開講年度2020
開講学科経営学科 2013年度以降入学
科目名経営統計Ⅱ
担当教員千葉 賢
学期曜日時限秋学期 金曜日 3時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーM231-603-02
使用教室LabF(名城)/7602(名城)
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
統計的思考とデータ解析法
授業の概要
高度に情報化された現代社会では、確かな統計データと分析にもとづいて持続可能社会の発展に寄与する科学者や技術者、テレビや新聞・雑誌・インターネットなどで発表されている表やグラフを読み取り、論理的な議論ができる社会人(データサイエンティスト)が必要とされている。本科目では、数値データから重要な情報を適切に取り出すための科学的手法である統計学について学ぶ。具体的には、データの視覚的表示・基本統計量の計算・各種統計解析法の習得を通じて、適切なデータの要約方法と解釈の仕方について学習する。特に、公的統計データの基本事項や読み方、統計データと地図を組み合わせた統計GISの活用方法に力点をおく。講義は原則として下記スケジュールにしたがって実施されるが、受講者の理解を考慮して進度や講義内容は適宜調整する。
授業の到達
目標
(1) 統計学の基本的な考え方を理解できる
(2) 効率的に公的統計データを入手できる
(3) データを収集、整理、要約できる
(4) データを客観的かつ適切に解釈できる
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日から一週間以内に研究室にて答案を返却する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「統計学を学ぶべき理由」:講義の概要と方針、ビジネスにおけるデータ分析「予習」:シラバスを確認し、授業内容を事前に確認する(30)
「復習」:配布された資料を熟読する(30)
2「統計データの活用」:データサイエンスを用いた課題解決に向けた取組事例の紹介(太陽光発電システムの普及率、付加価値額の産業間比較、合計特殊出生率からみる少子高齢化、一人あたりGDPと平均寿命の関係)「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
3「データの整理」:度数分布表・ヒストグラムの作成「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
4「データの中心を表す尺度」:平均値・最頻値・中央値の意味と算出「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
5「データの散らばりを表す尺度」:範囲・四分位範囲、分散・標準偏差、変動係数の意味と算出、標準化・偏差値の計算方法「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
6「データの特徴を表す尺度」:四分位、パーセンタイル、歪度・尖度の意味と算出、箱ひげ図の作成、「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
7「データの関係性を表す尺度」:散布図の作成、共分散・相関係数の意味と算出「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
8「回帰分析」:データの関係性の定式化(回帰直線、最小二乗法、決定係数)「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
9「統計表の見方」:統計データの分類(横断面データ、時系列データ、パネルデータ)、統計表の形式、構成比と相対比の違い「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
10「公的統計データの入手方法」:e-statの紹介、主な機能、統計表のダウンロード、データベース機能を利用したグラフの作成「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
11「公的統計データを用いた分析」:e-statを用いたデータ分析の実践「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
12「公的統計の種類と体系(1)」:一次統計と二次統計、全数調査・標本調査の違い、労働力統計、家計統計の読み方「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
13「公的統計の種類と体系(2)」:消費統計・企業統計の読み方、マーケティング・ファイナンスへの応用「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
14「jSTAT MAPの機能」:統計調査結果から地図への可視化、小地域集計・データ値の地図表示(ジオコーディング)「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
15「統計GISの活用活用事例」:避難施設配置の検討、東京都中野区の保育環境状況「予習」:テキストの該当箇所を熟読する(30)
「復習」:講義内で出題した小テストを解き直す(30)
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験85%統計学の基本的な考え方を十分に理解し、データを適切に収集・整理・要約できる。
平常点15%受講態度と講義終了後に出題される小テストの成績が含まれる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析』藤井良宜 他東京図書2420978-4489021329
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『プレステップ統計学I 記述統計学』稲葉由之弘文堂1980978-4335000843
参考URL
質疑応答
講義内容で疑問がある場合は、講義終了後に遠慮なく質問してください。オフィスアワー(水曜3限、千葉研究室(2812))も積極的に活用してください。
備考
春学期に開講される「経営統計Ⅰ」もあわせて履修してください。なお、授業中の私語、携帯電話操作は厳禁とします。
画像
ファイル
更新日付2020/02/08 10:52:12