開講年度2021
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2013年度以降入学
健康科学科 2015年度以降入学
健康栄養学科 2013年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
2021年度文学部グローバル英語学科
2021年度文学部英語英米文化学科
科目名心理学Ⅱ
担当教員石川 雅健
学期曜日時限秋学期 火曜日 2時限
チームコードhesvp33
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB131-285-02
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP3-3 課題発見力 ◎
B-DP3-5 問題解決力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
心理学の基礎的な領域と人間の行動メカニズムの関係性及びその考え方について
授業の概要
 心理学は行動の科学と言われています。人の行動は、その人が置かれている環境的要因とその人の個人的要因が複雑に絡み合って決まると言われていますが、その行動を引き起こす心の仕組みや働きをさまざまな視点から科学的に解明しようとする学問が心理学です。
 心理学Ⅱでは多岐にわたる領域の中から、発達の領域を中心に人が発達をしていく過程を段階別に学んで生きます。また、その発達段階の中でどのようにして対人認知や態度変容が起こるのかについて学んでいきます。さらに、人が正常な発達過程において障害又は異常な状況が生じたとき、その人の心理や行動がどのように変化していくのかも学んでいきます。
 なお、本講義では、公的機関や企業、病院、学校における臨床心理士(セラピスト、スクールカウンセラー)として務めてきた実務経験を講義内容に反映し、進行します。
 
授業の到達
目標
 人が発達していく段階でどのような自己概念(自我)を確立していくのかを説明できる。さらに、適切な社会性やコミュニケーション力を身につけていくことも学ぶことで、今後の日常生活(集団生活)において、より良い対人関係の構築へとつながる。また、発達段階の途中で予期せぬ事態等が発生し、障害を持ってしまった人がどのような心理的過程を経て、自分の障害を受け入れていくのかを理解することで適切な支援を行うことができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日以降に講義連絡にて授業講評を送信します。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
担当者は、公認心理師であり、これまで臨床心理士として、スクールカウンセラー、企業や病院のセラピスト等を務めてきた経験をもとに、カウンセリングする側からの観点も含めて講義をしていきます。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「ガイダンス」
 :授業方針の説明
「心理学とは」
 :心理学とは何を明らかにする学問かを学び
  ます
(予習)テキスト序章を読んで、授業内容を把握
    をする(30)
(復習)心理学が何を対象にしているのかを確
    認する(60)
2発達について」①
 :発達とは何か、そのメカニズムについて学び
  ます
(予習)テキスト11章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)発達の定義と規定要因について確認す
    る(60)
3「発達について」②
 :代表的な発達段階の考え方について学びま
  す
 :代表的な発達課題の理論について学びます
(予習)テキスト11章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)発達の段階と課題についての考え方を
    確認する(60)
4「発達について」③
 :胎児期から乳児期の発達過程を学びます
(予習)テキスト12章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)胎児期から乳児期の発達段階の特徴を
    確認する(60)
5「発達について」④
 :児童期の発達過程を学びます
(予習)テキスト13章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)児童期の発達段階の特徴を確認する
     (60)
6「発達について」⑤
 :青年期から成人期の発達過程を学びます。
(予習)テキスト14章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)青年期から成人期の発達段階の特徴を
    確認する(60)
    する
7「発達について」⑥
 :中年期から高齢期の発達過程を学びます
(予習)テキスト15章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)中年期から高齢期の発達段階の特徴を
    確認する(60)
8「自己認識について」
 :自己認識の仕組みについて学びます
(予習)テキスト16章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)自尊感情とそれを維持する方法を確認
    する(60)
9「対人認知について」
 :他者を理解する手段を学びます
(予習)テキスト17章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)他者を理解するためのメカニズムとその
    特徴を確認する(60)
10「原因帰属について」
 :人の特定の行動の原因について考えるここ
  ろの働きを学びます
(予習)テキスト18章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)人はなぜ、自他の特定の行動の原因を
    考えようとするのかを確認する(60)
11「態度変容について」
 :態度の変化に関するこころの仕組みについ
  て学びます
(予習)テキスト19章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)態度の心理学的な定義や機能について
    確認する(60)
12「対人的影響について」
 :人が他者から受ける影響について学びます  
(予習)テキスト20章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)他者からの影響を強く受ける要因を確認
    する(60)
13「心の問題とケアについて」①
 :臨床心理学の着眼点について学びます
 :主なこころの病について学びます
 :社会的弱者といわれる人のケアについて
  学びます           
(予習)テキスト28章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)臨床心理学の目的について確認する
    併せて、適切な支援方法の基本的考え方
    について確認する(60)
14「心の問題とケアについて」②
 :臨床心理学の着眼点について学びます
 :主なこころの病について学びます
 :社会的弱者といわれる人のケアについて
  学びます           
(予習)テキスト28章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)臨床心理学の目的について確認する
    併せて、適切な支援方法の基本的考え方
    について確認する(60)
15「授業のまとめ」
 :授業全体を振り返ります
(予習)試験対策として、これまでの講義内容の確認する   
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験40%定期試験では、授業内に取り扱った内容について出題し、その理解の度合いを評価します。
その他(小テスト、受講態度、授業での積極性および参加度)60%授業での課題への取り組みや積極性について4点×15回を基準として算出します。なお、欠席は1回に付き10点減点、遅刻・早退は3点減点します。ただし遅刻・早退3回で欠席1回分とします。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『エッセンシャルズ心理学(第2版)』二宮克美・山本ちか・太幡直也・松岡弥玲・菅さやか福村出版2,600+税978-4-571-20086-1
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『べーシック心理学』二宮克美、山田ゆかり、譲西賢、天野寛、山本ちか、高橋彩医歯薬出版株式会社2800+税 978-4-263-42164-2
2.
参考URL
質疑応答
原則として、質問は講義の前後で受け付けます。もしくは、オフィスアワー火曜日12:15~12:45を利用して下さい(心理学研究室)。または、ishikawa@dpc.agu.ac.up へ連絡して下さい。
備考
*受講計画にかかわる情報 :心理学Ⅱの履修には、春学期開講の心理学Ⅰの単位取得済みであることが望ましい。
*30分以上の遅刻は欠席として、遅刻および中途退室3回で欠席1回扱いとします。
*授業中の私語、携帯電話、スマートフォン、タブレットの使用は禁止します。
*開講回数1/3以上欠席した場合、定期試験の受験資格はありません。
*レポートおよび定期試験の記入の際には、ボールペンを使用してください。(鉛筆不可)

 
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更新日付2021/02/16 10:06:47