開講年度2020
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
生体予防薬学特論
科目ナンバーA621-473-21
開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年6年
開講種別秋学期
曜日・時限・教室秋学期 木曜日 2時限 201
単位数1
必修・選択選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)河村 好章.富田 純子(微生物学)
佐藤 雅彦.徳本 真紀(衛生薬学)
井上 誠.中島 健一(薬用資源学)
使用言語日本語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
 ヒトは、重金属をはじめ様々な有害因子が混在した環境下で生活しており、飲食物や大気などを介して微量ながらそれらの有害因子に日々曝露されている。本特論では、様々な有害因子による環境汚染および健康影響に関する知識を修得する。
 また、感染症を予防するという観点から、医薬分野の専門家として病原微生物・感染症・抗菌抗ウイルス化学療法に関する深い知識を修得する。それらに関する研究や技術基盤の最前線にも触れ、感染症予防に向けた応用と展望について概説できる。
 さらに、高齢化社会における健康寿命の延伸は喫緊の課題であり、生活習慣病、加齢性疾患等の予防を推進する必要がある。そこで天然物、漢方方剤などによる各種疾患の予防に関する最新の知識を修得し、天然薬物の可能性について概説できる。
 本科目は本学独自の科目である。
授業の到達目標
 生活環境下における化学物質の汚染や曝露状況および健康影響についてわが国の現状やわが国の公害並びに薬害の歴史について修得する事を目標とする。
 感染症の現状と対策、さらに克服に向けた取り組みについて概説できることを目標とする。
 天然薬物による加齢性疾患を始めとする各種疾患の予防における可能性について説明できることを目標とする。
準備学習(予習・復習など)
 シラバスに記載されている到達目標および授業内容に基づいて、様々な情報を収集する。また、授業資料などを用いてレポート作成などの復習を行う。
 各回の講義前後に、およそ90分を目安として予習・復習すること。
授業計画
授業の内容SBOコード
1わが国の公害歴史 〔佐藤〕
(わが国における代表的な公害の原因・被害者の苦悩・対策について理解を深めるとともに、映像を通して公害事例の実状を理解することにより「環境と生命」に関する倫理観を養う。)
D2-(2)-②, A-(2)-①, アドバンスト
2世界に拡がる金属汚染 〔佐藤〕
(世界各地での有害金属汚染の歴史や現状について理解し、「開発、環境汚染、生命」に関する倫理観を養う。)
D2-(1)-①, D2-(2)-①, A-(2)-①, アドバンスト
3わが国の薬害歴史 〔佐藤〕
(わが国における代表的な薬害の原因・社会的背景・対策について理解するとともに、「ヒトの健康と生命」に関する倫理観を養う。)
A-(1)-③-6, A-(2)-①, アドバンスト
4医薬品の環境汚染 〔徳本〕
(医薬品の環境汚染の現状や環境中に排出される医薬品による生態系への影響について理解する。)
D2-(2)-①, アドバンスト
5感染症の現状と対策-特に新興感染症・院内感染ーについて理解する。(富田)C10-(3), C11-(3),アドバンスト
6感染症の現状と対策-特に呼吸器感染ーについて理解する(河村)C10-(3),アドバンスト
7感染症の現状と対策-特に循環器・神経・全身感染ーについて理解する。(河村)C10-(3),アドバンスト
8疾患予防における天然物(1) 
天然物の有用性について説明できる (1) (中島)
C5-(2)-①-2,3,4,5, アドバンスト
9疾患予防における天然物(2)
天然物の有用性について説明できる (2) (井上)
C5-(2)-①-2,3,4,5, アドバンスト
10疾患予防における天然薬物(3)
漢方方剤の有用性について説明できる (井上)
E2-(10)-②-2,3, アドバンスト
授業の方法・方略
スライドを用いて最新情報を提供しながら講義を行う。
成績評価及び
フィードバック方法
レポート試験:100% 各課題について、講義内容を踏まえて適切にまとめ、正しい日本語で記述できる。
(フィードバック)成績発表時(合格者掲示)に解答状況に関するコメントを記載します。
教科書
適宜プリントを配布
参考書
オフィスアワー
薬学部事務室、薬学部棟2階掲示板等にオフィスアワー、居室番号についての情報があるので確認してください。
参照ホーム
ページ
画像
ファイル
更新日付2020/01/27 11:38:43