開講年度2021
開講学科グローバル英語学科 2013年度以降入学
科目名通訳・翻訳入門
担当教員水野 眞紀
学期曜日時限春学期 月曜日 1時限
チームコード
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーV231-142-01
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
専門的な分野の文書や発話を理解する英語力◎
グローバル社会で求められる英語でのコミュニケーション能力◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
はじめて学ぶ通訳と翻訳
授業の概要
通訳・翻訳についての講義と実技の両方を行います。講義では、必要とされる能力や資格、産業としての通訳・翻訳市場、学習上の問題点まで総合的に取り上げ、通訳・翻訳の基礎を学び、理解していきます。
通訳演習ではシャドーイングやサイトトランスレーションなどの基礎的な訓練を行います。大学生向けの易しい教材を使い「聴衆のために訳すこと」に慣れていきます。
翻訳演習では、短文からスタートし、直訳ではない自然な日本語にするための方法を学びます。
通訳・翻訳の役割が話者や作者からのメッセージを聴衆や読者へ正確かつわかりやすく伝えることであり、単なる和文英訳や英文和訳とは全く異なるものであることを体験します。通訳・翻訳を通じて、「訳すことの楽しさ」を味わいます。

 
授業の到達
目標
1. 通訳・翻訳を通じて、その場面の状況や目的を見極めることができる。                       
2. 自分自身の判断で戦略的に考えて訳すことができる。
3. 辞書の意味への依存や固定観念を捨て、根拠を持って自分の訳を創出することができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
WebCampusの「講義連絡」またはTeamsにより、以下の授業講評をします。
1. 受講態度 
2. 課題の評価
3. 今後の学修に関するアドバイス
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
実務経験のある教員の担当科目であるため、実践現場での経験談や勉強方法など知見を織り交ぜて実施します。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1オリエンテーション
授業概要説明
通訳・翻訳の仕事とは?
CALLを使った通訳訓練法のデモンストレーション
配布教材をを使って予習復習の方法を説明
予習: 120分 通訳・翻訳の仕事について調べておく
復習: 120分 宿題をやっておく(授業で解説に基づき、自分の訳出を見直し、さらに正確で自然な訳出を原稿に起こしておく)
2家族についての話を通訳する
単語の速訳練習と単文訳練習
予習: 120分 配布課題の予習をしておく(単語リストを見て話の内容を予測し、辞書で発音と意味を調べておく。単語がわからないと訳せません)
復習: 120分 宿題をやっておく
3大学生活についての話を通訳する
単語の速訳練習と単文訳練習
予習: 120分 配布課題の予習をしておく
復習: 120分 宿題をやっておく
4趣味についての話を通訳する
単語の速訳練習と単文訳練習
予習: 120分 配布課題の予習をしておく
復習: 120分 宿題をやっておく
5海外文化についての話を通訳する
単語の速訳練習と単文訳練習
予習: 120分 配布課題の予習をしておく
復習: 120分 宿題をやっておく
6国際交流 (1)についての話を通訳する
単語単文の連続訳練習
予習: 120分 配布課題の予習をしておく
復習: 120分 宿題をやっておく
7国際交流 (2) についての話の通訳をする
単語単文の連続訳録音
予習: 240分。通訳課題の単語を録音時に活用できるリストにまとめ、速訳できるまで練習をしておく
復習: 録音を聞いて分析シートを記入し、翌週提出する
8翻訳とは?翻訳に必要な知識を学ぶ                        予習: 240分。自分が考える翻訳と通訳の違いについて対照表を作成しておく。授業で提出する。宿題の下訳をやっておく
9忠実な訳とは?翻訳分野の種類について学ぶ予習: 120分。宿題の下訳をやっておく
復習: 120分。宿題を訂正し、清書をつくっておく
10産業翻訳を仕上げるまでのプロセスを知る予習: 120分。作品の下訳をつくっておく
復習: 120分。下訳を訂正し、清書をつくっておく
11原文の種類を考慮して翻訳する予習: 120分。作品の下訳をつくっておく
復習: 120分。下訳を訂正し、清書をつくっておく
12翻訳の分野と知識を学び、原文の目的とメインアイディアをつかむ予習: 120分。作品の下訳をつくっておく
復習: 120分。下訳を訂正し、清書をつくっておく
13文章のトーンを考える、自然な表現に訳すための必要な知識をつける予習: 120分。作品の下訳をつくっておく
復習: 120分。下訳を訂正し、清書をつくっておく
14その他の留意点について予習: 120分。作品の下訳をつくっておく
復習: 120分。翻訳課題を仕上げる、授業で学んだことをレポートにまとめ、最終授業で発表、提出する
15今期の復習、まとめ
振り返りレポートを発表し提出する
期末翻訳課題を提出する
予習: 240分。期末課題を完成させ、提出する
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
3
評価方法
評価方法割合評価基準
授業内の通訳・翻訳のパフォーマンス30%積極的・主体的に取り組み、メッセージを理解し、訳出できる
予習・復習状況40%通訳の単語調べ、暗記、訳出の原稿起こし、翻訳の下訳、校正、清書ができている
通訳の録音と分析15%正確かつ自然な通訳とパフォーマンスの自己分析ができる 
翻訳と振り返りレポート15%正確かつ自然な翻訳とパフォーマンスの自己分析ができる 
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
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参考書
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参考資料
参考URL
質疑応答
授業内で受講者全員からの質疑応答の時間を設けます。個別に指導しますので、わからないことは個人ベースでいつでも質問することができます。時間を要する場合は授業外でも受け付けますので予約してください。
備考
上限30人のWeb抽選科目です。履修登録変更期間に登録を希望する際は必ず受講の可否を教員に確認の上、希望する旨を申し出て下さい。
1. 授業では提出物やグループ発表があり、遅刻や無断欠席は厳禁です。提出物・録音は授業でのみ受け付けます。
2. 予習を前提に全員を指名します。出席するだけでは単位は取れません。真剣に取り組む学生に限定します。
3. CALL教室で行うためPCが全く使えない人は履修できません。
4. 翻訳で用いる教科書は秋学期の「通訳・翻訳基礎」でも使用します。
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更新日付2021/02/05 16:44:32