開講年度2021
開講学科日本文化学科 2013年度以降入学
科目名日本語の教育Ⅱ
担当教員三木 理
学期曜日時限秋学期 火曜日 1時限
チームコードikthn7w
科目区分選択
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーN331-139-51
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
N-DP1-1 文化説明能力の修得 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
日本語を外国語として教えるための知識と技術を身につける。
授業の概要
「日本語の教育Ⅰ」で学習したことを前提として、実際に外国人に日本語を教えるために必要な知識、注意点、技術等について解説していきます。毎回課題を出し、授業中に提出してもらいます。受講にあたっては、「日本語の教育Ⅰ」を受講しておくこと。その他「日本語学」「日本語の音声」「日本語の文法」等の科目を受講しておくほうが、より理解が深まり、有益ではないかと思います。
授業の到達
目標
・日本語を外国語として教えるための知識と技術を身につけ、実践の際に役立てることができる。
・日本語に関する様々な問題点を、学習者の立場で考え、解決することができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
「講義連絡」を利用して、期末試験の解答状況と最終評価に関する説明を行います。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1授業の進め方と諸注意/音声と音声器官
・本授業の内容と注意事項について説明します。
・音声と音声器官・日本語の音声はどのようにして作られているのか、説明します。
[予習]シラバスを熟読する。また、文献や諸資料を参照し、音声について把握する。(60)
[復習]音声について授業内容を確認し、必要に応じて文献や諸資料を参照し、理解を深める。(150)
2母音と子音
・日本語の母音と子音について、他言語との相違点も含めて説明します。
[予習]文献や諸資料を参照し、日本語の母音と子音について把握する。(60)
[復習]日本語の母音と子音について授業内容を確認し、必要に応じて文献や諸資料を参照し、理解を深める。(150)
3音節と拍、リズム
・日本語の音節と拍、リズムについて、他言語との相違点も含めて説明します。
[予習]文献や諸資料を参照し、日本語の音節、拍、リズムについて把握する。(60)
[復習]日本語の音節、拍、リズムについて授業内容を確認し、必要に応じて文献や諸資料を参照し、理解を深める。(150)
4音素
・単語の意味の区別に関わる最小単位である音素について、他言語との相違点も含めて説明します。
[予習]文献や諸資料を参照し、音素について把握する。(60)
[復習]日本語の音素について授業内容を確認し、必要に応じて文献や諸資料を参照し、理解を深める。(150)
5アクセント・イントネーション・ポーズ・スピード
・日本語のアクセント、イントネーションなどの韻律的特徴について、他言語との相違点も含めて説明します。
[予習]文献や諸資料を参照し、日本語のアクセント等について把握する。(60)
[復習]日本語のアクセント等について授業内容を確認し、必要に応じて文献や諸資料を参照し、理解を深める。(150)
6音声の教育・指導法1
・日本語の音声に関して、学習者に対する導入・練習の問題点を説明します。
[予習]第2回~第5回のプリントを熟読し、学習内容について確認する。(60)
[復習]日本語の音声とその教育・指導について、これまでの授業内容を確認し、理解を深める。(150)
7音声の教育・指導法2
・日本語の単音、リズム、アクセントの導入・指導例について説明します。
[予習]第2回~第6回のプリントを熟読し、学習内容について確認する。(60)
[復習]日本語の音声とその教育・指導について、これまでの授業内容を確認し、理解を深める。(150)
8音声の教育・指導法3
・英・中・韓の各学習者の発音上の特徴と、誤用や違和感の原因、指導法について説明します。
[予習]第2回~第7回のプリントを熟読し、学習内容について確認する。(60)
[復習]日本語の音声とその教育・指導について、これまでの授業内容を確認し、理解を深める。(150)
9文字・表記1
・日本語で用いられる文字について説明します。
[予習]文献や諸資料を参照し、日本語の文字について把握する。(60)
[復習]日本語の文字・表記について授業内容を確認し、必要に応じて文献や諸資料を参照し、理解を深める。(150)
10文字・表記2
・日本語で用いられる文字の表記規則について説明します。
[予習]文献や諸資料を参照し、日本語の表記の規則について把握する。(60)
[復習]日本語の文字・表記について授業内容を確認し、必要に応じて文献や諸資料を参照し、理解を深める。(150)
11文字・表記の教育・指導法
・日本語の文字と表記に関して、学習者に対する導入・指導例と問題点を説明します。
[予習]前回のプリントを熟読し、学習内容について確認する。(60)
[復習]日本語の文字・表記とその教育・指導について、これまでの授業内容を確認し、理解を深める。(150)
12文法
・文法の指導で必要となる文法項目について説明します。
[予習]文献や諸資料を参照し、文法項目について把握する。(60)
[復習]文法項目について授業内容を確認し、必要に応じて文献や諸資料を参照し、理解を深める。(150)
13文法の指導法1
・日本語の文法に関して、学習者に対する導入・指導例と問題点を説明します。
[予習]前回のプリントを熟読し、学習内容について確認する。(60)
[復習]日本語の文法とその教育・指導について、これまでの授業内容を確認し、理解を深める。(150)
14文法の指導法2
・引き続き、日本語の文法に関して、学習者に対する導入・指導例と問題点を説明します。
[予習]第12回~第13回のプリントを熟読し、学習内容について確認する。(60)
[復習]日本語の文法とその教育・指導について、これまでの授業内容を確認し、理解を深める。(150)
15ここまでのまとめ
・ここまでの授業内容について、試験形式で復習します。
[予習]前回までのプリントを熟読し、内容について確認する。(300)
[復習]問題に出てきた内容を含め、これまでの授業内容を確認し、理解を深め、試験に備える。(360)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験50%試験の各設問に対して、的確な解答が書けているかどうか。授業内容が理解できているかどうか。
授業参加度25%授業後に実施する課題について、的確な解答が書けているかどうか。授業内容が理解できているかどうか。
授業態度25%授業に積極的に参加する態度が見られるかどうか。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中プリントを配布します。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『日本語教育実践』鮎澤孝子編凡人社1900978-4-89358-878-4
2.『日本語教育法概論』東海大学留学生教育センター編東海大学出版社2800978-4-486-01665-3
3.『みんなの日本語 初級Ⅰ』スリーエーネットワーク2500978-4-88319-603-6
参考URL
質疑応答
原則として授業終了後に教室で対応します。
備考
・授業中の私語は厳禁します。私語は講師ならびに受講者に対する重大かつ悪質な妨害行為です。
・上記以外の参考文献については、授業時に適宜紹介します。
・毎回確実に出席し、期末試験を受け、単位取得を目指す熱意のある学生のみ登録・受講してください。特に4年生の中には、登録のみでほとんど出席しない学生や、期末試験の時期になると単位不足を訴え、卒業を陳情してくる学生が見受けられますが、それらはいずれも無意味かつ迷惑な行為であるとご理解ください。
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更新日付2021/02/08 12:06:24