開講年度2020
科目名実習:生命の分子的基盤 (秋)
科目ナンバーD213-571-04
開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
(全)開講学科歯学部歯学科 2015年度以降入学
歯学部歯学科 2002-2014年度入学
部門専門  
開講種別通年
対象学年2年
担当者鈴木 崇弘
実務経験教員
関連性が高いディプロマ・ポリシー
単位数0.5
曜日・時限秋学期 金曜日 3時限
秋学期 金曜日 4時限


コーディネーター
担当講座
生化学講座
担当者
教授:鈴木崇弘、講師:橋本洋子、山下京子、
非常勤講師:沼田幸子、松下佐知、伊藤恭子、山田さやか、普山田寛、松井孝之、近藤千裕、服部修明、山本隆正、
授業の概要
(目的)
「生命の分子的基盤」という科目名で講義される内容は、すべて実験を通して得られた事実に基づいている。本実習では、実際に実験することによって講義内容についての理解を深め、知識の定着を図るとともに、生化学的実験を遂行するために必要とされる基本的な実験技術を習得することを目的とする。
教材(教科書、
参考書等)
『教科書』
◯「生命の分子的基盤実習指針」
 (2020年度版)愛知学院大学歯学部生化学講座

『参考書』
◎臨床検査法提要(第34版) 金井正光編集 金原出版
◎口腔生化学(第6版) 早川太郎他著 医師薬出版
◎口腔生化学サイドリーダー(第6版) 金森孝雄著 学建書院
講義(実習)
の方法・形式
 示説にはパソコン、OHP、黒板を使用する。2~5名のグループで、決められた項目の実習を行う。
必要機器
課題
(定期試験・
レポート試験・
授業内試験)の
フィードバック方法
 各回でレポート課題を行い、当日に個別指導を行う。
講義・実習
講義(実習)項目・一般目標(GIO)講義(実習)内容・到達目標(SBOs)・
予習・復習
担当者
8【実習項目】
臨床生化学検査

【一般目標(GIO)】
口腔と全身の関連性を理解する基盤を形成するために、臨床生化学検査に関する基本的な知識と技術を身につける。
【実習内容】
A. 尿検査
◯生命の分子的基盤実習指針p.43-57

【到達目標(SBOs)】
1)尿検査の基準値を知り、重要な異常値の意味を説明できる。
2)尿の採取法と貯蔵法を説明できる。
3)試験紙を用いて尿検査を実施できる。
4)試験紙法を補う検査法を実施できる。

【予習・復習】
予習
・該当する項目について実習指針を読み、実習内容の全体像を把握する(30分)
復習
・実習で修得した事項を整理し、まとめを作成する(60分)

【コアカリ】
E-1-3)-①
山下 京子他
9【実習項目】
臨床生化学検査

【一般目標(GIO)】
7回に同じ
【実習内容】
B. 血液中の糖質の定量
◯生命の分子的基盤実習指針p.59-63

【到達目標(SBOs)】
1)血糖値の基準値を知り、異常値の意味を説明できる。
2)グルコースオキシダーゼ法による血糖値測定の原理を説明できる。
3)血液を安全に取り扱うことができる。
4)グルコースオキシダーゼ法によって血糖値を測定できる。

【予習・復習】
予習
・該当する項目について実習指針を読み、実習内容の全体像を把握する(30分)
復習
・実習で修得した事項を整理し、まとめを作成する(60分)

【コアカリ】
E-1-3)-⑤
山下 京子 他
10【実習項目】
唾液の性状、成分および機能

【一般目標(GIO)】
口腔および全身における唾液の役割を理解するために、唾液の性状と成分を知り、唾液の機能を分子レベルで考察する。
【実習内容】
A. 唾液の性状
B. 唾液成分
◯生命の分子的基盤実習指針p.77-86

【到達目標(SBOs)】
1)唾液の採取法を説明できる。
2)唾液のpHを測定できる。
3)唾液のもつ緩衝能を実験によって示すことができる。
4)唾液中に糖タンパク質が存在することを実験によって示すことができる。
5)唾液アミラーゼの活性を実験によって示すことができる。
6)唾液成分の機能を説明できる。

【予習・復習】
予習
・該当する項目について実習指針を読み、実習内容の全体像を把握する(30分)
復習
・実習で修得した事項を整理し、まとめを作成する(60分)

【コアカリ】
E-2-2)-⑤
山下 京子 他
11【実習項目】
歯の構成成分

【一般目標(GIO)】
歯の常態、病態および治療法を知るための基盤を形成するために、歯の構成成分ならびに構成成分の特徴と機能を分子レベルで理解する。
【実習内容】
A. 歯の有機成分
◯生命の分子的基盤実習指針p.65-68, p.72-75

【到達目標(SBOs)】
1)歯の硬組織を構成する有機成分とその特徴を説明できる。
2)歯の脱灰を実施できる。
3)脱灰した歯にコラーゲンが含まれることを実験によって示すことができる。

【予習・復習】
予習
・該当する項目について実習指針を読み、実習内容の全体像を把握する(30分)
復習
・実習で修得した事項を整理し、歯を構成している有機成分のアミノ酸組成上の特徴や構造についてまとめを作成する(60分)

【コアカリ】
C-2-1)-①
E-3-1)-④
橋本 洋子 他
12【実習項目】
歯の構成成分

【一般目標(GIO)】
10回に同じ
【実習内容】
B. 歯の無機成分
◯生命の分子的基盤実習指針p.68-74、p76

【到達目標(SBOs)】
1)歯の硬組織を構成する無機成分とその特徴を説明できる。
2)歯の硬組織脱灰液中のCaとPを定量してCa/Pを算出し、その意味づけができる。

【予習・復習】
予習
・該当する項目について実習指針を読み、実習内容の全体像を把握する(30分)
復習
・実習で修得した事項を整理し、歯を構成している無機成分についてまとめを作成する(60分)

【コアカリ】
E-3-1)-④
橋本 洋子 他
13実習試験鈴木 崇弘 他
留意事項
 効率よく実習を進めるためには、実習に先立って実習書を読み、実習内容を可能な範囲で把握しておくことが必要である。十分に理解できない点については、参考書などで調べるとともに、教員と連絡を取り、速やかな問題解決に努める。
授業以外の
学習方法
 興味を持った事項を足がかりとして、参考書などを利用した能動的な学習につなげる。 
 
成績評価方法
試験100%:実習内容の理解に必要な基礎生化学と口腔生化学の知識と、生化学分析法と生化学検査法に関する理解度を評価する。
参照ホーム
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更新日付2020/03/02 14:16:58