開講年度2020
科目名画像検査 (秋)
科目ナンバーD411-576-08
開講学科歯学部歯学科 2002-2014年度入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2002-2014年度入学
部門専門  
開講種別通年
対象学年4年
担当者有地 榮一郎
実務経験教員歯科医師
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数2
曜日・時限


コーディネーター
有地榮一郎
担当講座
歯科放射線学講座
担当者
主任教授:有地榮一郎、准教授:有地淑子、講師:木瀬祥貴、助教:福田元気、野澤道仁、非常勤講師:後藤真一
准教授:杉田好彦(口腔病理学)
授業の概要
(目的)
『目的』
歯および口腔顎顔面領域における放射線の歯科医学的利用に関連する必要な知識と技術の習得を目的とする。
「到達目標」
電離および非電離放射線を有効かつ安全に利用するために、歯科医師に必要な放射線物理学、放射線生物学、放射線診断学総論および放射線管理について知識、技能および態度を習得する。
教材(教科書、
参考書等)
『教科書』
「第6版歯科放射線学」医師薬出版
講義(実習)
の方法・形式
講義・演習
必要機器
プロジェクタ
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
レポート課題・授業内小テストのフィードバックは授業内に行います。
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
1【講義項目】
読影の手順・方法
診断学各論1
顎骨の病変1

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
画像検査の進め方
顎骨病変名の分類法

【到達目標(SBOs)】
1. 口腔領域における画像診断の位置づけを説明できる。
2. 顎骨病変に対する画像診断法を列挙できる。
3. 顎骨病変のパノラマX線画像所見を分類できる。
4. 上顎骨の画像診断について注意点を挙げることができる。
5. 下顎骨の画像診断について注意点を挙げることができる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-1-2)- ⑦ E-2-4)-(5) E-2-4)-(6)②③
有地榮一郎
2【講義項目】
診断学各論2
顎骨の病変2

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
エックス線所見の分類法
嚢胞性病変のエックス線所見

【到達目標(SBOs)】
1. エックス線画像所見のとらえ方を説明できる。
2. 歯根嚢胞の画像所見を説明できる。
3. 含歯性嚢胞の画像所見を説明できる。
4. 歯原性角化嚢胞の画像所見を説明できる。
5. 石灰化歯原性嚢胞の画像所見を説明できる。
6. 鼻口蓋管嚢胞の画像所見を説明できる。
7. 鼻歯槽嚢胞の画像所見を説明できる。
8. 骨硬化症の画像所見を説明できる。
9. 静止性骨空洞の画像所見を説明できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-1-2)-⑦ E-2-4)-(5)
有地榮一郎
3【講義項目】
診断学各論3
顎骨の病変3

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
腫瘍性病変のエックス線所見
エックス線所見と病理診断

【到達目標(SBOs)】
1. 歯原性悪性腫瘍の画像所見を説明できる。
2. エナメル上皮腫の画像所見を説明できる。
3. 石灰化上皮性歯原性腫瘍の画像所見を説明できる。
4. 腺腫様歯原性腫瘍の画像所見を説明できる。
5. エナメル上皮線維腫の画像所見を説明できる。
6. 歯牙腫の画像所見を説明できる。
7. 歯原性線維腫の画像所見を説明できる。
8. 歯原性粘液腫/歯原性粘液線維腫の画像所見を説明できる。
9. セメント芽細胞腫の画像所見を説明できる。
10. セメント質骨形成線維腫の画像所見を説明できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-1-2)-⑦ E-2-4)-(6)-②③
野澤道仁
4【講義項目】
診断学各論4
顎骨の病変4

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
病変別のエックス線所見
エックス線所見と病理診断

【到達目標(SBOs)】
1. 骨肉腫の画像所見を説明できる。
2. 軟骨腫の画像所見を説明できる。
3. 骨腫の画像所見を説明できる。
4. 類骨骨腫/骨芽細胞腫の画像所見を説明できる。
5. 骨形成腺維腫の画像所見を説明できる。
6. 線維性異形成症の画像所見を説明できる。
7. セメント質骨性異形成症の画像所見を説明できる。
8. 中心性巨細胞性肉芽腫の画像所見を説明できる。
9. ケルビズムの画像所見を説明できる。
10. 動脈瘤性骨嚢胞の画像所見を説明できる。
11. 単純性骨嚢胞の画像所見を説明できる。
12. 骨の孤立性形質細胞腫の画像所見を説明できる。
13. 顎骨中心性血管腫の画像所見を説明できる。
14. 神経鞘腫の画像所見を説明できる。
15. ランゲルハンス細胞組織球腫の画像所見を説明できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-1-2)-⑦ E-2-4)-(6)-②③
福田元気
5【講義項目】
診断学各論5
顎骨と周囲軟組織の炎症

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
軟組織炎症(歯性感染)
歯性感染の進展経路
骨髄炎

【到達目標(SBOs)】
1. 炎症の診断に有用な画像診断法を選択できる。
2. 下顎骨骨髄炎の画像所見を解釈し、画像診断ができる。
3. 薬剤に関連する顎骨病変の画像所見の特徴を説明できる。
4. 放射線性骨壊死の画像所見の特徴を説明できる。
5. 智歯周囲炎の画像所見の特徴を説明できる。
6. 蜂窩織炎と膿瘍の画像所見の特徴を説明できる。
7. 外歯瘻の画像所見の特徴を説明できる。
8. 歯性感染の顎骨周囲軟組織(筋膜隙)への進展の画像所見を説明できる。
9. 歯性扁桃周囲炎の画像所見の特徴を説明できる。
10. 歯性上顎洞炎の画像所見の特徴を説明できる。
11. 肉芽腫性炎の特徴と画像所見を説明できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-1-2)-⑨、E-2-4-(3)
有地淑子
6【講義項目】
診断学各論6
軟組織の嚢胞・腫瘍

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
軟組織の嚢胞・腫瘍

【到達目標(SBOs)】
1. 軟組織の嚢胞・腫瘍の診断に有用な画像診断法を選択できる。
2. ガマ腫の画像所見を説明できる。
3. 類皮嚢胞、類表皮嚢胞の画像所見を説明できる。
4. 鰓嚢胞(側頸嚢胞)の画像所見を説明できる。
5. 甲状舌管嚢胞の画像所見を説明できる。
6. 血管腫の画像所見を説明できる。
7. リンパ管腫の画像所見を説明できる。
8. 脂肪腫の画像所見を説明できる。
9. 神経鞘腫の画像所見を説明できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-1-2)-⑨、E-2-4)-(5)
福田元気
7【講義項目】
診断学各論8
上顎洞病変

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
上顎洞病変の画像診断

【到達目標(SBOs)】
1. 上顎洞の正常解剖構造を説明できる。
2. 上顎洞の診断に有用な画像診断法を選択できる。
3. 上顎洞炎の画像所見を説明できる。
4. 上顎洞真菌症の画像所見を説明できる。
5. 貯留嚢胞の画像所見を説明できる。
6. 術後性上顎嚢胞の画像所見を説明できる。
7. 上顎洞に進展した歯根嚢胞、残留嚢胞の画像所見を説明できる。
8. 上顎の歯牙腫の画像所見を説明できる。
9. 上顎の線維性異形成症の画像所見を説明できる。
10. 上顎の歯原性角化嚢胞の画像所見を説明できる。
11. 上顎洞癌の画像所見を説明できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-1-2)-⑥⑦⑨
福田元気
8【講義項目】
診断学各論7
全身疾患

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
顎骨に影響する全身疾患

【到達目標(SBOs)】
1. 代謝、内分泌疾患(骨粗鬆症、甲状腺疾患等)が顎骨に与える影響および画像所見を説明できる。
2. 鎖骨頭蓋異骨症の特徴的な所見を説明できる。
3. 第一第二鰓弓症候群の特徴的な所見を説明できる。
4. 基底細胞母斑症候群の特徴的な所見を説明できる。
5. その他の先天性疾患の特徴的な所見を説明できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-2-4)-⑤⑥⑧
野澤道仁
9【講義項目】
診断学各論10
顎関節病変

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
顎関節症の画像診断

【到達目標(SBOs)】
1. 顎関節の正常解剖を説明できる。
2. 顎関節症の診断に有用な画像診断法を選択できる。
3. 顎関節症の病態分類を説明できる。
4. 顎関節症Ⅲ型のMRI所見を解釈し、画像診断ができる。
5. 顎関節症Ⅳ型の画像所見を説明できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】 E-2-4)-(7)
野澤道仁
10【講義項目】
診断学各論9
唾液腺病変

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
唾液腺病変の画像診断

【到達目標(SBOs)】
1. 唾液腺疾患の診断に有用な画像診断法を選択できる。
2. 唾液腺炎の画像所見を説明できる。
3. 唾石症の画像所見を説明できる。
4. シェーグレン症候群の画像所見を説明できる。
5. ガマ腫の画像所見を説明できる。
6. IgG4関連疾患(ミクリッツ病)の画像所見を説明できる。
7. 多形腺腫の画像所見を説明できる。
8. ワルチン腫瘍の画像所見を説明できる。
9. 粘表皮癌の画像所見を説明できる。
10. 腺様嚢胞癌の画像所見を説明できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-1-2)-⑨、E-2-4)-(8)-②③④⑥⑦
有地淑子
11【講義項目】
診断学各論11
嚥下の画像診断

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
嚥下障害の画像診断

【到達目標(SBOs)】
1. 摂食嚥下障害の検査法の種類と適応を説明できる。
2. 嚥下造影検査法の原理と基本的特徴を説明できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-1-2)-⑨ E-5-1)
後藤真一
12【講義項目】
診断学各論12
口腔癌

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
原発巣進展に対する画像診断
頸部リンパ節転移の画像診断

【到達目標(SBOs)】
1. 口腔領域の悪性腫瘍の診断に有用な画像診断法を選択できる。
2. 口腔扁平上皮癌の画像所見を解釈し、画像診断ができる。
3. 口腔癌の頸部リンパ節転移の画像所見を解釈し、画像診断ができる。
4. 口腔癌の遠隔転移の特徴と画像所見を説明できる。
5. 腺系の癌の画像所見を解釈し、画像診断ができる。
6. 非上皮性悪性腫瘍の特徴と画像所見を説明できる。
7. 転移性腫瘍の特徴と画像所見を説明できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】 E-1-2)-⑥⑦⑨ E-2-4)-(6)
有地淑子
13【講義項目】
症例カンファレンス

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義内容】
症例カンファレンス

【到達目標(SBOs)】
1. 口腔顎顔面領域の病態と部位に応じた画像診断法を選択できる。
2. 顎骨の炎症・嚢胞・腫瘍の画像所見を解釈し、画像診断ができる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-1-2)-⑦⑨ E-2-4-(5)
有地淑子、杉田好彦(口腔病理学講座)
14【講義項目】
放射線腫瘍学1

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義項目】
放射線治療の物理・生物学的基礎
放射線治療の方法

【到達目標(SBOs)】
1. 放射線治療における治療可能比を説明できる。
2. 外照射の方法を説明できる。
3. 組織内照射について説明できる。
4. 放射線治療装置について説明できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-1-2)-③
有地榮一郎
15【講義項目】
放射線腫瘍学2

【一般目標(GIO)】
画像検査法の特徴と適応ならびに画像の解釈を理解するとともに、放射線の人体に対する影響と放射線防護の方法を併せて理解する。
【講義項目】
口腔癌の放射線治療
放射線治療患者の口腔管理

【到達目標(SBOs)】
1. 口腔がんの放射線治療方法を説明できる。
2. 放射線治療の障害について説明できる。
3. 放射線治療患者の口腔管理について説明できる。
4. 放射線治療患者の歯科治療における注意点を列挙できる。

【予習・復習】
予習:シラバス・テキストを読んで学習内容を確認する(20分)
復習:授業でふれた用語を再確認する(25分)

【コアカリ】E-1-2)-③
有地榮一郎
留意事項
歯科医師となるために必要な放射線物理学、放射線生物学、放射線診断学総論に関する知識を得るためには、定められた授業内容を理解することのみに終始することなく,自主的な知識の習得に努めることが大切である。
授業以外の
学習方法
予習、復習を十分に行うこと。
成績評価方法
・定期試験 100% (レポート課題、授業内小テスト、授業態度も加味します。)
・定期試験は筆記試験とします。
参照ホーム
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更新日付2021/12/07 18:52:50