開講年度2021
開講学科グローバル英語学科 2013年度以降入学
科目名英語学概論 b
担当教員石川 弓子
学期曜日時限秋学期 月曜日 4時限
チームコード6ohnyxs
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーV231-138-22
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
グローバル社会で求められる英語でのコミュニケーション能力◎
収集したデータを様々な角度から分析・整理・表現し、問題を解決する能力◎
物事に主体的に取り組み、これまでに獲得した知識・技能、態度等を総合的に活用・適用して、自らが立てた課題を解決する能力◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
英語の構造や意味について学ぶ
授業の概要
英語の語彙や文の構造、人間の認知機能の仕組み、文脈、情報の新旧などと、語や文の意味の関係に関する理論や分析方法を学び、英語をただ暗記するのではなく、言語に対する多角的な視点や、論理的思考力を養います
授業の到達
目標
①語や文の構造についての研究の基礎知識を学び、分析することができるようになる
②ことばと認知の仕組み、文脈、談話の構造の関係について理論的に説明できるようになり、言外の意味や、喩えを用いた自然な文を理解することができるようになる
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
平常試験:採点後、授業中に答案を返却する
期末試験:成績発表日に講義連絡にて授業講評を送信する
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1【オリエンテーション】
本授業の概要を説明します
【人間のことばと言語研究(第2章)】
人間のことばの特徴と、言語学の研究分野について学びます
【形態論 (1) 意味の最小単位と語形成 1 (第10章)】
形態素と複合、派生について学び、複合語や派生語の構造を分析します
【予習】シラバスを読んで、授業の概要について把握する(20)
【復習】①教科書pp.10~17、pp.74~79を熟読する、②教科書p.17の課題を解く、③②配布資料の問題をもう一度解く(180)
2【形態論 (2) 語形成 2 (第10章)】
転換、逆成、短縮、混成、頭字語、借用について学び、これらの語形成によってできた語の分析をします
【予習】教科書pp.79~81を熟読する(30)
【復習】①教科書pp.79~81を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.81の課題を解く(180)
3【統語論 (1) 文ができるしくみ(第11章)】
統語論の歴史と用語、句構造規則について学びます
【予習】教科書pp.82~89を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.82~89を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.89の課題を解く(180)
4【統語論 (2) 句の内部構造(第12章)】
句の内部構造、構成素テストについて学び、句の構造を分析します
【予習】教科書pp.90~93を熟読する(30)
【復習】①教科書pp.90~93を読み直す、②配布資料の問題を解く(180)
5【統語論 (3) 文の内部構造 1 (第12章)】
文の内部構造について学び、文の構造を分析します
【予習】教科書pp.94~97を熟読する(30)
【復習】①教科書pp.94~97を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.97の課題を解く(180)
6【統語論 (4) 文の内部構造 2 (第12章)】
文の内部構造について学び、文の構造を分析します
【予習】教科書pp.98~105を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.98~105を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.105の課題を解く(180)
7【統語論 (5) 普遍文法と原理変数理論 (プリント教材)】
統語論の総まとめと、普遍文法と原理変数理論について学び、母語獲得の過程について考察します
【予習】①前回授業で出された樹形図を書く問題を解いてくる、②教科書の試験範囲、配布資料を熟読し、授業時に分からないところを質問できるように準備する(180)
8【認知意味論 (1) ことばの意味と語の間の意味関係(第14章)】
構造主義、概念説について学び、ことばの意味を分析します。同義性、反義性、上下関係、フレーム意味論について学び、語の間の意味関係を分析します
【予習】教科書pp.106~113を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.106~113を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.114の課題を解く(100)
9【平常試験】
試験範囲: 教科書第2章、第10~12章、配布資料
【認知意味論 (2) 意味の拡張(第15章)】
メタファー、メトニミー、シミリーについて学び、語の意味がどのようにして拡張するかを分析します
【予習】教科書の試験範囲、配布資料を熟読し、平常試験に備える(210)
【復習】①教科書pp.114~121を熟読する、②配布資料の問題と教科書p.121の課題を解く(180)
10【平常試験の見直し】
【認知意味論 (3) 意味と主観性(第16章)】
ことばの意味と人間の主観の関係について学び、日本語と英語の表現方法の違いを分析します
【予習】教科書pp.122~129を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.122~129を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.129の課題を解く(180)
11【語用論 (1) ことばの意味とコンテクスト(第17章)】
明意と暗意について学び、発話の文字通りの意味と含意について分析します
【予習】教科書pp.130~137を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.130~137を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.137の課題を解く(180)
12【語用論 (2) グライスの協調の原理発話行為論(第20章)】
ことばのやりとりにおけるルールについて学び、どのようにして発話の含意が伝わるかを分析します
【予習】教科書pp.154~160を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.154~160を読み直す、②教科書p.160の課題を解く(180)
13語用論 (3) 発話行為論(プリント教材)】
発話の機能について学び、どのようにして発話の含意が伝わるかを分析します
【予習】教科書pp.130~160を再読する(60)
【復習】①プリント教材を読み直す、②配布資料の問題を解く(180)
14【談話分析 (1): 結束性 (第18章)】
結束性について学び、まとまりのある文章を書くための規則を身につけます
【予習】教科書pp.138~145を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.138~145を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.145の課題を解く(180)
15【談話分析 (2): 情報構造 (第19章)】
情報構造について学び、情報を正しく、相手に伝わりやすい順に提示する方法を身につけます
【予習】教科書pp.146~153を熟読する(60)
【復習】①教科書pp.146~153を読み直す、②配布資料の問題と教科書p.153の課題を解く(60)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
平常点20%授業態度、授業参加度を評価する。具体的には、授業内活動への積極的な取り組み、積極的に自ら発言する姿勢を評価する。
平常試験40%第9回に教科書第2章、第10~12章、配布資料を範囲として、選択問題、穴埋め問題、記述問題等を出題し、その得点から学修項目の理解度を評価する。
期末試験40%第13~20章、配布資料を範囲として、選択問題、穴埋め問題、記述問題等を出題し、その得点から学修項目の理解度を評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『はじめての英語学 改訂版』長谷川瑞穂研究社2,500円978-4-327-40165-8丸善にて販売・春秋共通
参考書
  ・
参考資料
参考URL
質疑応答
授業中、またはオフィスアワー(毎週月曜2限目)に研究室(3319)にて受け付けます。
なるべく事前に直接、またはE-mailにてアポイントメントを取るようにしてください。
備考
・教職課程履修者、3年次に社会言語学、日英語比較論の履修を希望する者は、本講義を履修することが望ましい
・30分以内の遅刻は累計3回で欠席1回と同等とみなし、欠席6回で失格とします。
・公欠等の止むを得ない事情により平常試験を受験できないときは、メール等で直ちに受験できない旨と理由を連絡して下さい。教員が認めた場合に限り、追試験を受験することができます。
・平素の授業において公欠となるのは、「公欠届」を提出した場合に限ります。「就職活動証明書」は考慮の対象とするので、忘れずに提出すること。
画像
ファイル
更新日付2021/02/05 17:17:00