開講年度2021
開講学科2018年度心身科学部健康科学科
科目名学校保健演習
担当教員下村 淳子
森田 一三
学期曜日時限春学期 金曜日 3時限
チームコード
科目区分選択
授業形態演習
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーZ232-583-07
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
Z-DP1 指導力・実践力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
学校保健活動を学校現場で実践するために必要な知識と技術の習得
授業の概要
本授業では「養護概説Ⅰ」、「養護概説Ⅱ」、「学校保健(学校安全等を含む)」での学習成果をふまえて、養護教諭が実際に学校現場で行っている活動内容を具体的に学ぶ。中でも学校保健活動において特に養護教諭が重要な役割を担う「健康診断」と「学校環境衛生」は実際に養護教諭が中心となって行うことが求められていることから、詳細な知識・技術を確実に修得する。具体的には、担当班による調べ学習と発表、演習、レポート作成、という流れで授業を進めていく。これらの過程を通して養護教諭が関わる学校保健活動の理解と技術を習得する。
授業の到達
目標
学校保健活動の中で健康診断と環境衛生検査が正しく実施できるようになる。教職員や児童生徒に対して、健康診断を行う意義や実施方法を正しく説明することができる。さらには、事後措置を必要とする児童生徒に対して、その理由を明確に伝えることができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
最終講義時に総括する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
養護教諭としての経験を踏まえて、学校現場の情報を盛り込みながら解説する。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1オリエンテーション(授業の進め方・班分け)、
班活動のねらいとすすめ方
【予習】「学校保健」の授業内容を見直す。(60分)
【復習】担当箇所の確認と発表に向けての準備(60分)
2定期健康診断の意義と目的、実施要項の書き方
レポートの書き方
【予習】定期健康診断の法的根拠を確認する(12分)
3身長と体重・座高【予習】身長・体重について調べる。(60分)
【復習】身長・体重でわかる疾病を調べ、レポートにまとめて提出する。法律の条文と測定方法を覚えてくる。(90分)
4栄養状態と運動機能・モアレ検査【予習】栄養状態・モアレ検査を調べる。
【復習】栄養状態・モアレ検査・運動機能でわかる疾病について調べ、レポートにまとめて提出する。法律や肥満度の基準値・計算式を覚える。(180分)
5視力測定と眼科検診【予習】視力測定と眼科検診について調べる。
【復習】視力測定と眼科検診でわかる疾病について調べ、レポートにまとめて提出する。法律の条文や測定方法を覚えてくる。(180分)
6歯と口腔の健康つくりと養護教諭の役割【予習】歯と口腔の健康つくりの方法をこれまでの経験をもとに考えてくる。(120分)
7歯の健康度チェック、歯肉炎とPMAについて【復習】自分の歯を見て歯肉炎があるかどうかを確認する(90分)
8染めだし・ブラッシング、フロッシング【予習】デンタルフロスを準備する
【課題】3回の歯科保健で学んだことをレポートにまとめて提出する(90分)
9聴力測定と色覚検査【予習】聴力測定と色覚検査について調べる。
【復習】聴力測定と色覚検査でわかる疾病について調べ、レポートにまとめて提出する。法律の条文や測定方法を覚えてくる。(120分)
10尿検査・寄生虫検査【予習】尿検査・寄生虫検査について調べる。
【復習】尿検査・寄生虫検査でわかる疾病について調べ、レポートにまとめて提出する。法律の条文や測定時に配慮すべき点を考えてくる。(120分)
11内科検診・血圧測定・消毒の仕方【予習】内科検診について調べる。
【復習】内科検診・血圧測定でわかる疾病について調べ、レポートにまとめて提出する。血圧の判定基準を覚えてくる。(120分)
12照度検査 (教室等の照度・まぶしさ)
騒音検査
【予習】照度検査・騒音検査について調べる。
【復習】照度・騒音が影響する疾病について調べ、レポートにまとめて提出する。教室の照度基準・騒音の基準を覚えてくる。(120分)
13水質の管理 (飲料水の管理、プールの管理)【予習】飲料水やプール水について調べる。
【復習】飲料水の影響について調べ、レポートにまとめて提出する。残留塩素やPHの基準値を覚えてくる。(120分)
14教室の空気 
(CO,CO2,ホルムアルデヒド測定、室温測定、ダニチェックの仕方)
【予習】教室の換気や室温について調べる。
【課題】教室の換気や室温でわかる疾病について調べ、レポートにまとめて提出する。CO2や室温、湿度の基準値を覚えてくる。(120分)
15事前指導と事後指導の方法、まとめ【予習】担当したテーマを見直す。事前指導をするために必要な情報を集めてくる
【課題】10回分のレポートをまとめて再提出する。(180分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
評価方法
評価方法割合評価基準
演習後にまとめたレポート70%演習を通して知識理解を深めることができた。
新たな課題を見出し学ぶ意欲が高まった。
学校保健活動の重要性が認識できた。
担当班の活動20%発表資料を適切に作成することができた。
受講者にわかりやすい説明ができた。
小テスト10%健康診断や環境衛生検査に必要な知識・法律を正しく理解できている。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『新訂版 学校保健実務必携』学校保健・安全実務研究会第一法規3800
2.『児童生徒等の健康診断マニュアル』公益財団法人 学校保健会2000
3.『学校環境衛生管理マニュアル』公益財団法人 学校保健会2800
参考URL
質疑応答
質疑応答は授業内で時間を設けるが、積極的に発言して欲しい。また、毎回提出するレポートの中に書いても良い。質問の回答は授業内で行う。
備考
養護教諭免許取得希望者のみを対象としている。 受講者は、学校保健と養護概説Ⅰ・Ⅱを受講していること。
画像
ファイル
更新日付2021/01/29 14:34:19