開講年度2020
開講学科経済学科 2013年度以降入学
科目名ファイナンス論
担当教員水野 伸昭
学期曜日時限秋学期 火曜日 3時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーE331-236-07
使用教室1103(名城)
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
ファイナンスの基礎を学ぶ
授業の概要
ファイナンスとは、資本市場における資産価格の決定、企業における資金調達や投資プロジェクト、投資家による資産運用など、資金の流れに伴う幅広い領域を対象とします。その内容は、資金の運用サイドからみた投資理論(インベストメント)と調達サイドからみた企業財務(コーポレート・ファイナンス)の二つに大別されます。本講義ではこれらの二つの分野に関して基礎を学びます。
授業の到達
目標
ファイナンスの基礎的な用語や理論を論じることができるようになる。
インベストメントとコーポレート・ファイナンスのいずれの分野でも基本的な考え方として不可欠な「現在価値」を算出できるようになる。
その後、インベストメント、コーポレート・ファイナンスに応用できるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日以降、答案を返却しますが、その際、誤答を中心に振り返りを行い、修得状況を確認します。希望者はメールで連絡してください。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
担当教員は、長年、銀行に勤務した経験があり、理論とともに、金融実務に基づく授業を展開します。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス
資金の時間価値
・資金の時間価値の意味や計算方法を学びます。
【予習】第1回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第1回授業内容を確認し理解を深める(60)
2不確実性とリスクの評価
・効用関数と無差別曲線について学びます。
【予習】第2回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第2回授業内容を確認し理解を深める(60)
3投資家の行動とポートフォリオ理論(1)
・リスクとリターンについて学びます。
【予習】第3回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第3回授業内容を確認し理解を深める(60)
4投資家の行動とポートフォリオ理論(2)
・相関係数と分散化について学びます。
【予習】第4回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第4回授業内容を確認し理解を深める(60)
5資本資産評価モデル(1)
・資本市場線について学びます。
【予習】第5回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第5回授業内容を確認し理解を深める(60)
6資本資産評価モデル(2)
・証券市場線について学びます。
【予習】第6回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第6回授業内容を確認し理解を深める(60)
7前半授業の総括と中間テスト【予習】中間テスト対策としてこれまでの学習内容の確認(120) 
8債券の評価と信用リスク
・債券の種類、格付、評価方法を学びます。
【予習】中間テストの結果を振り返り、理解不十分な事項を再度確認する(60) 第8回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第8回授業内容を確認し理解を深める(60)
9デリバティブ(1)
・デリバティブの機能と意義、先渡・先物取引について学びます。
【予習】第9回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第9回授業内容を確認し理解を深める(60)
10デリバティブ(2)
・オプションについて学びます。
【予習】第10回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第10回授業内容を確認し理解を深める(60)
11投資プロジェクトの評価(1)
・正味現在価値法、IRRについて学びます。
【予習】第11回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第11回授業内容を確認し理解を深める(60)
12投資プロジェクトの評価(2)
・リアル・オプションについて学びます。
【予習】第12回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第12回授業内容を確認し理解を深める(60)
13資本構成と配当政策(1)
・MM命題Ⅰについて学びます。
【予習】第13回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第13回授業内容を確認し理解を深める(60)
14資本構成と配当政策(2)
・MM命題Ⅱ、配当政策について学びます。
【予習】第14回授業のテキスト該当箇所を熟読し、内容を確認する(60)
【復習】第14回授業内容を確認し理解を深める(60)
15後半授業の総括【予習】期末テスト対策として後半授業の内容の確認(120)
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
中間テスト40%前半授業の内容を十分理解している。
期末テスト40%後半授業の内容を十分理解している。
宿題他20%授業の内容を十分理解し、実例に応用することができる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『コーポレート・ファイナンスの考え方』古川浩一、蜂谷豊彦、中里宗敬、今井潤一中央経済社3672978-4502472909
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ファイナンス論』大村敬一有斐閣3456978-4641183834
2.『よくわかるファイナンス』久保田敬一東洋経済新報社3024978-4492600948
参考URL
質疑応答
オフィスアワー:水曜日の昼休み。事前にアポをとってください。
備考
1.「統計学」、「マクロ経済学」、「ミクロ経済学」、「金融論」の知識を有すること。
2.授業中の私語、携帯電話操作、不必要な入退出は厳禁です。
3.2/3以上の授業に出席した者のみ成績評価の対象とする。なお出席状況は各自で管理すること。学生証を忘れた場合は欠席扱いとする。
4.授業で使用する資料は、各自で共有フォルダ―から取り出し、印刷して持参すること。
5.試験には電卓が必要(関数電卓でなくてよい。)。
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更新日付2020/02/01 13:56:30