開講年度2021
科目名隣接臨床医学
科目ナンバーD611-480-1
開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
部門専門  
開講種別春学期
対象学年6年
担当者後藤 滋巳
実務経験教員
関連性が高いディプロマ・ポリシー⑥チーム医療の基礎的知識
単位数3
曜日・時限


コーディネーター
担当講座
歯科矯正学講座(コーディネート:学部長)
担当者
木村 宏之、加藤 裕史、杉浦 真弓、尾崎 紀夫、吉田 統彦、伊藤 幹子、永谷 祐子、高橋 真理子
授業の概要
(目的)
(1回目歯科心身医学) 精神科診断について理解できる。パーソナリティ障害について理解できる。終末期医療について理解できる。
(2回目皮膚科学) 歯科、口腔外科領域に関連した皮膚疾患について理解を深めることを目的とする。
(3回目産婦人科学) 歯科医師に必要な生殖医学の知識を得る。
(4回目歯科心身医学) 歯科医療を実践する上で必要な精神医学の基礎知識を得る。
(5回目眼科学) 眼科学における解剖と生理、代表的疾患とその治療を理解する。
(6、8回目歯科心身医学) 心身医学とは、病気を抱えた病人の心理・社会・倫理面までを全人的に注目し、心身の相互作用を科学的に分析したうえで病態を把握し、それを治療に反映させる医学である。このような心身医学的視点を身につけ、歯科臨床で応用する基礎知識を学ぶ。
(7回目整形外科学) 歯科に関連が深い、骨・関節、運動器疾患についての知識を修得する。
(9、10、11回目耳鼻咽喉科学) 耳鼻咽喉科と歯科は取り扱う部位が非常に隣接しており、解剖的、機能的など極めて関係が深い。従って歯科医として是非知っておいた方が良い耳鼻咽喉科領域の解剖、生理、病態、主要疾患について講義する。
教材(教科書、
参考書等)
※添付ファイルを参照
講義(実習)
の方法・形式
(1回目歯科心身医学) パワーポイントを使用して講義を行う。
(2回目皮膚科学) プリントとスライドによる講義形式。
(3回目産婦人科学) 講義(スライド)。
(4回目歯科心身医学) パワーポイントプレゼンテーションによる講義。
(5回目眼科学) PCとビデオ使用 ・全体講義形式。
(6、8回目歯科心身医学) パソコン、スライドを使用する。毎回、資料を配布する。
(7回目整形外科学) スライドを用いての講義。
(9、10、11回目耳鼻咽喉科学) 講義が主体。スライドやビデオ、プリントを使用する。
必要機器
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1【講義項目】
歯科領域における精神疾患の診断、面接および終末期医療
【一般目標(GIO)】
精神科診断、面接を習得する。終末期医療について習得する。
【講義内容】
精神科診断
【到達目標(SBOs)】
1)医療面接について説明できる。
2)精神科診断の基本について説明できる。
3)パーソナリティ障害について説明できる。
終末期医療
【到達目標(SBOs)】
終末期医療について説明できる。
木村 宏之
2【一般目標(GIO)】
歯科、口腔外科領域に関連した皮膚疾患(金属アレルギー、炎症性皮膚疾患、皮膚腫瘍、感染症、紫外線による影響など)を理解する
【講義内容】
金属アレルギー。炎症性皮膚疾患、皮膚腫瘍、感染症、紫外線による皮膚障害などについて、具体的な症例写真を提示し、説明する。
【到達目標(SBOs)】
今回提示した事例を実際に診察した際に皮膚科専門医への受診を勧められる様になることを目標とする。
【予習・復習】
予習・復習については単回の講義であり、該当しない。
加藤 裕史
3【講義項目】
婦人科解剖と生殖内分泌
C-3-4-11, C-5-1
【到達目標(SBOs)】
女性生殖器の解剖、月経周期を理解する。
予習・復習:学習内容の確認(45分)
杉浦 真弓
4【一般目標(GIO)】
歯科医療を実践する上で必要な精神医学の基礎知識を得る。
【講義内容】
児童虐待への対応、自閉スペクトラム症、睡眠に関する知識と不眠の対処法、自殺危険因子としてのうつ病、遺伝と精神疾患について
尾崎 紀夫
5【講義項目】              解剖と生理及び白内障・緑内障・視神経炎・糖尿病網膜症・網膜剥離・加齢黄斑変性など代表的眼科疾患に加えて再生医療など最新の知見について【講義内容】            
・眼球及びその周囲の臓器の解剖について
・視覚の生理について
【到達目標(SBOs)】
上記に対しての理解
2P、22P、32P、64P       
予習:学習内容の確認をする(45分)。 C-3-4)-(6)①
【講義内容】     
・白内障とは
・白内障の治療(薬物,手術)
【到達目標(SBOs)】
上記に対しての理解
294P                 予習:学習内容の確認をする(45分)。E-16①
【講義内容】・緑内障とは
・緑内障の治療(薬物,手術)
・視神経炎とは
・視神経炎の治療(薬物)
【到達目標(SBOs)】
上記に対しての理解
302P、330P
予習:学習内容の確認をする(45分)。E-6①
【講義内容】・糖尿病網膜症とは・糖尿病網膜症の治療(薬物、手術)
・網膜剥離とは
・網膜剥離の治療(手術)
吉田 統彦
6【講義項目】
心身症総論
【一般目標(GIO)】
心身医学の概念を理解し、診断・治療に関する基本的知識を修得する。
【講義内容】
総論・診断・治療
【到達目標】
1)心身医学の概念と歴史、心身相関を説明できる。[E-5-3)①]2)医療面接で精神・心身医学的病態を把握し心身症の診断に必要な情報を収集するポイントを説明できる。[E-5-3)②]
3)基本的心理検査が説明できる。[E-5-3)③]
4)心身医学的治療法を説明できる。[E-5-3)⑥]
【予習・復習】
シラバスを読み授業の要点を予習、把握する(15分)。授業の内容を整理してまとめを作成する(30分)。
伊藤 幹子
7【講義項目】
整形外科疾患
【講義内容】整形外科疾患のなかでも特に関節リウマチ、骨粗鬆症について講義する。E-6 ②永谷 祐子
8【講義項目】
歯科心身症
【一般目標(GIO)】
歯科心身症の病態・診断・治療を理解するために必要な知識を修得する.精神科医師と連携するために必要な医学知識を修得する。
【講義内容】
代表的歯科心身症,コンサルテーション・リエゾン精神医学
【到達目標(SBOs)】
1)舌痛症,非定型歯痛などを説明できる。[E-5-3)④]
2)慢性疼痛,神経障害性疼痛,非歯原性歯痛を
説明できる。[E-2-4)-(10)⑪]
3)歯科治療恐怖症、口臭症,口腔異常感症を説明できる。[E-5-3)⑤
4)コンサルテーション・リエゾン精神医学における患者中心のチーム医療の意義を説明できる。[A-5-1)①]
5)精神科への紹介を行うための注意を説明できる。[A-5-1)②]【予習・復習】
シラバスを読み授業の要点を予習、把握する(15分)。
授業の内容を整理してまとめを作成する(30分)。
伊藤 幹子
9【講義項目】
耳科学
【一般目標(GIO)】
耳の構造及び生理機能とその機序、疾患を理解する。
【講義内容】
耳科学の解剖、生理、疾患について
【到達目標(SBOs)】
解剖、構造、機能、疾患が説明できる。
【予習・復習】
予習)講義を担当する項目を確認し予習する(15分)。
復習)講義内容を復習する(15分)。疑問点について教科書や参考書を使って勉強する(15分)。 
【コアカリ】
C-3-4)-(5)(6)、C-4-1)①-⑤, C-5-5)①-④, C-6-3)①②, E-6①②
高橋 真理子
10【講義項目】鼻科学
【一般目標(GIO)】
鼻の構造および生理機能とその機序、疾患を理解する。
【講義内容】
鼻科学の解剖、生理、疾患について
【到達目標(SBOs)】
解剖、構造、機能、疾患が説明できる。
【予習・復習】
予習)講義を担当する項目を確認し予習する(15分)。
復習)講義内容を復習する(15分)。疑問点について教科書や参考書を使って勉強する(15分)。
【コアカリ】
C-3-4)-(8)①、C-4-1)①-⑤、C-4-2)①-⑦, C-5-5)①-④, E-6
高橋 真理子
11【講義項目】
口腔咽頭喉頭科学・頭頸部腫瘍
【一般目標(GIO)】
口腔咽頭喉頭の構造および生理機能とその機序、疾患を理解する。頭頸部の基本的な構造および機能、疾患を理解する。
【講義内容】
口腔咽頭喉頭科学・頭頸部外科学の解剖、生理、疾患について【到達目標(SBOs)】解剖、構造、機能、疾患が説明できる。【予習・復習】
予習)講義を担当する項目を確認し予習する(15分)。
復習)講義内容を復習する(15分)。疑問点について教科書や参考書を使って勉強する(15分)。
【コアカリ】
C-3-4)-(4)⑤(8)④、C-4-1)①-⑤、C-5-5)①-④、C-5-6)①-⑥、E-2-2)①-⑩、E-2-4)、E-6)①②、 E-6
高橋 真理子
留意事項
(1回目歯科心身医学) 授業態度等に問題がある場合は、レポート提出を課する。
(2回目皮膚科学) 特になし
(3回目産婦人科学) 妊娠の高年齢化がすすんで、2019年の出生数は86万4千件に減少した。少子化の日本における生殖医療の課題について考えていただく。
(4回目歯科心身医学) 他の歯科心身医学講義との関わりを重視して欲しい。
(5回目眼科学) 講義の内容を整理し、教科書にて自主学習を行い、試験に臨んでほしい。また、必要がある場合はレポートを作成してほしい。
(6、8回目歯科心身医学) 授業態度に問題がある場合はレポート提出などを課す。
(7回目整形外科学) 整形外科は硬組織を扱う点で歯科との関連が深い。歯科臨床において役立つ整形外科疾患の知識を獲得して欲しい。
(9、10、11回目耳鼻咽喉科学) 講義担当や日程が変更する場合がある。
授業以外の
学習方法
(1回目歯科心身医学)教科書・参考書を読み、授業の予習をすることが出来る。授業後は、授業内で説明した重要項目について重点的に学習する。
(2回目皮膚科学) 特になし
(3回目産婦人科学) なし
(4回目歯科心身医学) 必要に応じて標準精神医学(医学書院)を参照。
(5回目眼科学) 教科書を利用し、必要に応じてインターネットを使用することも勧められる。
(6、8回目歯科心身医学)シラバスを参考にして、教科書(p.298~321)を読み、授業の予習をすることができる。講義で配布した資料を中心に参考書などでより深く学習することができる。
(7回目整形外科学) 参考書の利用
(9、10、11回目耳鼻咽喉科学)図書室に、耳鼻咽喉科に関する図書があるので参考にする。1回の授業について、授業時間に等しい時間の予習と復習が必要である。
成績評価方法
定期試験
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ファイル
令和3年度学外者シラバス【隣接臨床医学】教科書・参考書.pdf
更新日付2021/12/07 18:52:30