開講年度2021
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2013年度以降入学
健康栄養学科 2013年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
科目名道徳教育の理論と実践
担当教員榊原 博美
学期曜日時限秋学期 水曜日 1時限
チームコードze74v19
科目区分その他
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーL221-274-55
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
道徳教育のこれからを考える
授業の概要
現代社会における倫理観やモラルの低下、学校現場における「いじめ」問題等を背景に特別の教科「道徳」が実施されることになた。それをふまえ、これまでの学校教育における道徳の時間の問題点などについて、歴史的視点や実践面などから、望ましいあり方を考え、教科としての道徳について実践的に指導できる方法論を身につけることをねらいとする。
授業の到達
目標
1.道徳と道徳教育との関係について説明できる。
2.道徳の時間の問題点について指摘できる。
3.道徳教育のあり方について自分なりの視点から考えることができる。
4.特別の教科「道徳」に向けて実践的な授業を計画できる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業内試験と授業内課題(実技含む)
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1オリエンテーション
○自身の受けてきた道徳の時間について振り返る
・授業前アンケートの実施
【予習】シラバスを読み全体像を把握しておく。自身の受けてきた道徳の時間の内容を想起しておく(120)
【復習】憲法26条、教育基本法の該当条文の暗記(120)
2道徳の本質と道徳教育
○道徳とは何かについて把握する
・アンケート結果の分析 小テストの実施
【予習】道徳とは何かについて自分なりの意見をまとめておく(120)
【復習】小テストでの不明点を復習し身につける
(120)
3道徳教育の歴史①
○戦前修身の内容と問題点について把握する
・小テスト、ワークシートの記入、資料の読み込み
【予習】日本史の明治期以降について概略を学んでおく(120)
【復習】戦前修身の成立過程と内容について復習しておく(120)
4道徳教育の歴史②
○戦後道徳の成立過程(道徳特設まで)を把握する
・小テスト、ワークシートの記入、資料の読み込み
【予習】日本史の戦後について概略を学んでおく(120)
【復習】道徳特設までの流れをつかむ(120)
5道徳の時間の問題点
○道徳における二つの心の問題と読み物資料の問題点について
・小テスト、ワークシートの記入
【予習】道徳の時間で扱われた読み物資料について想起しておく(120)
【復習】読み物資料の改善策について考えておく(120)
6道徳性の発達理論①
○デュルケム、ピアジェ、コールバーグ
・小テスト、ワークシートの記入
【予習】心理学概論等で学んだ発達理論について調べておく(120)
【復習】人物ごとの道徳観についてまとめておく(120)
7道徳性の発達理論②
○モラルジレンマのワーク
・グループワークと課題の提出
【予習】ジレンマとはについて把握しておく(120)
【復習】グループワークと個人の発達段階との相違について考察する(120)
8道徳性の発達理論をふまえた実践
〇モラルジレンマストーリーと発達段階の診断
・グループディスカッションと課題の提出
【予習】ジレンマストーリーの構造について考える(120)
【復習】自分なりのジレンマストーリーを考える(120)
9道徳教科化の背景と問題点
○教科化の背景となった事件の概要と道徳での扱いについて
・ワークシートの記入と課題の提出
【予習】いじめ自殺事件等について過去の事件の概要を調べる(120)
【復習】道徳教科化の問題点について自分なりの考えをまとめる(120)
10学習指導要領と道徳
○学習指導要領における道徳の扱い
・資料の読み込みとワークシートの記入
【予習】学習指導要領総則、道徳編に目を通しておく(120)
【復習】キーワードの暗記(120)
11指導計画の立案(理論)
○指導計画立案の方法論を実につける
・資料の配布と解説
【予習】学習指導案について調べておく(120)
【復習】指導案の書き方を覚える(60)
資料から指導案を立案する(60)
12指導計画の立案(実践)
○与えられた題材で指導の実践
・グループ内発表と代表選出と実演
【予習】指導案の材料を用意する(120)
【復習】指導案にもとづく授業実践の構想を立てる(120)
13.模擬授業とその分析
○模擬授業の実演と相互評価
・全体発表と相互評価と講評
【予習】模擬授業の実演に向けた練習(120)
【復習】講評でのアドバイスに沿った自身の授業改善と練習(120)
14道徳授業の実際
〇中学校での授業の実際について学ぶ
・VTR視聴 課題提出
【予習】中学校の道徳教科書で該当単元を読み込み授業計画を想定しておく(120)
【復習】実際の授業と模擬授業との違いから学ぶべき点を把握しておく(120)
15まとめ
○道徳授業の改善策と評価の観点について
・最終課題の提出
【予習】これまでの学びの総点検(120)
【復習】今後に向けた計画(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
理論編の小テスト40%1回5点満点で8回行う(40点分)。0点が複数回の場合および24点以下は評価しない。(0点1回のみ自主課題提出で補充)
実践編のグループ課題40%10点分の課題が4回、グループの得点が出席している個人に加点される。
実践編の個人課題20%学習指導案10点(NGワードの使用は減点)、最終課題10点
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない・資料を配布する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『新モラルジレンマ教材と授業展開』荒木紀幸明治図書2460円
2.『中学校学習指導要領解説道徳編』文部科学省東洋館出版121円
参考URL
質疑応答
授業内およびオフィスアワー(火曜4限 G606研究室)で対応する。
備考
規則や規律を教える立場を目指す教職という免許に関わる授業であることを認識し、授業中に示された受講に対するルールを厳粛に守ること(守れない場合、受講を認めないことがある)。
私語、飲食、携帯(スマートフォン等)の使用は厳禁。理論と実践のバランスを評価する意図から小テストが複数回0点の場合と小テストの合計が24点以下の場合は単位認定しない。理論編で欠席する(公欠を除く)とその回の小テストが0点となるので注意すること。
画像
ファイル
更新日付2021/01/29 13:41:14