開講年度2021
開講学科総合政策学科 2013年度以降入学
科目名地誌学
担当教員柿原 昇
学期曜日時限春学期 月曜日 5時限
チームコード
科目区分その他
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーL221-181-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
世界地誌
授業の概要
 この科目では地誌学を学ぶが、世界の諸地域をできる限り広く概観し、その中で地理学的事象を自然・人文の両面の見地から総合的に地域的特色を理解し、地理的知識の空間認識力を養成することを目標とする。また、教職の科目としても重要な地誌学の基本的な考え方や様々な地域の地誌学的な見方の基礎を培うことにより、世界の諸地域で起こっている諸問題を把握し、正しい判断力を養うことを目指す。授業は講義中心となるが、できる限り作業学習やスライド学習なども導入し、それぞれの地域の特色を紹介する。
授業の到達
目標
 地誌学は、系統地理学(一般地理学)とともに地理学の二大部門を構成するものである。系統地理学は自然地理学と人文地理学からなり、自然と人文の諸事象ごとを考察するのに対して、地誌学は自然・人文両面から総合的に地域的特性を明らかにする学問である。地誌学の研究対象となる地域の規模は、大は大陸のレベルから、小は村落や都市内部の共同体のレベルまで自由に選択できるが、いずれの場合でも、対象地域を正しく理解することが地誌学の究極の目的である。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・レポート(15点満点)は評価して、授業期間内に返却します。
・毎回提出してもらう予習プリント、授業プリント等は評価して、可能な限り翌週の授業時に返却します。
・定期試験はWebCampusの「講義連絡」を通じて、平均点と解答状況等を公表します。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
長年高校で地理歴史・公民科の授業(地理・世界史等)を担当してきた経験を活かし、高校の地理とくに世界地誌に関して必要な学習内容を幅広く取り扱うとともに、可能な限り視聴覚教材も利用して授業を進めたいと思います。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「地理学と地誌学」及び「世界の中の日本の国土」
* この講座の簡単なガイダンスを行った後、地理学と地誌学の関係について説明します。その後、世界の中の日本の国土について、学びます
・地誌学と日本の国土についての基本的事項を考察
【予習】シラバスを読み、予め学習内容を把握する(20)
【復習】授業全体について確認し理解する(30)
2「世界の自然環境」:世界と日本の主な地形環境と気候環境の解説
* 地形と気候を中心に学びます
・プレート運動と大地形の形成、気候環境と人々の生活の特色、ケッペンの気候区分
・小レポート課題について説明します。
【予習】世界の大地形に関する予習プリントに取り組む(20)
【復習】世界の気候区分図を完成する(30)
3「東アジア(Ⅰ)」:東アジアを大まかに把握し、中国とモンゴルの事例学習
* 中国とモンゴルの地誌を学びます
・中国とモンゴルの地形と気候、生活・文化、産業などの特徴を考察
【予習】東アジアの自然等に関する予習プリントに取り組む(30)
【復習】東アジアの地誌についての学習内容を確認し理解を深める(30) 
【課題】小レポートの作成の準備を開始(20)
4「東アジア(Ⅱ)」:韓国
* 韓国の地誌を学びます
・韓国の地形と気候、日本との歴史的な関係、産業の変化を考察
【予習】朝鮮半島の自然、都市等に関する予習プリントに取り組む(20)
【復習】韓国の地誌についての学習内容を確認し理解を深める(30)
【課題】小レポートの作成に取り組む(30)
5「東南アジア」
* 東南アジアの地誌を学びます
・東南アジアの自然環境、歴史的な歩み、農業・工業の特色と変化を考察
【予習】東南アジアの国々と自然に関する予習プリントに取り組む(30)
【復習】東南アジアの地誌についての学習内容を確認し理解を深める(30)
【課題】小レポートの作成に取り組む(30)
6「南アジア」:インド中心
* 南アジアの地誌、とくにインドの地誌を学びます
・インドの自然環境、生活・文化、産業の特色とその変化を空間的に把握
【予習】南アジアの国々と自然に関する予習プリントに取り組む(30)
【復習】南アジア、特にインドの地誌についての学習内容を確認し理解を深める(30)
7「西アジア・中央アジア」
* 西アジア・中央アジアの地誌を学びます
・西アジア・中央アジアの自然環境、歴史的な歩み、生活・文化、産業の特色を考察
【予習】西アジア・中央アジアの国々と自然に関する予習プリントに取り組む(30)
【復習】西アジア・中央アジアの地誌についての学習内容を確認し理解を深める(30)
【課題】小レポートの完成(30)
8「アフリカ」
* アフリカの地誌を学びます
・アフリカの自然環境、歴史と文化、産業の地域的特色を考察
*小レポートの提出(提出期限厳守)
【予習】アフリカの自然と都市に関する予習プリントに取り組む(30)
【復習】アフリカの地誌についての学習内容を確認し理解を深める(30)
9「ロシアとその周辺地域」:ロシア中心
* ロシアの地誌を学びます
・ロシアの自然環境、歴史と文化、生活・文化、産業の特色、日本との関係を考察
【予習】ロシアの自然に関する予習プリントに取り組む(30)
【復習】ロシアの地誌についての学習内容を確認し理解を深める(30)
10「ヨーロッパ(Ⅰ)」:ヨーロッパの生活・文化とEUの歩み
* ヨーロッパの地誌を学びます
・ヨーロッパの自然環境、生活・文化、EUの結成の歴史と現状を考察
【予習】ヨーロッパの自然と国々に関する予習プリントに取り組む(30)
【復習】ヨーロッパの地誌についての学習内容を確認し理解を深める(30)
11「ヨーロッパ(Ⅱ)」:ヨーロッパの農業、工業、課題
* 引き続き、ヨーロッパの地誌を学びます
・ヨーロッパの農業の地域的特色、工業の変化、EUの課題を考察
【予習】ヨーロッパの農業地域区分に関する予習プリントに取り組む(20)
【復習】ヨーロッパの地誌についての学習内容を確認し理解を深める(30)
12「アングロアメリカ」:アメリカ合衆国中心
* アングロアメリカの地誌を学びます
・アングロアメリカの自然環境、歴史と文化、アメリカ合衆国の生活・文化、農業地域の特色、先端技術産業の発展と工業の変化を考察
【予習】アングロアメリカの自然と都市に関する予習プリントに取り組む(30)
【復習】アングロアメリカの地誌についての学習内容を確認し理解を深める(30)
13「ラテンアメリカ」
* ラテンアメリカの地誌を学びます
・ラテンアメリカの自然環境、歴史と文化、生活・文化、農業の地域的特色、工業の変化を考察
【予習】ラテンアメリカの自然と国々に関する予習プリントに取り組む(30)
【復習】ラテンアメリカの地誌についての学習内容を確認し理解を深める(30)
14「オセアニア」:オーストラリア中心
* オセアニアの地誌を学びます
・オセアニアの自然環境、オーストラリアの生活・文化、多民族国家の形成、農業の地域的特色、鉱産資源の分布、ニュージーランドの自然、産業などを考察
・定期考査と小テストの範囲等を発表します
【予習】オセアニアの自然と国々に関する予習プリントに取り組む(20)
【復習】オセアニアの地誌についての学習内容を確認し理解を深める(30)
15(前半)小テスト(確認テスト)
・指示した範囲の授業内容についての問題
「授業のまとめ」
* 授業全体を振り返ります
【予習】試験対策としての学習プリントに取り組む(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験(筆記試験)60%試験受験者の得点を60点満点に換算して、評価します。
レポート(内容は授業時に指示)15%提出されたレポート(15点満点)を内容に応じて評価します。
課題の提出、学習意欲、授業態度25%毎回の授業時の予習プリント、授業プリント、授業態度等を評価します。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『新詳高等地図』帝国書院編集部帝国書院1,760円(税込)9784807162956
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『図説 世界の地誌 改訂版』辰巳 勝ほか古今書院3,080円+税9784772241915
参考URL
質疑応答
 講義についての質問などは、授業時や授業後に適宜受け付ける。
備考
 毎時間、教科書として指定している地図帳を持参する。高校で使用した地図帳で代用してもよい。
受講生が良い環境で受講できるよう教室のルールは厳しくしている。授業は毎時間、担当者が配布する授業プリントを使って進める。プリントをファイルできるよう、A4サイズのクリアファイルを各自持参する。小レポートと授業プリント等の提出を求めます。
画像
ファイル
更新日付2021/01/22 08:24:51