開講年度2021
開講学科グローバル英語学科 2013年度以降入学
2021年度文学部グローバル英語学科
科目名国際ビジネス入門
担当教員道添 栄一
学期曜日時限春学期 火曜日 2時限
チームコード
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーV121-238-01
V231-238-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
V-DP2-1 異文化に理解を示し、多文化共生とグローバルレベルの諸問題に取り組むことが出来る能力 ◎
V-DP4-1 グローバル社会における課題を発見する能力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
グローバリゼーションと企業行動の関係を学ぶ
授業の概要
国際的な銀行で実務経験のある教員による授業です。コロナ禍や米国トランプ政権の保護主義的政策が世界および日本経済に大きな影を落としました。しかしながら、グローバリゼーションの中で企業は成長してきたことはゆるぎない事実であり、今後の世界の経済、企業活動を見通す上でグローバリゼーションと企業の関係を学ぶことは重要です。本講では各国の経済・産業・企業行動がグローバリゼーションによっていかに影響を受けているかを、戦後の日本企業が国際化していく過程を振り返りながら学びます。そのために製造業/金融業がどのように国際化してきているのかを見ます。国際ビジネスを理解するための外国為替、貿易、国際金融といったことの基礎知識も学びます。基本的にプリントを利用します。担当者の実務経験からも学びます。より深く勉強したい人には以下の参考文献を活用することを勧めます。
授業の到達
目標
国際ビジネスの理解のために日本企業の国際化と円安・円高との関係や外国為替・貿易・国際金融の基礎知識、企業の為替リスク対策等の知識を身につけることができます。学んだ知識をもとに新聞等の企業関連記事の内容をより深く理解することができるようになります。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日に講義連絡にて授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
国際的銀行勤務時代の内外支店勤務、本部でのアドバイザリー業務、調査・コンサルティング子会社勤務、国際機関勤務の経験を講義内容に反映したものとしている。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1授業方針の説明
本科目の概要と企業の国際化、グローバル化、保護主義などの基本的な用語を学びます。
[予習] シラバスを読み本授業内容を予め把握する(120)
[復習] 授業の全体について確認 (100)
2日本企業の国際化(製造業、金融業)の歴史
日本の企業が海外進出した背景、製造業、金融業のそれぞれの国際化の背景につき学びます。
[予習]日本企業の海外展開の背景について考える (120)
[復習] 製造業、金融業の国際化の背景について授業で学んだ内容を確認し理解を深める(100)
3日本企業の海外マーケティング 海外生産 子会社経営
モデルケースを例に海外子会社の設立のプロセス、戦略立案の課題等について学びます。
[予習]関連記事を読み授業内容を予め把握する (120)
[復習] 子会社設立で留意すべき点を中心に理解を深める(100)
4国際経済システム
米国のバブル崩壊とその後の世界経済の動向につき学びます。
[予習]日本企業の海外展開の背景について考える (120)
[復習] 製造業、金融業の国際化の背景について授業で学んだ内容を確認し理解を深める(120)
5国際金融システム
戦後の国際通貨体制の変遷と日本の企業活動への影響について学びます。
[予習]新聞記事を読み授業内容を予め把握する (100)[復習] 戦後の通貨体制の変遷を中心に授業で学んだ内容を確認し理解を深める(120)
6地域金融協力、地域経済協力と企業活動
アジア通貨危機とその後の金融協力の動きと企業の活動との関連につき学びます。
[予習]新聞記事を読み授業内容を予め把握する (120)[復習] 授業で学んだ内容を確認し理解を深める(120)
7国際物流システム
グローバリゼーションが物流に与えた影響について学びます。
[予習]関連記事を読み授業内容を予め把握する (100)
[復習] 授業で学んだ内容を確認し理解を深める(100)
8地球温暖化/環境問題と日系企業
主要国の政府の環境問題への取り組みと特に日本の企業の環境問題対策の現状を学びます。
[予習]新聞記事を読んでなぜ企業が環境問題について真剣に取り組んでいるのかを予め考える (100)[復習] 授業で学んだ内容を確認し理解を深める(100)
9第1回から第8回の講義内容に関する中間試験
日本の銀行の国際化について学びます。
[予習]中間試験の準備としてこれまでの授業内容を確認 (240)
[復習] 授業で学んだ内容を確認し理解を深める(80)
10貿易と外国為替
内国為替、外国為替、信用状つき貿易取引の流れ、戦後の日本で信用状が果たした役割につき学びます。
[予習]関連記事を読んで授業内容を予め把握する (100)
[復習] 授業で学んだ内容を確認し理解を深める(120)
11外国為替相場表の読み方
外国為替相場表で実際に取引毎に適用される相場の種類と直物相場、先物相場との関係を学びます。
[予習]銀行の為替相場表を見て、通貨ごとの直物相場の成り立ち、特徴を予め考える(120)
[復習] 授業で学んだ内容を確認し理解を深める(120)
12為替リスクと企業行動
国際企業をとりまくリスクと企業の為替リスクへの対応策を学びます。特に為替予約と通貨オプションの違いを学びます。
[予習]関連記事を読んで授業内容を予め把握する(120)
[復習] 授業で学んだ内容を確認し理解を深める(120)
13異文化経営/異文化コミュニケーション
海外の拠点経営に必要な異文化理解問題を数例学び異文化経営論の進化につき学びます。
[予習]関連記事を読んで授業内容を予め把握する(100)
[復習] 授業で学んだ内容を確認し理解を深める(100)
14日本型経営と欧米型経営
日本型経営、欧米型経営の特徴、相違点、日本型経営の将来を考えます。また海外での日本企業運営の課題につき学びます。
[予習]関連記事を読んで授業内容を予め把握する(100)
[復習] 授業で学んだ内容を確認し理解を深める(120)
15国際ビジネスとグローバリゼーションのまとめ
これまで学習してきた事項の総括
グローバリゼーションと国際ビジネスの在り方を整理します。
[予習]これまで学習した内容の理解を深め、定期試験に備える(300)
[復習] 授業で学んだ内容を確認し理解を深める(100)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
授業参加・授業態度20%授業中の積極的な発言を客観的に評価する。
中間試験30%講義前半の内容を十分に理解し、特に企業の海外進出・諸国際システムの中での企業活動についての筆記試験に解答できる。
期末試験50%講義の後半を中心として、講義全般の内容を十分理解し、特に各論的問題を解答できる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『資料を使用する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『国際経営学入門』淵本康方・徐 燕創成社2,400円+税4-7944-2187-7
2.『徹底解説国際金融』清水順子他日本評論社2,600円+税9784535558182
3.『国際経営論への招待』吉原英樹編有斐閣ブックス2,600円+税4641086664
参考URL
質疑応答
授業時間内に基本的に質疑応答は行いますが、オフィスアワー(木曜日3限)や他の適当な時間に研究室(3317)でも質疑に応じます。
備考
画像
ファイル
更新日付2021/02/08 13:43:02