開講年度2020
開講学科法律学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
科目名専門演習Ⅰ
担当教員佐藤 啓子
学期曜日時限通年 水曜日 3時限
科目区分選択
授業形態演習
対象学年3年
単位数4
科目ナンバーJ332-842-09
W332-842-09
使用教室7607(名城)
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
判例を通じて民法を学ぶ(総則編)
授業の概要
 このゼミでは、教科書で基礎知識を復習したあと、判例集を使ってその部分に関する裁判例(特に最高裁判例)を読むことで、民法総則とその周辺にある分野の知識、および判例の読み方を学びます。レベルは民事法入門や民法Ⅰ(総則よりも高くなります。法律文献の基本的な扱い方もあわせて学習します。
 なお、授業時間外学修・時間の欄は、少人数の場合について記載しています。多人数の場合には初回に指示します。報告の担当は授業の進行に合わせて指定しますが、授業スケジュールは、受講人数に関わらず変わりません。
授業の到達
目標
法律的な知識を習得すること。
法律的な思考ができること。(要件への当てはめ、条文の趣旨の考察など)
最高裁判所民集判例集の判例を見て、どのような順番で読むかわかること。(ページ通りではありません)
判決文を見て、当事者が争っているポイントと、裁判官が判決を書くときに着目した点を読み取れること。
法律と実際の紛争とのかかわりの多様性を実感すること。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
授業の最初に行うチェックについては、授業をしながら解説する。報告についても、良い点悪い点などは授業中に講評する。
使用言語
日本語で行う。
実務経験をいかした教育内容
特になし。
授業計画(春)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1この授業の進め方、自己紹介など予習::教科書や判例集をそろえる。この授業の概要や到達目標のチェック。(60分)
宿題:報告に当たった回の前に報告の準備(240分)
2民法とは・基本原則(以下、数字が書いていないところは教科書の解説、数字があれば『Start Up 民法1』の裁判例を指す)予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
31 宇奈月温泉事件予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
4人とは予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
52 胎児の権利能力予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
6意思能力予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
7行為能力予習:教科書該当部分の復習と、判例に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
83 制限行為能力者の詐術予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
9法律行為予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
107 愛人への遺贈予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
11意思の不存在予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など
1212 錯誤予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
1313 94条2項の類推適用予習::教科書と判例の指示された部分に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
14瑕疵ある意思表示予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など
15ここまでのまとめ予習:ここまでの授業で習った法律用語と判例の学習。定義の確認、例の理解など。(60分)
復習:授業で出てきた法律用語と判例理論の総ざらい(60分)
試験実施方法(春)
その他
評価方法(春)
評価方法割合評価基準
チェック40%上の表の「予習」をしてきたかどうかがわかる質問を小テスト形式で行う。決して理解してきたかではなく、事前に見てきたかどうかが評価基準。
発言内容30%授業中の発言と、指名されたときの答えが的確か。
報告30%ゼミで報告を求めたときに、内容を理解してほかのゼミ生が理解できるように報告で来たか。自分が理解できなかった場合、事前に私に質問してきたかどうかも含む。
授業計画(秋)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1法人予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
26 権利能力なき社団予習:教科書該当部分の復習と、判例に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
3代理とは予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
4無権代理予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
5表見代理予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
618 厚生部事件予習:教科書該当部分の復習と、判例に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
721 110条の類推適用予習:教科書該当部分の復習と、判例に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
8法律行為の効力と付款予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
9無効と取消予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
1015 現に利益を受ける限度予習:教科書該当部分の復習と、判例に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
11時効の完成予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
12時効の猶予と更新予習:教科書に出てきた難しい言葉(日本語上の)の確認と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
1326 自己の物の時効取得予習:教科書該当部分の復習と、判例に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
1430 消滅時効後の債務承認予習:教科書該当部分の復習と、判例に目を通し、日本語上の単語と難しそうな所のチェック。(60分)
復習:授業で習った法律用語の学習。漢字のチェック、定義の確認、例の理解など。(60分)
15全体のまとめ予習:ここまでの授業で習った法律用語と判例の学習。定義の確認、例の理解など。(60分)
復習:授業で出てきた法律用語と判例理論の総ざらい(60分)
試験実施方法(秋)
その他
評価方法(秋)
評価方法割合評価基準
チェック40%上の表の「予習」をしてきたかどうかがわかる質問を小テスト形式で行う。決して理解してきたかではなく、事前に見てきたかどうかが評価基準。
発言内容30%授業中の発言と、指名されたときの答えが的確か。
報告30%ゼミで報告を求めたときに、内容を理解してほかのゼミ生が理解できるように報告で来たか。自分が理解できなかった場合、事前に私に質問してきたかどうかも含む。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『民法総則[補訂版]』原田昌和ほか日本評論社1800円+税978-4-535-80684-9324.1/0561
2.『Start UP 民法1 総則 判例30!』原田昌和ほか有斐閣1600円+税978-4-641-13782-0324/01015/1
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『判決文(授業で配布)』
参考URL
1.特になし
質疑応答
オフィスアワーに、研究室にて。
Eメールでも可能です。(sato@dpc.agu.ac.jp。携帯電話からの場合には、インターネットからのメールを受信する設定にしてからメールすること)
備考
(1) 受講生にかかわる情報
民法の関係科目を履修済または履修中であることが望まれます。具体的には、両学科ともに民事法入門・民法Ⅰ(総則)。
(2) 受講のルールに関する情報
・開始のチャイムまでに着席しておくこと。遅刻は欠席扱いとします。無断退室も同様とします。
・授業中の私語は禁止します。
・授業中のゲーム機・スマホ等の操作は禁止します。違反した者は平常点を減点します。
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更新日付2020/03/07 10:28:38