開講年度2021
開講学科経済学科 2013年度以降入学
2020年度経済学部経済学科
科目名地域経済論
担当教員近藤 智
学期曜日時限春学期 火曜日 4時限
チームコード
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーE231-234-09
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
E-DP3-1 応用的分析力 ◎ E-DP3-2 問題解決力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
地域の経済・産業について特色・課題を学び分析力を養う。
授業の概要
 地域の経済・産業の特色・課題や、それらの基礎をなす地域経済・産業の構造(しくみ)について、理論・歴史・データを参照しながら学習する。データを使った基本的な地域経済分析のやり方など、パソコンでの分析実習も行う。
 本講義では各種資料の閲覧、データのダウンロード、それらを使ったエクセルによる分析などでほぼ毎回パソコンを利用する。そのため、コンピュータ室で授業を行う。
授業の到達
目標
(1)地理的近さや経済・産業特性を切り口とした地域分類について説明できる。
(2)各地域の経済・産業の特徴や課題について説明できる。
(3)地域経済・産業構造の変化と地域経済の盛衰の関係について説明できる。
(4)自身の地元(市町村など)の地域経済・産業について自分なりに分析できるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・授業内レポートを実施する。
・授業内レポートの講評をWebCampusなどでフィードバックする。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
情報通信企業での実務経験と、国・地方自治体、民間団体・企業からの依頼により地域経済・産業の調査・分析およびその報告・政策提言を長年担当した経験から、「活きた知識と分析手法」の教育に活用する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1イントロダクション
地域区分の考え方と日本の各地域の位置・人口 <1>
・47都道府県の位置・人口
・各省による地域区分と各地域の位置・人口
・経済・産業特性による地域区分
(予)シラバスに目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
2 〃 <2>(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
3各地域の経済規模と豊かさ <1>
・国内総生産と県内総生産・地域内総生産
・地域内総生産の地域間比較
・1人当たり地域内総生産の地域間比較
・市内総生産と市民所得
(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
4 〃 <2>(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
5 〃 <3>(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
6各地域の産業構造 <1>
・産業と産業構造
・産業構造の地域間比較
(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
7 〃 <2>(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
8国・県・民間企業の作成資料の活用による地域経済の特徴把握 <1>
・国の作成資料を活用した東海・北陸経済の特徴把握
・県や民間企業の作成資料を活用した東海3県・圏域・市町村経済の特徴把握
・地域経済分析システムRESASを活用した地域経済の特徴把握
(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
9 〃 <2>(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
10 〃 <3>(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
11労働・人口の首都圏集中と地方創生政策 <1>
・人々の地域間移動と首都圏集中の状況
・人々は住む地域を決める際にどのようなことを重視するか
・首都圏集中是正政策と地方創生政策
(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
12 〃 <2>(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
13企業・産業や企業本社の立地と企業・産業誘致政策 <1>
・企業・産業や企業本社の立地状況
・企業・産業や企業本社は立地地域を決める際にどのようなことを重視するか
・製造・物流・流通の企業立地事例と企業・産業誘致政策
(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
14 〃 <2>(予)事前に示す資料等に目を通しておくこと(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
15現代日本の地域経済構造とこれから(予)各自課題実習に取り組み授業に持参すること(30~)
(復)授業内容を復習すること(30~)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
平常点20%(+)授業中の教員による質問に対して挙手による回答
(-)授業中の私語
レポート試験80%(5)に関して取り組むレポートで、「授業の到達目標」の(1)~(4)の各到達度を評価
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『手持ちのミクロ経済学・マクロ経済学のテキスト』下の備考欄を参照すること。
2.『地域政策の経済学』林等日本評論社2700453555868X特に地方公務員や地方金融機関の志望学生に薦める。
3.『「地域データ分析」の教科書』大正大学出版会16204924297984授業時にRESAS(参考URL参照)を一部利用する。その参考書。
4.『Excelで読み取る経済データ分析』橋本 紀子 新世社18364883841995この本に限らず、エクセルの本が1冊あるとよい。
参考URL
1.国土地理院地図市町村白地図の作成からGISデータの入手まで。
2.RESAS 地域経済分析システム地域の経済・産業を地図とデータとグラフを使って分析できる、政府関連のホームページ。
3.中部経済産業局・経済動向中部・東海・北陸の経済の動向・ポイントなどの資料や各種データが掲載されている。
質疑応答
・授業中に挙手のうえ質問してよい。
・授業中にできなかった質問などは、オフィスアワーに研究室で対応する。
備考
地域経済論は発展科目なので、
・基礎科目のマクロ経済学(特に「国民経済計算(GDP統計)」「マクロ生産関数」)とミクロ経済学(特に「生産者の理論」)の知識を前提とする。これらについて、本講義内でも適宜説明するが、各自予め復習しておくこと。
・受講学生の状況により授業内容等が変わる可能性がある。
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更新日付2021/02/04 15:07:00