開講年度2021
開講学科文学研究科宗教学仏教学専攻博士前期課程-2004
科目名仏教学仏教史学研究(Ⅱ) 講義
担当教員石田 尚敬
学期曜日時限通年 ダミー(曜日区分) ダミー(時限)
科目区分
授業形態講義
対象学年1年
単位数4
科目ナンバー
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
チベット仏教および密教を学ぶ
授業の概要
チベットでは、8世紀のインド仏教の導入以来、現在まで仏教の伝統が綿々と受け継がれています。本講義では、チベット仏教について、「インド仏教の継承」と「独自の仏教文化」というふたつの側面から理解を深め、その歴史的展開を把握することを目的とします。また、チベット大蔵経など、チベット仏教を研究する際の資料についても知識を深め、チベット仏教研究の基本的能力を身につけることも目的とします。さらに、チベット仏教と密接に関わる密教についても解説します。
授業の到達
目標
チベット仏教について、その思想と歴史的展開について理解できる。また、チベット仏教を研究する際の資料について把握し、チベット仏教を研究する基礎的能力を身につける。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
定期試験の結果について、成績発表時にWebcampusを通じて講評を行う。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画(春)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1イントロダクション
〇授業の進め方を解説します
【予習】シラバスを読み、本講義の概要を把握する。(30)
【復習】講義時の配布プリントを見直す。また、本講義の扱う内容を理解しておく。(40)
2チベット仏教とは何か
〇チベット仏教の歴史的位置づけを解説する
〇密教の基礎①
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
3チベットにおけるインド仏教の継承
〇チベット仏教とインドの大乗仏教の関係について解説する
〇密教の基礎②
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
4寂護・蓮華戒とチベット仏教
〇チベットに仏教を伝えた寂護・蓮華戒について解説する
〇密教の基礎③
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
5サムイェの論争
〇サムイェ寺におけるインド仏教と中国仏教の対論とその意義について解説する
〇密教の基礎④
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
6アティシャとカーダム派
〇アティシャとカーダム派の成立について解説する
〇密教の基礎⑤
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
7カギュ派
〇カギュ派の成立について解説する
〇密教の基礎⑥
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
8サキャ派
〇サキャ派の成立とその特色について解説する
〇密教の基礎⑦
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
9ニンマ派
〇ニンマ派の成立とその特色について解説する
〇密教の基礎⑧
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
10ツォンカパの生涯
〇ツォンカパの生涯について解説する
〇密教の基礎⑨
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
11ツォンカパの思想
〇ツォンカパの思想について解説する
〇密教の基礎⑩
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
12ゲルク派の形成
〇ゲルク派の成立とその特色について解説する
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
13チベット密教
〇チベット密教について解説する
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
14現代のチベット仏教
〇現代のチベット仏教の展開について解説する
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
15講義のまとめと総括【予習】これまでの授業の内容を振り返っておく。(60)
【復習】これまでの内容を総復習する。(60)
試験実施方法(春)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法(春)
評価方法割合評価基準
平常点40%授業中の受講態度や、講義への参加意欲の有無などを判断基準とする。
課題点60%授業中の課題提出、口頭発表、レポートによって評価する。
授業計画(秋)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1チベット仏教の資料
〇チベット研究のための資料について解説する
〇チベット語の基礎①
【予習】シラバスを読み、本講義の概要を把握する。(30)
【復習】講義時の配布プリントを見直す。また、本講義の扱う内容を理解しておく。(40)
2チベット大蔵経の編集と開版
〇チベット大蔵経について解説する
〇チベット語の基礎②
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
3チベット大蔵経の系統
〇チベット大蔵経の系統について解説する
〇チベット語の基礎③
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
4チベット撰述文献
〇チベットで著述された作品について解説する
〇チベット語の基礎④
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
5チベット学説綱要書とインド仏教研究
〇チベットの学説綱要書とインド仏教研究に果たした役割について解説する
〇チベット語の基礎⑤
【予習】前回の配布プリントを読み、予習する。(60)
【復習】講義内容を振り返るとともに、内容を再確認する(60)
6チベット学説綱要書研究(1)
〇チベットの学説綱要書を解読する
【予習】授業で扱う箇所を予習しておく。(120)
【復習】講義内容を振り返り、解読した箇所を復習しておく(60)
7チベット学説綱要書研究(2)
〇チベットの学説綱要書を解読する
【予習】授業で扱う箇所を予習しておく。(120)
【復習】講義内容を振り返り、解読した箇所を復習しておく(60)
8チベット学説綱要書研究(3)
〇チベットの学説綱要書を解読する
【予習】授業で扱う箇所を予習しておく。(120)
【復習】講義内容を振り返り、解読した箇所を復習しておく(60)
9チベット学説綱要書研究(4)
〇チベットの学説綱要書を解読する
【予習】授業で扱う箇所を予習しておく。(120)
【復習】講義内容を振り返り、解読した箇所を復習しておく(60)
10チベット学説綱要書研究(5)
〇チベットの学説綱要書を解読する
【予習】授業で扱う箇所を予習しておく。(120)
【復習】講義内容を振り返り、解読した箇所を復習しておく(60)
11チベット論理学-サパンとその思想
〇チベット論理学の成立とサパンの学説について解説する
【予習】前回の配布プリントの裏面を読み、必要事項を記入する。(30)
【復習】講義時の配布プリントを見直し、講義内容を振り返るとともに、必要事項を記入しておく。(40)
12チベット論理学文献研究(1)
〇チベットの論理学文献を解読する
【予習】授業で扱う箇所を予習しておく。(120)
【復習】講義内容を振り返り、解読した箇所を復習しておく(60)
13チベット論理学文献研究(2)
〇チベットの論理学文献を解読する
【予習】授業で扱う箇所を予習しておく。(120)
【復習】講義内容を振り返り、解読した箇所を復習しておく(60)
14チベット論理学文献研究(3)
〇チベットの論理学文献を解読する
【予習】授業で扱う箇所を予習しておく。(120)
【復習】講義内容を振り返り、解読した箇所を復習しておく(60)
15講義のまとめと総括【予習】これまでの授業の内容を振り返っておく。(60)
【復習】これまでの内容を総復習する。(60)
試験実施方法(秋)
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法(秋)
評価方法割合評価基準
平常点60%授業参加態度、授業内レポートによって評価する
課題点40%期末レポートによって評価する
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『配布資料を使用する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『チベット仏教』長尾雅人他9名岩波書店3,300円9784000103312岩波講座東洋思想第11巻
2.『チベット 上』山口瑞鳳東京大学出版会4,180円978-4-13-013033-
3.『チベット 下 改訂版 』山口瑞鳳東京大学出版会4,620円978-4-13-013049-
参考URL
質疑応答
質問は、授業中、授業後に随時受け付けます。授業時間外は、オフィスアワーのほか、メール等での質問も受け付けます。
備考
画像
ファイル
更新日付2021/02/03 23:22:15