開講年度2021
開講学科歴史学科 2015年度以降入学
科目名国際関係史Ⅰ
担当教員小林 隆夫
学期曜日時限春学期 水曜日 2時限
チームコード
科目区分選択
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーH331-161-03
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
H-DP2 論理的思考の訓練 ◎
H-DP3 現代的問題へのアプローチ ◎
H-DP4 世界史的・多元的な視野と人間力の育成 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
19世紀末から第二次世界大戦勃発までの国際関係
授業の概要
19世紀後半から20世紀初頭にかけて頂点に達したヨーロッパの力は、第一次世界大戦によって一挙に低下し、かわって台頭したアメリカとソ連によって、国際 政治の主役の座を奪われることになる。ヨーロッパ世界は、なぜ第一次大戦から教訓を得ず、第二次大戦を引き起こしたのか、そしてヨーロッパに挑戦したアメリカとソ連の国際構想とは何か、この講義ではそれらの問題を中心に考えていきたい。
授業の到達
目標
20世紀前半はアメリカの価値観や経済がヨーロッパに代わって強まっていく時代であった。その中でアメリカが自らの理想とする国際体制を推進していった過程およびその背景にある国際政治の展開を構造的・体系的に把握する力が高まる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
講義第8回目における中間テスト(筆記試験)と学期末の定期試験(筆記試験)を実施し、中間テストについては第9回授業で解答の解説を行い、第10回授業終了後に答案を返却する。
定期試験結果については試験終了2週間後にWeb Campusで解答例と採点上の評価基準を掲示する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
119世紀~20世紀初めにおける国際政治経済の概観①~19世紀末ヨーロッパおよび東アジア国際政治の概要を説明する。復習:今回の講義内容を確認しておく(60分)
219世紀~20世紀初めにおける国際政治経済の概観②~19世紀末ヨーロッパおよび東アジア国際政治の概要を説明する。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
3第1次世界大戦の勃発~第一次世界大戦勃発の背景そして大戦の展開を見ながら、何故戦争が長期総力戦介していったかを考えていく。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
4新外交の登場~1917年のアメリカの参戦とロシア革命はヨーロッパの権力政治にどのような影響を及ぼしたのかを学んでいく。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
5ヴェルサイユ体制の成立~戦後成立したヴェルサイユ体制が短命に終わった理由はどこにあったのか、アメリカの役割を交えながら考察する。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
6ロカルノ体制の成立~ヨーロッパ国際政治が1920年代半ばになって安定を取り戻していった過程をロカルノ体制の特徴を踏まえて考察する。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
7ワシントン体制の成立~戦後顕著になった日米対立と日米協調が成立する過程を学んでいく。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
8ファシズムの台頭~ムソリーニのイタリアとヒトラー・ナチス政権の台頭過程を見ていく。
中間テスト(30分)
予習:小テストの対策。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
9世界恐慌の勃発~1929年の大恐慌によって1920年代国際協調体制がどのように崩壊していったのかを考える。中間テスト解答の解説予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
10ナチス・ドイツの膨張~ヒトラーの侵略構想とその実践過程を見ていく。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
11東アジアにおける日本の膨張~満州事変、日中戦争時におけるアメリカや列国の動向を考察する。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
12宥和政策とソ連~英仏はなぜドイツの膨張を宥和したのか、そのような政策がソ連にどのような影響を与えたのかを考察していく。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
13第二次世界大戦初期のヨーロッパ~1939年に始ったヨーロッパ戦争が、1941年末までにどのように展開していったのかを考察する。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
141930年代アメリカ外交の展開①~F.ローズヴェルト大統領は極東とヨーロッパの危機に孤立主義の中でどのように対処しようとしたのかを考察する。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
151930年代アメリカ外交の展開②~F.ローズヴェルト大統領は極東とヨーロッパの危機に孤立主義の中でどのように対処しようとしたのかを考察する。予習:あらかじめ配布される講義用資料をよく読み、内容と各自の疑問点を整理しておく。(60分)
復習:毎回の講義内容を確認しておく。(30分)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
中間テスト(筆記試験)40%設問に対して、適確な知識に基づいて論理的に解答がなされていること。
学期末定期試験(筆記試験)60%設問に対して、適確な知識に基づいて論理的に解答がなされていること。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『配布資料を使用する。』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『欧米政治外交史』益田実他編著ミネルヴァ書房3200円+税9784623065585
2.『戦間期国際政治史』斉藤孝岩波書店1360円+税9784006003258
参考URL
質疑応答
授業中または研究室在室時ならいつでも可。
メールでの問い合わせはtakoba@dpc.agu.ac.jp
備考
学習上の要点の確認を配布資料にて指示するので、それをもとにしながら予復習を進めてほしい。
画像
ファイル
更新日付2021/02/02 17:49:36