開講年度2021
開講学科心理学科 2013年度以降入学
2018年心身科学部心理学科
科目名臨床心理学a(臨床心理学概論)/臨床心理学a
担当教員牧田 潔
学期曜日時限秋学期 水曜日 5時限
チームコードt3e7bd7
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーY231-283-06
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
Y-DP1-1 多角的視点の形成(知識) ◎
Y-DP2-1 科学的視点の形成(知識) ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
臨床心理学の概要を学ぶ
授業の概要
臨床心理学は心理学のなかでも実践的な支援(援助)をもとに発展してきた学問である。臨床心理学はその成り立ちや方法論において独自性に富んでいる。本科目では臨床心理学を概観し、 ヒトのこころの動きを理解するとともにより専門的な科目(臨床心理関連の特殊講義や演習など)に繋げるための基礎的知識の定着をねらいとしている。
なお、授業は公認心理師・臨床心理士の資格を持ち臨床心理実務経験を有する者が行う。
授業の到達
目標
本科目は臨床心理学の学びを深めていくための基礎的知識(歴史、各種理論、適応の問題、主な心理査定・心理療法の内容など)を理解できること目標とする。下記項目を習得できることをめざす。
・臨床心理学の成り立ちを理解し、概説することができる
・臨床心理学の代表的な理論を理解し、その特徴や差異について説明することができる
・臨床心理学の側面からこころの理解を深め、生活(対人場面)のなかで生かすことができる
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・小レポートについては提出の次の回に全体に対して講義内にてフィードバックする。
・定期試験についてはメールにより受講生全体に対して今後の学修に関するアドバイスを行う。また、個別フィードバックを望む学生には個別対応する旨を全体に告知する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
適宜、実務経験から得られた内容ついて仮想の症例を用いて説明のなかに加えていく。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1臨床心理学の基本的概念Ⅰ
臨床心理学とは・臨床心理学の成り立ち
予習:教科書の「はじめに」を一読する(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
2臨床心理学の基本的概念Ⅱ
パーソナリティ理論(類型論,特性論),発達理論,生物心理社会モデル
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
3臨床心理学の基本的概念
心の病理学,科学者―実践家モデル
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
4アセスメントの理論と技法Ⅰ・臨床心理学的アセスメントⅠ
心理的アセスメントの歴史
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
5アセスメントの理論と技法Ⅱ・臨床心理学的アセスメントⅡ
面接法(面接),観察法(行動観察)
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
6アセスメントの理論と技法Ⅲ・臨床心理学的アセスメントⅢ
知能検査,発達検査,認知機能検査
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
7アセスメントの理論と技法Ⅳ・臨床心理学的アセスメントⅣ
性格検査(パーソナリティ検査)
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
8臨床心理学の代表的な理論と心理療法
代表的な心理療法の成り立ちと理論Ⅰ
精神分析と力動的心理療法・精神分析療法
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
9臨床心理学の代表的な理論と心理療法
代表的な心理療法の成り立ちと理論Ⅱ
行動理論と行動療法
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
10臨床心理学の代表的な理論と心理療法
代表的な心理療法の成り立ちと理論Ⅲ
人間性心理学と人間中心アプローチ・クライエント中心療法
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
11臨床心理学の代表的な理論と心理療法
代表的な心理療法の成り立ちと理論Ⅳ
認知理論と認知行動療法・認知療法
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
12臨床心理学の代表的な理論と心理療法
代表的な心理療法の成り立ちと理論Ⅴ
その他の心理療法の諸理論(遊戯療法,集団心理療法,家族療法)
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
13発達各期における心理臨床的課題
(発達障害,不登校・ひきこもり,摂食障害,自我同一性の障害)
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
14適応の問題・異常心理Ⅰ
気分(感情)障害(抑うつ障害,双極性障害など),統合失調症,心的外傷およびストレス因関連障害
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
15適応の問題・異常心理Ⅱ
パーソナリティ障害,不安症,強迫症,心身症,意識の障害,診断基準・国際的疾病分類(DSM,ICD)
予習:授業スケジュールにあわせて教科書(該当する章)を一読する。疑問点を挙げる(60)
復習:学習した内容をノートに整理する(60)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
授業態度と小レポート30%授業への積極性,内容への関心の高さ,思考力,発信力 等
定期試験70%講義内容理解度,および思考力
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『スタンダード臨床心理学』杉江征・青木佐奈枝 編サイエンス社3080978-4-7819-7360-5昨年度と教科書が変更しているので注意してください。
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『心とかかわる臨床心理』川瀬正裕・松本真理子・松本英夫 ナカニシヤ出版2420978-4-7795-0931-5昨年度から変更しているので注意してください。
参考URL
質疑応答
授業中・授業後もしくはオフィスアワーの時間に受け付けます。
備考
【重要】本科目は公認心理師の履修指定科目です。公認心理師コースを希望する学生は2年生次に受講してください。
【重要】本科目は言語聴覚士必修科目です。可能なかぎり2年生次に受講してください。
・「臨床心理学b(心理学的支援法)」の講義と関連性があります。両方受講すると理解が深まります。
・授業ではワークおよび小レポートを適宜取り入れていきます。
・新型コロナ感染防止等により授業形態が対面授業から変更した際は試験方法の変更もあり得ます。その際は授業内で周知していきます。
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更新日付