開講年度2021
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
心理学科 2013年度以降入学
健康科学科 2015年度以降入学
健康栄養学科 2013年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
2018年心身科学部心理学科
2021年度文学部グローバル英語学科
2021年度文学部英語英米文化学科
科目名論理学Ⅰ
担当教員大野 波矢登
学期曜日時限春学期 金曜日 4時限
チームコード
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB131-111-11
関連性が高い
ディプロマ・ポリシー
B-DP3-4 論理的思考力 ◎
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
論理学の記号言語と論証の正しさ
授業の概要
「考える」ことはだれもが行うことである。しかし、私たちの思考はしばしば偏見に満ち、断片的で、論理に飛躍があったりする。推論や未来の予測、自己の主張の正当化を正しく行い、他人と生産的な議論をするためには、論理的思考力が不可欠である。そこでこの授業では、あらゆる知的活動において必要とされる論理の基礎を理解し、情報や知識の分析・表現においてそれを応用できる能力を身につける。
授業はテキストの各章の基本事項の解説、練習問題、練習問題の解説、小テストという流れで進める。
授業の到達
目標
1.「論理的」であるということの意味と命題論理の基礎概念を理解し、説明できる。
2.日本語の文の論理形式を正しく把握し、それを論理学の記号言語へ翻訳できる。
3.真理表や真理の木の方法を使って、論証の妥当性、文の集合の整合性、形式的真理を判定できる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
小テストに対しては、次回の授業で答案を返却し解答を解説する。
定期試験に対しては、成績発表日以降にWebCampusの講義連絡にて授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1この授業で学習する内容の説明
◯論理とは何か(論証の妥当性、文の集合の整合性、形式的真理等の概念について学ぶ。)
【予習】シラバスを読み授業内容をあらかじめ把握すること。(60)
【復習】授業時に配布したプリントを再読し、論証の妥当性、文の集合の整合性、形式的真理等の概念について理解を深めること。(60)
2論理学の記号言語(1)
◯演繹と推測(演繹と推測という論証の二つのタイプについて学ぶ。)
◯否定・連言・選言(「~でない」「そして」「または」を含む文の記号化のしかたを学ぶ。)
【予習】テキスト1~5頁を読むこと。(60)
【復習】テキスト29頁の1.18練習問題2の文を記号化すること。(60)
3論理学の記号言語(2)
◯条件法・双条件法(「もし~ならば…」「~とき、そしてそのときに限って…」を含む文の記号化のしかたを学ぶ。)
【予習】テキスト10~14頁を読むこと。(60)
【復習】テキスト29頁の1.18練習問題6の文を記号化すること。(60)
4真理関数的結合子の意味と真理表
◯真理表と論証の妥当性(真理表の書き方と、真理表を用いて論証の妥当性を判定する方法を学ぶ。)
【予習】テキスト14~20頁を読むこと。(60)
【復習】テキスト29頁の1.18練習問題6の論証の妥当性を判定すること。(60)
5練習問題と小テスト(1)
◯練習問題(テキスト28~32頁の1.18練習問題とその解説)
◯小テスト(1)(出題範囲:テキスト1~20頁)
【予習】テキスト28~32頁の1.18練習問題を予習すること。(60)
【復習】授業で取り上げた練習問題の間違えた部分を復習すること。(60)
6論理的同値性とトートロジー
◯論理的同値性(論理的同値性と、真理表を用いて同値性を判定する方法を学ぶ。)
◯トートロジー(論理的真理と事実的真理の違いと、真理表を用いてトートロジーかどうかを判定する方法を学ぶ。)
【予習】テキスト13~14頁、23~24頁を読むこと。(60)
【復習】小テスト(1)の間違えた問題を復習すること。(60)
7真理の木の方法(1)
◯整合性と反証の科学(文の集合の矛盾と論証の妥当性との関係を学ぶ。)
◯真理の木(テキスト38頁の2.4例題(a)~(f)を解き、真理の木の書き方を学ぶ。)
【予習】テキスト21~23頁を読むこと。(60)
【復習】テキスト40頁の2.4例題(g)~(k)を解くこと。(60)
8真理の木の方法(2)
◯真理の木と論証の妥当性(真理の木を使って論証の妥当性を判定する方法を学ぶ。)
◯真理の木とトートロジー(真理の木を使ってトートロジーかどうかを判定する方法を学ぶ。)
【予習】テキスト33~36頁を再読すること。(60)
【復習】テキスト36~42頁を読むこと。(60)
9真理の木の方法(3)
◯論証の妥当性、文の集合の整合性、トートロジーに関する練習問題(テキスト42~44頁の2.6練習問題1~4を解く。)
【予習】テキスト42~44頁の2.6練習問題1~4を読むこと。(60)
【復習】授業で取り上げた練習問題の間違えた部分を復習すること。(60)
10練習問題と小テスト(2)
◯論証の妥当性、文の集合の整合性、トートロジーに関する練習問題(テキスト45~46頁の2.6練習問題5~10を解く。)
◯小テスト(2)(出題範囲:テキスト33~46頁)
【予習】テキスト45~46頁の2.6練習問題5~10を読むこと。(60)
【復習】授業で取り上げた練習問題の間違えた部分を復習すること。(60)
11論理学の応用(1)
◯ドモルガンの法則(連言文と選言文の否定および全称文と存在文の否定のドモルガンの法則による書き換えを学ぶ。)
【予習】前回の授業で配布されたプリントを読むこと。(60)
【復習】小テスト(2)の間違えた問題を復習すること。プリントの練習問題・課題問題のうち授業時に指示した箇所の問題を解くこと。(60)
12論理学の応用(2)
◯逆・裏・対偶(条件文とその逆・裏・対偶との関係について学ぶ。)
◯条件連鎖(条件構造の連鎖と、対偶による言いかえを用いた論証の分析のしかたを学ぶ。)
【予習】前回の授業で配布されたプリントを読むこと。(60)
【復習】プリントの練習問題・課題問題のうち授業時に指示した箇所の問題を解くこと。(60)
13論理学の応用(3)
◯代表的な論証のパターン(条件構造に基づく単純な演繹に加えて、存在文を含む論証、消去法、背理法について学ぶ。)
【予習】前回の授業で配布されたプリントを読むこと。(60)
【復習】プリントの練習問題・課題問題のうち授業時に指示した箇所の問題を解くこと。(60)
14練習問題と小テスト(3)
◯前回の授業で配布されたプリントの練習問題・課題問題を解く。
◯小テスト(3)(出題範囲:第11~13回の授業で配布したプリント)
【予習】前回の授業で配布されたプリントを読むこと。(60)
【復習】第11~13回の授業で学習した内容を復習すること。(60)
15総括
◯授業のまとめ(授業の全体を振り返る。)
◯定期試験に関する事項の通知(定期試験の出題範囲、試験対策のための学習のポイント等を説明する。)
【予習】テキストの1~51頁を読み、疑問点等をノートにまとめること。(60)
【復習】小テスト(3)の間違えた問題を復習すること。試験対策としてこれまでに学習した内容を確認すること。(60)
試験実施方法
定期試験=1
レポート=2
その他=3
1
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験70%命題論理の基礎を十分に理解し、テキストの練習問題と同程度の問題を解くことができる。
小テスト30%授業で解説した基本事項を十分に理解し、テキストの例題と同程度の問題を解くことができる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『形式論理学―その展望と限界』リチャード・ジェフリー産業図書3,0804782800924
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『論理学をつくる』戸田山和久名古屋大学出版会4,1804815803900
2.『新版 論理トレーニング』野矢茂樹産業図書2,4204782802110
参考URL
質疑応答
授業の前後の時間に教室で直接対応、またはメールで受け付ける。
備考
論理学の基礎知識を一通り身につけるためには秋学期の論理学Ⅱを続けて履修することが望ましい。
授業中の私語、学習目的以外でのスマートフォンの使用は禁止する。
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