 2020年度薬学部医療薬学科６年 2019年度薬学部医療薬学科６年 部門 専門　　 対象学年 ２年 開講種別 秋学期 曜日・時限・教室 秋学期 火曜日 ２時限 ２０３ 単位数 1 必修・選択 必修 授業形態 講義 担当者（所属講座） 古野　忠秀（薬品分析学） 使用言語 日本語 最も関連のあるディプロマポリシー 項目 薬学分野における基礎的・専門的知識ならびに技能と態度を修得する。 授業の概要 生体防御反応とその破綻による疾患に関する基本的知識を修得する。まず、免疫機構を組織、細胞、分子レベルで理解し、免疫反応における主な細胞間ネットワークに関する基本的知識を体系的に修得する。ついで、アレルギーなどの代表的な免疫関連疾患についての基本的知識を修得し、免疫応答を制御する薬物に関する基本的知識を修得する。また、免疫反応を利用した検査法などを学び、免疫応答の臨床応用や研究応用に関する基本的知識を修得する。 授業の到達目標 生体防御反応の体系的な理解とその破綻による関連疾患の理解のために、免疫機構の基本的知識を修得する。また、免疫応答を制御する薬物や免疫反応を利用した検査方法を理解し、臨床との関連を認識する。 準備学習（予習・復習など） 講義の前に、教科書を読んで予習しておくこと。講義の後は、理解できていないところを中心に講義中の配付物と教科書を活用して復習し、理解しておくこと。それでも不明な点があるときには、質問に来ること。 各回の講義前後に、およそ90分を目安として予習・復習すること。 授業計画 授業の内容 SBOコード 1 免疫学入門 免疫学の歴史と免疫系のしくみの概略を説明できる。自然免疫と獲得免疫について説明できる。 C8-(1)-①-1,2,3,4 2 免疫系の成り立ち 免疫を担当する細胞や組織について説明できる。 C8-(1)-②-1,2 3 抗原に結合する分子 抗体、Ｔ細胞受容体、MHC分子の構造と抗原認識の多様性、遺伝子再構成について説明できる。補体の活性化と抗原提示について説明できる。 C8-(1)-③-1,2,3,4 4 免疫系の細胞Ⅰ Ｔ細胞の分化と機能、Ｔ細胞の抗原認識と活性化について説明できる。 C6-(6)-②-3、C8-(1)-①-2、C8-(1)-③-3 5 免疫系の細胞Ⅱ Ｂ細胞の分化と機能、Ｂ細胞の抗原認識と活性化について説明できる。マクロファージ、樹状細胞、ナチュラルキラー細胞について説明できる。 C6-(6)-②-3、C8-(1)-①-2、C8-(1)-②-3、C8-(1)-③-3 6 免疫系の調節 サイトカインの種類と作用、サイトカイン受容体、ケモカインについて概説できる。 C7-(2)-④-1、C8-(1)-③-5 7 免疫系の細胞間ネットワーク（まとめ） 免疫反応における主な細胞間ネットワークについて説明できる。 C8-(1)-②-3 8 アレルギーⅠ アレルギーを分類し、Ⅰ型アレルギーの発症機構と疾患について説明できる。アレルギー治療薬、抗炎症薬を列挙できる。 C8-(2)-①-1,2、E2-(2)-①-1,2、E2-(2)-②-1 9 アレルギーⅡ Ⅱ型、Ⅲ型、Ⅳ型アレルギーの発症機構と疾患について説明できる。 C8-(2)-①-2 10 自己免疫疾患と免疫不全症候群 自己免疫疾患と免疫不全症候群について説明できる。 C8-(2)-①-3 11 移植免疫 臓器移植と免疫の関わりについて説明できる。免疫抑制剤を列挙できる。再生医療について概説できる。 A-(2)-②-3、C8-(2)-①-4、E2-(2)-②-2 12 腫瘍排除に関与する免疫反応 がんの免疫療法と抗体医薬品による分子標的治療について説明できる。免疫賦活作用について説明できる。 C8-(2)-①-5,6、C8-(2)-②-1,2,3 13 免疫反応の利用 ワクチンについて説明できる。イムノアッセイについて説明できる。 C2-(6)-②-2,3、C8-(2)-②-2 授業の方法・方略 本講義は、前半でシステムとしての免疫系を学び、後半で免疫系が関係する疾患について学ぶ。それぞれの理解を深めるために、口述講義に加えて、7回目の講義の中でDVD教材を視聴し、体系的な知識の修得を目指す。 成績評価及び フィードバック方法 定期試験：100％　授業の内容を十分に理解し、授業の到達目標をふまえた上で、設問に対して論述できる。 （フィードバック）定期試験終了後に、解答状況に関するコメントを伝えます。 教科書 薬系免疫学　改訂第3版　（南江堂） 参考書 オフィスアワー WebCampusを参照して下さい。 参照ホーム ページ 画像 ファイル 更新日付 2021/01/14 17:42:29