開講年度2021
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
科目名博物館資料論
担当教員井上 瞳
学期曜日時限秋学期 月曜日 1時限
チームコードsvhrld4
科目区分その他
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーL211-168-02
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
博物館における資料の収集と活用
授業の概要
博物館学芸員として必要とされる博物館資料の基礎的な知識を習得します。 博物館にはその活動目的に応じた多種多様な資料が収蔵されています。それら博物館資料はどのように収集され整理するのか、その資料を活用した調査・研究活動、そして資料の保存や保管に関する条件や方法について学びます。
授業の到達
目標
博物館資料の収集、整理、調査・研究、保存管理について、その意義や方法、重要性について知り、博物館資料に関する基礎的な知識を活用できるようになります。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
課題発表では、各自の発表後に適宜コメントをします。
授業内小テストでは、解答の解説を行います。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
この授業では、本教員が長年にわたり学芸員として勤務した様々な実務経験を活かし、実践で必要となる講義を行います。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1博物館における資料とは
○博物館資料の意義、種類、資料化のプロセスについて理解します
【予習】博物館概論で学んだ博物館資料に関する項目を見直しておくこと(120)
【復習】授業で学んだ項目内容を各自見直しておくこと(120)
2欧米の博物館における資料収集の歴史
○博覧会から博物館が生まれた過程を知ります
【予習】博物館概論で学んだ欧米の博物館の歴史を見直しておくこと(120)
【復習】授業で学んだ項目内容を各自見直しておくこと(120)
3日本の博物館における資料収集の歴史
○近現代のコレクターたちについて説明します
【予習】博物館概論で学んだ日本の博物館の歴史を見直しておくこと(120)
【復習】授業で学んだ項目内容を各自見直しておくこと(120)
4自然系博物館の歴史
○動植物園・水族館の歴史と現在について知ります
【予習】授業内で取り上げた動植物園や水族館以外にもどのような活動をしている館があるかインターネットなどで調べておくこと(120)
【復習】授業で学んだ項目内容を各自見直しておくこと(120)
5企業博物館の収集活動と意義
○企業活動と資料収集、CSRについて学びます
【予習】文化活動を支援している企業について調べてみること(120)
【復習】授業で学んだ項目内容を各自見直しておくこと(120)
6博物館資料収集の諸問題
○美術品の略奪と返還問題、海外美術品等公開促進法について知ります
【予習】海外美術品等公開促進法について文化庁のHPで見直しておくこと(120)
【復習】授業で学んだ項目内容を各自見直しておくこと(120)
7博物館資料の活用
プレゼンテーション(1) 歴史系
【課題発表】 総合博物館、歴史博物館
【予習】発表者は発表の準備(120)
【復習】授業で取り上げた発表内容を各自調べて見識を深めておくこと(120)
8博物館資料の活用
プレゼンテーション(2) 民族・民俗・考古系
【課題発表】 民族学博物館、民俗資料館、考古博物館
【予習】発表者は発表の準備(120)
【復習】授業で取り上げた発表内容を各自調べて見識を深めておくこと(120)
9博物館資料の活用
プレゼンテーション(4) 美術系
【課題発表】 美術館
【予習】発表者は発表の準備(120)
【復習】授業で取り上げた発表内容を各自調べて見識を深めておくこと(120)
10博物館資料の活用
プレゼンテーション(5) 自然科学系
【課題発表】 科学博物館、動植物園、水族館、 企業博物館
【予習】発表者は発表の準備(120)
【復習】授業で取り上げた発表内容を各自調べて見識を深めておくこと(120)
11資料の収集と博物館コレクションの形成
○コレクターとコレクションについて学びます
【予習】自分の興味のある館の収集とコレクションについて調べてみること(120)
【復習】授業で学んだ項目内容を各自見直しておくこと(120)
12収集家と博物館
○個人コレクターによる収集品と博物館について学びます
【予習】自分の興味のある館の収集とコレクションについて調べてみること(120)
【復習】授業で学んだ項目内容を各自見直しておくこと(120)
13博物館資料の整理と管理
○資料の分類・登録方法、資料情報の管理について知ります
【実習】 資料カードの作成、コンディション・レポートの記入方法
【復習】資料の分類と登録方法について調べてみること(120)
【復習】授業で学んだ項目内容を各自見直しておくこと(120)
14文化財保護の歴史、文化財保護の法整備
○古社寺保存法、国宝保存法、文化財保護法について知ります
【予習】文化庁HP「文化財保護法関連規則」の「国宝又は重要文化財指定書規則(昭和25年文化財保護委員会規則第7号)」を閲覧する(120)
【復習】授業で学んだ項目内容を各自見直しておくこと(120)
15文化財保護の体系
○文化財保護の体系と文化財の種類、重要美術品に関する法律、国宝・重文・重要美術品について学びます
【復習】文化財保護の体系について見直しておくこと(120)
【復習】授業で学んだ項目内容を各自見直しておくこと(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
授業内小テスト50%60点以上を評価基準とする
課題発表・提出30%各自の担当館について、資料論の授業に基づいた発表になっているか。
授業態度20%私語、携帯電話の使用等
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『適宜資料を配布し、映像資料も利用』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『博物館学 Ⅰ 博物館概論*博物館資料論』大堀 哲、 水島 英治学文社2484978-4762022845
参考URL
1.授業内で適宜紹介
質疑応答
授業後に直接対応します。
オフィスアワー:水曜日2限 3417研究室(3号館4階) 内線3253 
email: muse.inoue@gmail.com
備考
授業中の私語、携帯電話の使用は禁止します。
画像
ファイル
更新日付2021/02/13 00:01:06