開講年度2020
科目名(◆:実務経験のある教員による
      授業科目)
有機化学Ⅱ
科目ナンバーA211-471-20
開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2015年度以降入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
医療薬学科6年コース 2006-2010年度入学
部門専門  
対象学年2年
開講種別秋学期
曜日・時限・教室秋学期 金曜日 2時限 203
単位数1
必修・選択必修
授業形態講義
担当者(所属講座)安池 修之.村田 裕基(薬化学)
使用言語日本語
最も関連のあるディプロマポリシー
項目


授業の概要
「有機化学」は、有機化合物の構造、物性、合成、反応などを様々な角度から学習することによって、その基本的な化学的諸性質を知り、理解するために設けられたものである。本講義と1,2年次開講科目の化学II・基礎有機化学・有機化学Iを通して体系的に学習する。本講義では、有機化合物を官能基別に分類(芳香族炭化水素・アミン)し、それぞれの骨格や官能基の持つ構造上の特徴、命名法、性質、および反応性を学ぶ。また、複素環化合物の物性・芳香族性・化学反応性について論じる。化学的な特性を系統的に学ぶことで、官能基の示す物性や反応の規則性、法則性などを修得する。
授業の到達目標
芳香族化合物、アミン、複素環の命名法、構造、性質、合成法、化学反応性の基礎事項を修得し、理解しながら、身に付けた知識を応用できることを目標とする。
準備学習(予習・復習など)
受講前にシラバスに記載されている授業内容を確認し,教科書ならびに配布資料を利用して予習をすること。受講後は、教科書、プリント、ノートを利用して復習し、内容を理解すること。各回の講義前後に、およそ90分を目安として予習・復習をすること。
授業計画
授業の内容SBOコード
1芳香族化合物(1):代表的な芳香族炭化水素化合物の性質と反応性を説明できる。C3-(1)-①-1, C3-(2)-③-1
2芳香族化合物(2):芳香族性(Hückel則)の概念を理解できる。C3-(2)-③-2
3芳香族化合物(3):芳香族化合物の求電子置換反応の機構を説明できる。C3-(2)-③-3
4芳香族化合物(4):芳香族化合物の求電子置換反応の反応性および配向性に及ぼす置換基の効果を説明できる。C3-(2)-③-3, C3-(2)-⑥-1
5芳香族化合物(5):芳香族炭化水素化合物の求核置換反応について理解できる。アドバンスト
6フェノールならびにその誘導体の合成と反応性について説明できる。C3-(3)-③-1
7アミン(1):含窒素化合物の塩基性度を比較して説明できる。C3-(1)-①-1, C3-(3)-⑤-1, C3-(3)-⑦-2
8アミン(2):アミン類の基本的性質と合成法を列挙し、説明できる。C3-(3)-⑤-1
9アミン(3):アミン類の反応を列挙し、説明できる。C3-(3)-⑤-1
10アミン(4):アミン類の反応を列挙し、説明できる。C3-(3)-⑤-1
11複素環化合物(1):代表的な芳香族複素環化合物の性質を芳香族性と関連づけて説明できる。C3-(1)-①-1, C3-(2)-③-4
12複素環化合物(2):代表的な芳香族複素環の求電子置換反応の反応性、配向性、置換基の効果について説明できる。C3-(2)-③-5
13複素環化合物(3):電子過剰芳香族複素環と電子不足芳香族複素環の反応性を区別して説明できる。C3-(2)-③-5, アドバンスト
授業の方法・方略
教科書、プリント、パワーポイントを利用して講義する。
成績評価及び
フィードバック方法
定期試験(100%) 芳香族化合物、アミンならびに複素環化合物の基礎を十分に理解し、授業の到達目標を踏まえたうえで、設問に対して適切に解答できる。
定期試験の合格者の掲示時に総評コメントを記載します。
教科書
教科書:ソロモンの新有機化学I 第11版(廣川書店)
ソロモンの新有機化学II 第11版(廣川書店)
参考書
オフィスアワー
薬学事務室、薬学部2階掲示板等にオフィスアワー、居室番号についての情報があるので確認してください。
参照ホーム
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更新日付2020/01/06 13:06:58