開講年度2021
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2013年度以降入学
健康栄養学科 2013年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
科目名特別活動及び総合的な学習の時間の指導法
担当教員山本 信幸
学期曜日時限春学期 月曜日 4時限
チームコード
科目区分その他
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーL211-274-61
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
生き方に迫る特別活動と総合的な学習の時間のあり方を求めて
授業の概要
 総合的な学習の時間は、①アクテイブラーニングの推進に相応しい教育活動、②全教科、領域の教育活動と横断的総合的に関わる、③自己の生き方を探求するキャリア教育に深く関わる、④課題解決の学びの過程に関わる、であることを学ぶ。特別活動は、①学級経営の充実に貢献、②生徒指導の中核的な活動、③道徳教育の推進に役立つ、④キャリア教育、人権教育、環境教育などの教育活動に期待されている、であることを学ぶ。
 総合的な学習の時間を学ぶ授業は4回行う。特別活動3分野(学級活動・ホームルーム活動、委員会活動、学校行事)のうち、学級活動を重視し、特別活動の授業は10回行う。第15回に総合的な学習の時間と特別活動のまとめを行う。
 なお、自己紹介のプレゼンを課題とし、その発表を行う。
授業の到達
目標
1 学習指導要領から、総合的な学習の時間における内容の取扱をとらえ、アクテイブラーニングを推進させる活動との関わりの深さを理解する。
2 学習指導要領から、特別活動に期待されていることや特別活動の充実により、人間関係形成、社会参画、自己実現への資質と能力を育成できることをとらえ、その理解を深める。
3 アクテイブラーニングを取り入れた担当教員による模範授業や体験的活動(自治的レク活動、自己プレゼン)などから、座学ではなく自ら学ぶ喜びとやりがいを実感する。
4 子供の実態把握や自治的な活動を行うことが、いじめや不登校の防止、望ましい集団形成、学力の向上に通じることを理解する。
5 総合的な学習の時間と特別活動の充実が、自らよりよい生き方を探究するキャリア教育の推進に通じることをとらえ、その理解を深める。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・授業で使用した資料や小テストの見直し。
・教科書として使用した学習指導要領のポイントの見直し。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
【愛知県公立小中学校での実務経験や体験を以下の3点において生かす】
・担任としての経験から、学級づくりや学習の展開方法を学習指導要領と関連付ける。
・管理職としての経験から、学校づくリやカリキュラム・マネジメントの展開の重要性を実践例から提示する。
・自著の教育随想や授業実践を、特別活動や総合的な学習の時間と関連付けて解説する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「学習指導要領から読み取る特別活動の特質」
〇小・中・高校の学習指導要領特別活動編の概要をとらえる。
・特別活動の目標 ・特別活動の各内容の概要 
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 学習指導要領解説特別活動編の目標の概要を確認する(30)
【復習】 特別活動の内容項目の目標について理解を深める(30)
2「学級活動とホームルーム活動(1)の指導のあり方」
〇中学校と高等学校の(1)の指導のあり方をとらえる。
・学級会の展開 ・自治的活動の展開 ・人間関係形成と集団の一員の関係
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 学級活動とホームルーム活動(1)の目標を確認する(30)
【復習】 学級活動とホームルーム活動(1)の展開の仕方を理解する(30)
3「学級レクリエーションの展開①」
〇学級レクリエーションを実施する。
・自治的活動 ・創意工夫された活動 ・役割分担された活動 
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 自治的活動の意味を確認する(60)
【復習】 創意工夫されたレク活動を理解する(30)
4「学級レクリエーションの見直し」
〇学級レクリエーションの実施を見直す。
・自治的活動 ・創意工夫された活動 ・役割分担された活動 
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 活動の問題点や改善点を確認する(60)
【復習】 さらに創意工夫されたレク活動を理解する(30)
5「仲間づくりとして手法・エンカウンター」
○価値観の相違を捉え、仲間づくりに役立てる。
・自分の価値観 ・相手の価値観 ・相互理解と寛容
○小テスト(本時のまとめ)
【予習】 自己理解と相互理解を確認する(30)
【復習】 エンカウンターの手法を理解する(60)
6「学級活動とホームルーム活動(2)(3)の指導のあり方」
〇中学校と高等学校の(2)(3)の指導のあり方をとらえる。
・生活指導的内容の展開 ・社会参画のあり方 ・キャリヤ教育と自己実現の関連
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 学級活動とホームルーム活動(2)(3)の目標を確認する(30)
【復習】 学級活動とホームルーム活動(2)(3)の展開の仕方を理解する(30)
7「生徒会活動と学校行事の指導ポイント」
◯アクティブ・ラーニングと関連した指導法をとらえる。
・育てる能力と資質 ・指導のポイント ・ひとりぼっちの意味
◯小テスト(本時のまとめ)
【予習】 生徒会活動と学校行事の指導法を確認する(30)
【復習】 アクティブ・ラーニングと関連した指導法を理解する(30)
8「特別活動の指導と自己分析の関係」
〇今後求められる特別活動の資質と能力をとらえる。
・指導のポイント ・3つの資質と能力 
◯クレペリン検査における自己分析 
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 当日の活動の流れを確認する(60)
【復習】 今後の特別活動のあり方とクレペリン検査による自己分析との関係を理解する(30)
9「学校教育全体からとらえた総合的な探求の時間の教育的意義」
◯アクテイブラーニングの展開と横断的総合的な探求との関連をとらえる。
・深い学び ・対話的な学び ・主体的な学び
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 学習指導要領解説総合的な探求の時間編の目標の概要を確認する(30)
【復習】 総合的な探求の時間の目標について理解を深める(30)
10「総合的な学習の時間の実践分析と事例検討」
◯中学校における実践と事例
・課題や価値観の多様化 ・テーマ毎の探求
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 中学校の実践を確認する(60)
【復習】 中学校の実践の仕方を理解する(30)
11「総合的な探求の時間の実践分析と事例検討」
◯高等学校における実践と事例
・課題や価値観の多様化 ・テーマ毎の探求
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 高等学校の実践を確認する(60)
【復習】 高等学校の実践の仕方を理解する(30)
12「自治的学級レクリエーション企画」
〇学級レクリエーションを企画する。
・自治的活動 ・創意工夫された活動 ・役割分担された活動 
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 活動の企画やルールを考案する(60)
【復習】 さらに創意工夫されたレク活動を企画する(30)
13「自治的学級レクリエーション実施」
〇学級レクリエーションを実施する。
・自治的活動 ・創意工夫された活動 ・役割分担された活動 
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 活動の企画やルールを検討する(60)
【復習】 自治的な活動の意図する内容を理解する(30)
14「総合的な探求の時間の実践例」
◯教員による模範授業(指導計画と授業展開)
・学習指導案の書き方 ・教師支援のあり方 ・生徒の捉え方
◯小テスト(本時のまとめ)
【予習】 学習指導案の書き方について確認する(60)
【復習】 授業展開の仕方や生徒の捉え方について理解する(120)
15「今後の特別活動と総合的な探求(学習)の時間の展望と教員採用試験における両者の扱い」
〇学校現場における特別活動や総合的な学習(探求)の時間の明確な位置づけをとらえる。
・自己実現 ・今後の方向性 ・課題設定の重要性
〇小テスト(本時のまとめ)
【予習】 学習指導要領の内容を振り返る(60)
【復習】 これまでの授業内容を振り返る(120)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験45%15回の授業を十分に理解し、自分なりの考えを論述できている。5%ごとの9段階で評価する。
毎授業後の小テスト45%毎回の授業内容を十分に理解し、自分なりの考えを論述できている。毎回3%の15回分=45%で評価する。
自己プレゼン10%課題発表における活動を10%で評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『中学校学習指導要領解説特別活動編』文部科学省東山書房255+税
2.『高等学校学習指導要領解説 総合的な探求の時間編』文部科学省学校図書270+税
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『必要に応じて授業内でプリントして配布』
参考URL
1.文部科学省ホームページ国の教育施策や動向を知るのに役立つ。
2.国立教育政策研究所ホームページ教科指導の方針を知るのに役立つ。
質疑応答
・講義内容、学校現場の様子、教員採用試験に関することなど、授業終了後に教室や非常勤講師控室付近にて対応する。
・質問事項を書面や小テストにて提出した場合は、次の授業で書面を通じて回答する。
・連絡先 愛知学院大学OfficeOutlookから以下のアドレスへ
s20178022@aichigakuin.onmicrosoft.com
備考
・授業では参考資料を必要に応じて配布するので、授業用のポケットファイルを用意し、小テスト15回分もポケットファイルで保存すること。
・クレペリン検査(検査当日1100円徴収)を行う。
・自己紹介を兼ねたプレゼンを1人5分程度で実施する。
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ファイル
更新日付2021/01/25 10:37:43