開講年度2020
開講学科現代社会法学科 2013年度以降入学
2020年度法学部現代社会法学科
科目名刑事法入門
担当教員服部 朗
学期曜日時限秋学期 水曜日 1時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーW131-215-01
使用教室7501(名城)
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
刑事法の基礎
授業の概要
なるべく具体的な題材をもとに、罪刑法定主義、犯罪論の構造、刑罰論など、刑法の最も基礎となる部分を学ぶ。
授業の到達
目標
刑事法を学ぶ基礎をつくり、刑事法に興味関心を持つ。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・小テストは、採点の上、翌週ないし翌々週の授業のとき返却する。
・定期試験については、成績発表後、WebCampusの「講義連絡」から講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1オリエンテーション
犯罪の動向―どのような犯罪が、どのくらい起きているか?
【復習】インターネットで犯罪白書を開いてみる(30)
2刑事司法手続の流れ―
「軽微な」犯罪は、どのように扱われているか?
「重大な」犯罪は、どのように扱われているか?
【予習】刑事訴訟法246、248条、道路交通法
第9章(125条~・別表第2)を読む(30)
【復習】軽微事件・重大事件の別に、刑事司法手続の大まかな流れを説明できるようにする(60)
3犯罪の原因―人はなぜ犯罪をするのだろうか?【予習】新聞などの犯罪報道に目を向ける(30)
【復習】引き続き、新聞などの犯罪報道、そして報道のあり方にも関心を向ける(60)
4民事事件と刑事事件との違い【復習】民事事件と刑事事件との違い、その違いから生じる民法と刑法の条文解釈の違いについて理解する(60)
5罪刑法定主義(1)【予習】刑法の教科書で罪刑法定主義について調べる(30)
【復習】罪刑法定主義とは何か、なぜ必要かについて説明できるようにする(60)
6罪刑法定主義(2)【予習】配布された判例を読む(60)
【復習】罪刑法定主義から派生する諸原理(遡及処罰の禁止、類推解釈の禁止等)について確認する(30)
7罪刑法定主義(3)【復習】罪刑法定主義について全般的な復習をする(60)
8刑罰には、どのような種類があるか?
何のために刑罰を科すのか?
【予習】刑法9~13、15~20条を読む(30)
【復習】講義内容を踏まえ、上記条文を読み返す(30分)
9死刑の存廃を考える(1)【予習】六法で法定刑に死刑のある犯罪を探す(30)
10死刑の存廃を考える(2)【復習】死刑の存廃について考える(時間無制限)
11犯罪論の構造(1)―概説【予習】法学ガイドブックの「刑法」の部分を読む(60)
【復習】犯罪の定義について説明できるようにする(30)
12犯罪論の構造(2)―ある事例をもとに【復習】①構成要件該当性、②違法性、③有責性とは、それぞれどのような判断で、犯罪論中どのような役割をするか、確認する(60)
13犯罪論の構造(3)―ある事例をもとに【復習】講義内容の復習をするとともに法学ガイドブックの「刑法」の部分を再読し、犯罪論の構造について理解を深める(60)
14量刑―刑罰の重さは、どのように決めるのか?【予習】刑法35~72、14、21、25~27条の7を読む(90)
【復習】講義内容を踏まえ、上記条文を再読する(90)
15まとめ【復習】講義ノートや配布資料をもとに、全体の復習をする
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験80刑法の基本原理や用語を正しく理解し、事例問題について自分の考えを論理的に示すことができているか。
小テスト20講義内容を正しく理解できているか。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『刑法総論』内田幸隆・杉本一敏有斐閣2000円+税9784641150652C1332
参考書
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参考資料
参考URL
質疑応答
オフィスアワー: 木曜 16:40-17:40
備考
・この授業では座席指定を行う。
・出席回数が全体の3分の2を下回る場合は、定期試験の受験資格を失う。
画像
ファイル
更新日付2020/03/07 10:28:10