開講年度2020
科目名労働経済学Ⅱ 講義
(全)開講学科2017年度経済学研究科経済学専攻修士課程
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者武内 真美子
単位数2
曜日・時限秋学期 金曜日 2時限
キャンパス名城公園キャンパス


サブタイトル
労働経済学の基礎理論と実証分析
科目のねらい
労働経済学に関する英語のテキストを無理なく読める力を養うと同時に基礎的な理論をしっかりと理解する。特に、この講義では男女間の格差、家族の経済学に関わる内容に重点を置き講義をする。
到達目標
理論および実証分析の両方のアプローチによる英文の論文の内容を理解するための土台を作ることを目標とする。特に、労働市場における男女間格差(雇用格差、人的資本格差、賃金格差など)と家族の経済学(性別役割分業と女性の社会進出、高学歴化が家族形成に及ぼす影響など)に関わる理論と統計データについて十分理解することを目標とする。
授業の内容・
計画
労働需給、失業などの基本的テーマを英文で書かれたテキストを用いて講義するとともに、以下のテーマを扱う予定である。
これらのテーマについては、春学期開講の労働経済学Ⅰの内容を補足するとともに、より発展的な内容を扱う。
1.男女間の教育格差
2.男女間の雇用格差
3.男女間の賃金格差
4.女性の社会進出と活躍推進
5.性別役割分業と女性の働き方
6.変化する家族
7.家族と女性に関わる政府の政策
8.男女間格差の国際比較
評価方法
(基準等)
主体的な受講態度と課題のレポートで総合的に評価する。
授業外の学修
(予習・復習)
教科書の該当箇所について予習と復習を行う。また、授業中に課す課題についてレポートを作成する。
教科書・
参考書
The Economics of Men, Women and Work, Francine D. Blau and Anne E. Winkler, Oxford.
Labor Economics, 8th edition, George Borjas, McGraw-Hill Education
現代女性の労働・結婚・子育て 橘木俊詔 ミネルヴァ書房
ジェンダー経済格差-なぜ格差が生まれるのか克服の手がかりはどこにあるのか 川口章 勁草書房
働き方の男女不平等-理論と実証分析 山口一男 日本経済新聞出版社
参照URL
質疑応答
授業中に質疑応答の時間を設ける
備考
春学期開講の労働経済学Ⅰの講義を受講済みであることが望ましい。
画像
ファイル
更新日付2020/02/05 22:25:19