開講年度2021
開講学科2021年度歯学部歯学科
2020年度歯学部歯学科
科目名化学Ⅰ C
担当教員来住 準一
学期曜日時限春学期 火曜日 3時限
チームコード
科目区分必修
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバー
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス楠元キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
専門科目への橋渡し
授業の概要
準備教育モデル・コア・カリキュラム(平成13年3月、以下「準備コアカリ」と略)に準拠し、専門科目を学ぶ上で必要となる基礎学力を身につけることをめざします。授業毎に詳細な「今日の学習目標」を配布し、宿題を課します(未提出の場合は減点)。授業のはじめに、前回の学習内容について確認テストを実施しますので、復習をしっかりすることを心がけて下さい。なお、授業は2限(3・4限)連続で行ないます(従って、実習も2限連続で行ないます)。詳細な日程表については4月最初の授業時に配布します。
授業の到達
目標
授業では講義・演習・実習が三位一体となり、有機的に連携させることにより理解度の向上をめざします。講義では、高校化学の学習内容を踏まえながら、原子の構造、電子配置、化学結合、分子間力、酸・塩基、化学平衡、物質の三態、気体の各種法則、緩衝作用などが説明できること、溶液の濃度や緩衝液のpH計算ができる、などを目標とします。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・確認テストは実施後に問題の解説をし、採点後の答案を返却します。
・中間試験については授業の中で解説と講評をします。
・期末試験については結果発表後、適当な時期に、講義室にて試験問題の解説と講評をします。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1物質の構造と性質(教科書第1章 p.3-32、p337-390、p340-342))
物質の性質(単体・化合物・混合物、物質の三態、物理的変化と化学的変化)、物質の測定(有効数字、換算係数法、SI接頭語、密度・比重)
(準備コアカリ:国際単位系(SI))
 
【予習】テキストのページを事前に読んでおくこと。(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出する。(60)
2エネルギー(教科書第2章p.36-57)
エネルギーの種類(運動エネルギー、ポテンシャルエネルギー、熱エネルギー、電磁エネルギー)、熱と温度、エネルギー保存の法則、熱力学第2法則、エントロピー 
(準備コアカリ:仕事とエネルギー、熱力学第一・第二法則)
【予習】テキストのページを事前に読んでおくこと。(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出する。(60)
3化学結合(教科書第3章 p.60-86)
・原子の構造:原子の内部構成、同位体、同素体、原子量,分子量 
・電子配置、原子軌道、原子の周期律 
(準備コアカリ:原子・分子の概念、原子の構造と量子数、元素の周期律)
【予習】テキストのページを事前に読んでおくこと。(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出する。(60)
4原子の結合⇒(教科書第4章 p.90-117)
・化学結合(イオン結合、共有結合、配位結合、金属結合)、ルイスの点電子図 、電気陰性度
・分子間力(水素結合、ファンデルワールス力)
・化学式と命名法
(準備コアカリ:化学結合の種類)
【予習】テキストのページを事前に読んでおくこと。(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出する。(60)
5・分子模型の作製(プリント配布)
・エタノールパッチテスト(実験)
【予習】アルコール(エタノール)の代謝に関与する酵素について調べておくこと。(30)
【復習】分子模型(無料配布)を用いていろいろな分子をつくる。(60)
6化学反応式とモル(教科書第5章 p.120-143)
・化学反応式と化学量論  
【予習】テキストのページを事前に読んでおくこと。(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出する。(60)
7物質の三つの状態(教科書第6章 p.149-177)
・物質の状態(固体、液体) 
・圧力の単位(mmHg、atm、torr、Pa)
(準備コアカリ:国際単位系)
・気体の性質に関する法則(ボイルの法則、シャルルの法則、モル体積、理想気体の法則、グレアムの気体流出の法則、ヘンリーの法則、ドルトンの分圧の法則など)
(準備コアカリ:理想気体の法則)
【予習】テキストのページを事前に読んでおくこと。(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出する。(60)
8化学反応と化学平衡(教科書第9章 p.230-255)
・活性化エネルギー、発熱反応・吸熱反応、反応速度に影響を与える因子、化学平衡、ルシャトリエの原理  
【予習】テキストのページを事前に読んでおくこと。(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出する。(60)
9水、溶液、コロイド(教科書第10章 p.261-278)
・水の性質、3つの重要な混合物(溶液、コロイド、懸濁液)、溶液、電解質と非電解質
【予習】テキストのページを事前に読んでおくこと。(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出する。(60)
10溶液の濃度(教科書第11章pp.280-286、p.292-295)
・水溶液の濃度(モル濃度、w/v%濃度)、水溶液の希釈 
【予習】テキストのページを事前に読んでおくこと。(30)
【復習】今日の学習内容について、ノートや配布プリントをもとにまとめ、理解する。(60)
11光と化学(配布プリント)
・光子のエネルギー、波長と振動数、物質の色と吸収光の波長の関係、比色法
【予習】光(電磁波)について調べておく。(30)
【復習】今日の学習内容について、ノートや配布プリントをもとにまとめ、理解する。(60)
12酸と塩基①(教科書第12章 p.306-326)
・酸と塩基の定義、酸と塩基の強さ、酸の命名、中和反応
【予習】テキスト書のページを事前に読んでおくこと。(30)
【復習】授業内容を確認して理解を深め、配布プリントに記載の宿題を次回提出する。(60)
13酸と塩基②(教科書第12章 p.306-326) 
・水のイオン化、水のイオン積、pHの計算
【予習】テキストのページを事前に読んでおくこと。(30)
【復習】今日の学習内容について、ノートや配布プリントをもとにまとめ、理解する。(60)
14緩衝作用①(教科書第12章 p.327-330、プリント)
・緩衝溶液(緩衝剤)とは、緩衝液のpH計算
(準備コアカリ:電解質溶液と電離平衡)
【予習】テキストのページを事前に読んでおくこと。(30)
【復習】今日の学習内容について、ノートや配布プリントをもとにまとめ、理解する。(60)
15緩衝作用②(教科書第12章 p.327-330、配布プリント)
・生体の緩衝系
(準備コアカリ:電解質溶液と電離平衡)
【復習】今日の学習内容について、ノートや配布プリントをもとにまとめ、理解する。(60)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
確認テスト(持込み不可)20%授業の始めに前回学習内容にする基本的な問題を出題するのでこれを解き、満点の60%以上をとること。
中間試験(持込み不可)30%授業内容(1-7回)を理解したかどうかを確認する基本的な問題(穴埋め、計算など)を出題するのでこれを解き、満点の60%以上をとること。
期末試験(持込み不可)50%授業内容(8-15回)を理解したかどうかを確認する基本的な問題(穴埋め、計算など)を出題するのでこれを解き、満点の60%以上をとること。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『生命科学のための基礎化学~無機物理化学編』M.M.Bloomfield、伊藤俊洋他訳 丸善出版無償配布978-4-621-04041-6
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『マクマリー生物有機化学基礎化学編』菅原二三男監訳丸善出版4800+税978-4-621-08895-1
2.『演習誰でもできる化学濃度計算実験・実習の基礎 』立屋敷哲丸善出版無償配布978-4-621-30312-2
参考URL
質疑応答
・授業終了後に質問を受けつけます。化学の授業が無い場合、月曜日から木曜日(春期)の授業終了後であれば可能です。
・最初の講義で周知するメールアドレスまで問い合わせて下さい(予約可)。
備考
・講義は、学習効率を高めるため、3クラスに分割して行ないます。
・やむをえず欠席する場合は、必ず連絡して下さい。
・授業中の私語やスマートフォンなどの操作を厳禁します。
・受講者の理解度に応じて進度や内容は調整されることがあります。
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更新日付2022/01/26 17:17:50