開講年度2020
開講学科2020年度歯学部歯学科
科目名化学演習 C
担当教員来住 準一
学期曜日時限秋学期 火曜日 4時限
科目区分必修
授業形態実験・実習
対象学年1年
単位数1
科目ナンバーB112-420-14
使用教室楠元第6講義室
キャンパス楠元キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
実験・実習の基礎となる化学計算力をアップしよう
授業の概要
授業はおよそ次のように進行します。授業のはじめにその回の学習目標と例題の説明を行います。受講者は例題を解き、しばらく時間をとった後、解法の説明(学生が行う場合もあります)を行います。その後、教科書の問題(解説付)に取り組み、最後に確認テストを行います。この授業は教科書にそって進行しますが、受講者の理解度に応じて進度や内容は調整されることがあります。また、学生が主体となる授業ため、事前学習(予習)が必須です。
授業の到達
目標
授業では、講義・演習・実習が三位一体となり、有機的に連携させることにより理解度の向上を目指します。歯学の実験・実習では、決められた濃度の溶液を調製したり、保存液を希釈して必要な濃度の溶液を調製する場合が多くみられます。また、化学計算を苦手としている学生も多く見受けられます。そのため、この演習では化学濃度計算にフォーカスを当て、実験・実習の基礎となる化学計算力を身につけることを目標とします。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・確認テストは、実施後に問題の解説をし、採点後の答案は返却します。
・期末試験については、結果発表後の適当な時期に、講義室にて試験問題の解説と講評をします。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1単位と計算①(テキスト第1章p2-29:四則計算・指数計算ができる、有効数字を合わせることができる、2次方程式が解ける。)本授業では予習に重点をおく。
【予習】テキストの該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
2単位と計算②(テキスト第1章p30-51:換算係数法を使って化学計算ができる、接頭語の変換・換算ができる。)【予習】テキストの該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
3モル、モル濃度、ファクタ-①(テキスト第2章p52-63:モル・モル質量を説明できる、質量からモルあるいはモルから質量の換算ができる。)【予習】テキストの該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
4モル、モル濃度、ファクタ-②(テキスト第2章p64-81:溶液のモル濃度を計算できる、ファクタ-(F)を求めることができる。)【予習】テキストの該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
5中和反応と濃度計算①(テキスト第3章p86-107:中和を説明できる、酸・塩基を説明できる、オキソ酸を説明できる、中和反応の反応式がかける、中和滴定法によって濃度を求めることができる。)【予習】テキストの該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
6中和反応と濃度計算②(テキスト第3章p108-111:中和を説明できる、酸化・還元を説明できる、酸化数を計算できる、酸化還元電位を説明できる、酸化還元滴定法によって濃度を求めることができる。)【予習】テキストの該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
7中和反応と濃度計算③(テキスト第3章p112-115:当量(Eq)を説明できる、溶液の規定N(Eq/L)を計算できる、溶液のイオン当量mEq(メック)を計算できる。浸透圧を説明できる、溶液のオスモル濃度を計算できる。)【予習】テキストの該当箇所およびを参考書(化学Ⅰの教科書)第11章p280-295の該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
8密度・パーセント濃度・含有率・希釈①(テキスト第4章p116-131:密度と比重の違いを説明できる、密度(比重)を計算できる、溶液の濃度を%濃度(w/w%・w/v%・v/v%)、パーミル‰で表示できる。)【予習】テキストの該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
9密度・パーセント濃度・含有率・希釈②(テキスト第4章p132-139:溶液の濃度をmg/dL(ミリグラムパーセントともいう)で計算できる、ppmとppbの計算ができる、食酢(レモン)中の酸の含有量を計算できる。)【予習】テキストの該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
10密度・パーセント濃度・含有率・希釈③(テキスト第4章p140-147:希釈後の溶液の濃度を計算できる。)【予習】テキストの該当箇所および参考書(化学Ⅰの教科書)第11章p292-294を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
11化学反応式を用いた計算①(テキスト第5章p148-155:化学反応式が書ける、化学反応式を用いて量論計算や濃度計算ができる。)【予習】テキストの該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
12化学反応式を用いた計算②(参考書(化学Ⅰの教科書)第7章p181-198:核反応式が書ける、放射性核種の半減期を説明できる、ある時間経過後の放射性核種の残存量を計算できる。)【予習】参考書(化学Ⅰの教科書)の該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
13水素イオン濃度とpH①(テキスト第6章p158-171:対数計算ができる、水溶液の[H+]、[OH-]、pHを計算できる、電離度、Ka、Kb、pKa、pKbを用いて溶液のpHが計算できる。)【予習】テキストの該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
14水素イオン濃度とpH①(テキスト第6章p172-173:緩衝液を定義し、緩衝液のpHを計算できる。)【予習】テキストの該当箇所を読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
15溶けにくい塩の溶解平衡(プリント配布:溶解度積を計算できる、溶解度積から難溶性塩が沈殿するかを判断できる)【予習】配布プリントを読んでくること。(60)
【復習】問題演習を再度行い、計算方法を確認する。(30)
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
確認テスト(持込み不可)30%授業の最後に今日の学習内容にする基本的な計算問題を出題するのでこれを解き、満点の60%以上をとること。
期末試験(持込み不可)70%授業内容を理解したかどうかを確認する基本的な計算問題を出題するのでこれを解き、満点の60%以上をとること。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『演習誰でもできる化学濃度計算実験・実習の基礎』立屋敷哲丸善出版無償配布978-4-621-30312-2
2.『生命科学のための基礎化学~無機物理化学編』M.M.Bloomfield、伊藤俊洋他訳丸善出版無償配布978-4-621-04041-6化学Ⅰの教科書
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『マクマリー生物有機化学基礎化学編 』菅原二三男監訳丸善出版4800+税978-4-621-08895-1
参考URL
質疑応答
・授業終了後に質問を受けつけます。
・最初の講義で周知するメールアドレスまで問い合わせて下さい(予約可)。次回授業で回答します。
備考
・演習は、学習効率を高めるため、3クラスに分割して行ないます。
・やむをえず欠席する場合は、必ず連絡して下さい。
・授業中の私語やスマートフォンなどの操作を厳禁します。
画像
ファイル
更新日付2022/01/26 17:24:22