開講年度 2021 開講学科 心理学科 2013年度以降入学 2018年度心身科学部健康科学科 2018年心身科学部心理学科 科目名 健康医学(内科学を含む) 担当教員 伊藤　高行 学期曜日時限 春学期 木曜日 ３時限 チームコード 科目区分 選択 授業形態 講義 対象学年 ２年 単位数 2 科目ナンバー Z231-521-02 Y231-521-01 関連性が高い ディプロマ・ポリシー Z-DP1　指導力・実践力 ◎ キャンパス 日進キャンパス 担当教員の実務経験 実務経験あり テーマ 内科系疾患に関する専門的知識から健康を考えられるようにする。 授業の概要 自らの健康を保つには病気の知識はもちろん必要ではあるが、とりわけ医療系の専門職を目指す場合、医師、看護師らと共にチームの一人として健康や病気についてのプロとして必要な知識をもって自分の役割を果たせることが必須となる。そのために必要な一般的な内科系疾患に加え、近年の疾病構造の変化や社会の高齢化に伴って注目されている疾患を取り上げて学ぶ。言語聴覚士国家試験の出題基準項目をカバーする。 授業の到達 目標 病気の原因・症状・治療等について理解を深めることで、個人としては予防できるようになることを、医療系の専門職を目指す場合は自分の役割を果たせるだけの内科系疾患の知識を獲得することを目標とする。 ただし、講義時間内に各疾患領域の主要疾患をできるだけ網羅的に解説するために、講義の進め方はかなり速く、予習・復習が必須となる。 課題 （定期試験 ・レポート試験 ・授業内試験など）の フィードバック方法 講義での出席兼課題提出については正答を次回の講義で確認する。 定期試験は結果総評を通知する。特に必要と思われる学生には対しては個別に連絡・指導する。 使用言語 日本語 実務経験をいかした教育内容 医療現場での実務経験のある医師による講義 授業計画 回数 授業スケジュール 授業時間外学習・時間(分) 1 内科診断学・治療学総論 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 1. 内科診断学総論、2. 内科治療学総論 　1.呼吸機能検査、循環器機能検査（心電図など）、血液検査（血液成分検査、生化学的検査）、尿検査、画像検査 　2.急性疾患の管理、慢性疾患の管理 教科書の講義領域の予習をして講義に望むことを原則とする(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 2 感染症 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 10. 感染症 　感染症（急性感染症、慢性感染症） 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 3 アレルギー疾患 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 5. 膠原病・アレルギー・免疫疾患1 　アレルギー疾患総論、喘息 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 4 膠原病疾患 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 5. 膠原病・アレルギー・免疫疾患2 　自己免疫疾患、膠原病総論、免疫不全（エイズを含む） 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 5 循環器疾患 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 3. 循環器疾患 　先天性心疾患、心臓弁膜症、虚血性心疾患（狭心症、心筋梗塞）、高血圧症と動脈硬化、心不全と不整脈 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 6 呼吸器疾患 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 4. 呼吸器疾患 　上気道疾患、気管・気管支疾患、肺疾患（肺炎、肺結核、慢性閉塞性肺疾患（COPD）（肺気腫など）、肺癌） 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 7 消化器疾患 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 7.消化器疾患1 　食道・胃・腸疾患 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 8 肝・胆・膵疾患 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 7.消化器疾患2 　肝・胆道、膵疾患 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 9 内分泌疾患 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 9.内分泌・代謝疾患1 　内分泌疾患（甲状腺疾患、下垂体疾患、副腎疾患） 　 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 10 代謝疾患 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 9.内分泌・代謝疾患2 　代謝疾患（糖尿病、通風、脂質異常症、メタボリックシンドローム） 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 11 血液疾患 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 6. 血液疾患 　貧血、白血病、出血性疾患（血友病など） 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 12 腎・泌尿器疾患 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 8. 腎臓疾患 　腎炎、腎不全、その他の腎臓疾患 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 13 神経疾患 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 14 老年医学 言語聴覚士国家試験基準の次の領域を含む 11. 老年病学 　老年障害の特徴と疫学、老化、長期臥床、廃用症候群 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 15 環境要因に基づく疾患・中毒および補足講義 講義領域の予習(最低30分) 講義内容の復習と発展学習(最低60分) 試験実施方法 定期試験＝1 レポート＝2 その他＝3 1 評価方法 評価方法 割合 評価基準 定期試験 80% 総得点のみならず、偏差値を算出し40未満であれば不合格とする。原則的に欠席が三分の一を超えた場合は定期試験の受験資格を失う。 課題提出 20% 毎回の課題提出についても評価し点数として加算する。遅刻・早退などは減点となる。 テキスト 書名 著者 出版社 価格 ISBNコード 備考 1. 『メディカルスタッフのための内科学（第4版）』 伊東進、森博愛 医学出版社 ￥4,860 978-4-87055-125-1 講義前に必ず購入する 参考書 　　・ 参考資料 書名 著者 出版社 価格 ISBNコード 備考 1. 『なるほどなっとく！内科学』 浅野嘉延 編 南山堂 6,480円 978-4-525-20721-2 医療系を目指す学生向け 2. 『内科学（493/0131）』 3. 『内科学診断学（492.1/028）』 4. 『カラー図解病態生理（491.6/083）』 参考ＵＲＬ 質疑応答 質問は講義終了時とオフィスアワーで受付ます。 事前に確認をとるようにすすめます。 備考 言語聴覚士コースの学生は国家試験の受験資格として必修。 画像 ファイル 更新日付 2021/02/09 15:30:00