開講年度2021
開講学科商学科 2013年度以降入学
経営学科 2013年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
法律学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
2020年度法学部現代社会法学科
2020年度法学部法律学科
2020年度経済学部経済学科
2020年度商学部商学科
科目名物理学Ⅰ
担当教員中村 俊夫
学期曜日時限春学期 水曜日 4時限
チームコード
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB131-420-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP3-4 論理的思考力 ◎
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
身の回りの物理学
授業の概要
・文系に入る学生の多くは、ほとんど、高等学校で「物理」を履修していないようである。数学と同様に、難解な科目とされ、物理を履修した学生は、物理は、数学と同様に公式を覚えて計算ばかりさせられたと不満を漏らす。
・しかし、日常の生活を見てみよう。朝,目覚まし時計の鳴る音で起き、スマホをチェックしながら焼いたパンと暖かいコーヒーで朝食をすませ、駆け足で地下鉄に向かいマナカで改札を抜け電車に乗って出校する。授業を終えて、家に帰り、テレビを見ながら、レンジで温めた夕食をたべる。物理学の視点から見ると、身体の動きは重力による物理環境に支配され、朝起きてから寝るまで、近代科学のお世話になっている。この授業では、このように身近に見て、聞いて、体験している現象や使用している電気器具などの機能を物理学の眼で見たり、物理学の言葉で説明するなど、これらのことがらと物理学の関わりを、トピックスを挙げて解説する。
授業の到達
目標
・身の回りの日常的なさまざまな出来事について、物理学的な見方・説明・解釈の方法がある事を説明できるようになる。
・この認識に基づいて、身の回りの日常的な自然現象やさまざまな機能を有する家電製品に目を向け、現象の発生機構や電化製品の原理や機能を物理学の言葉で理解しようとする態度を、普段から実践することが出来る。
・名古屋が位置する西日本太平洋岸は、東南海沖の海底で巨大地震が起きる確率が、今後30年間に70-80%と警告されている。実際にこのような危機に直面したときに、周囲の出来事を、自分自身で考え、科学的・論理的に捉えて災害に対処し、自身や近隣の人々を危害から守る行動を実施できることを目指す。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
WebCampusから授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
なし
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「ガイダンス」:授業方針の説明
○本科目の概要を理解し、物理学の成り立ち、構成について学ぶ。また、物理学とは、物理量の表し方、など
○物体の運動とエネルギーの序論、エレベーターの運動と平均速度
演習問題(1)
【予習】シラバスを読み、本授業の内容をあらかじめ把握する(30)
【復習】授業の全体について確認する(60)
2○物体の運動とエネルギー(1)重力の加速度と落下運動
演習問題(2)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
3○物体の運動とエネルギー(2)力の作用と運動、ニュートンの運動方程式
演習問題(3)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
4○物体の運動とエネルギー(3)運動量と力積、エネルギー、仕事
演習問題(4)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
5○物体の熱とエネルギー(1)熱とは、気体分子運動論
演習問題(5)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
6○物体の熱とエネルギー(2)さまざまな熱現象、台風の発生
演習問題(6)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
7○物体の熱とエネルギー(3)ボイルシャルルの法則、熱機関の効率
演習問題(7)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
8○物体の熱とエネルギー(4)人体に必要なエネルギー
演習問題(8)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
9○光(放射)とエネルギー(1)太陽光、青い空と赤い夕焼け
演習問題(9)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
10○光(放射)とエネルギー(2)音と光のドプラー効果、宇宙の膨張
演習問題(10)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
11○光(放射)とエネルギー(3)光の偏光、液晶ディスプレイの構造
演習問題(11)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
12○電気とエネルギー(1)電気と電荷、クーロンの法則、導体と自由電子
演習問題(12)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
13○電気とエネルギー(2)静電気、避雷針、コピー機の原理
演習問題(13)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
14○電気とエネルギー(3)電圧、電流、電力、家庭の電気料金
演習問題(14)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
15○電気とエネルギー(4)自由電子の運動、太陽電池、リチウムイオン電池
演習問題(15)
【予習】前回の授業の際に示されたキーワードを調べておく(30)
【復習】配布されたレジュメなどの資料を元に授業の内容を確認して理解を深める(60)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験90%授業で取り上げられた身の回りの基本的な現象について、物理学の言葉で説明できること。
小課題・宿題などの問題演習10%授業の内容を的確に理解して、授業で取り上げられた基本的なテーマを物理学の言葉で説明できること。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『配布資料を用いる。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『身近な物理の世界』福井崇時講談社サイエンティフィックISBN4-06-153203-0
2.『まるわかり!基礎物理』時政孝行・桒子 研南洋堂
3.『物理図録:視覚で捉えるフォトサイエンス』数研出版数研出版
4.『文系でもよくわかる「世界の仕組みを物理学で知る」』松原隆彦山と渓谷社
参考URL
質疑応答
当講師は、非常勤であることから、講義開始前の空き時間、講義中、あるいは、講義修了直後の質問を勧める。また、希望があれば、文書や電子メールを活用して質問を受け付け、質問に対する回答を文書、口頭または電子メールで回答する。
備考
・日常生活において、身の回りには、物理学の言葉で説明できる現象が多い。本授業では、自然現象、あるいは科学技術の成果としてのさまざまな家電製品などを取り上げる。本授業で、受講者の教養として、そのような物理学的な見方・説明・解釈する態度を会得して、知的な楽しみを養って欲しい。
・講義中の私語・携帯電話の使用は厳禁。
画像
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更新日付2021/02/03 21:08:01