開講年度 2020 開講学科 心理学科 2013年度以降入学 健康科学科 2015年度以降入学 2018年度心身科学部健康科学科 2018年心身科学部心理学科 科目名 知的障害者教育論 担当教員 早川　文雄 学期曜日時限 秋学期集中 その他 集中 科目区分 その他 授業形態 講義 対象学年 ２年 単位数 2 科目ナンバー L211-276-15 使用教室 キャンパス 日進キャンパス 担当教員の実務経験 テーマ 脳の働きからみた知的障害・発達障害の理解と教育理論 授業の概要 特別支援教育の対象として、あらゆる分野のなかで最も増えているのが発達障害です。脳科学の観点から発達障害児が保有する特性を理解し、教育において重要なポイントを浮かび上がらせます。脳科学からみて好ましい教育は、障害児童を対象に限ったものではなく、健常児の子育て全般に共通しますので、そういった観点から理解することが重要です。そして、障害の分類や特徴を整理し、障害種別ごとの対処方法と教育原則について理解します。 授業の到達 目標 知的障害・発達障害を説明できる。脳科学の観点からみた子育てと教育全般に共通する要素を述べることができる。知的障害・発達障害児童の教育において重要なポイントを論じることができる。障害の分類や特徴を整理し、障害種別の対処方法と教育原則について述べることができる。 課題 （定期試験 ・レポート試験 ・授業内試験など）の フィードバック方法 ５限（10単位）ごとに小テストを実施します。その場で採点し、正否をデスカッションしながら結果をフィードバックします。 使用言語 日本語、一部専門的な医学用語が出てきますが、そのつど解説します。 実務経験をいかした教育内容 岡崎市民病院小児科の外来と岡崎市こども発達センターで経験した知的・発達障害児の教育現場観察体験に基づいた授業内容になっており、実践的で、明日の教育実習から多くが使用可能なツールを提供します。 授業計画 回数 授業スケジュール 授業時間外学習・時間(分) 1 ガイダンス（授業の流れの説明）とイントロダクション（脳の構造と機能）　［講義］　　10/17(1) 【復習】授業の流れと脳の働きを配布資料とテキストで確認する（60） 2 脳からみた「こころ」の機能　－快と不快－　　　[討論]－[講義]－[討論］ 10/17(2) 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 3 脳からみた「こころ」の機能　－安心と親和－　　[討論]－[講義]－[討論］ 1017(3) 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 4 脳からみた「こころ」の機能　－知能と知性－　　[討論]－[講義]－[討論］　　 10/17(4) 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 5 脳からみた「こころ」の機能　－社会的知性－　 [討論]－[講義]－　[討論］ －[小テスト]　　10/17(5) 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 6 発達障害概論　　　　 [討論]－{講義]－[討論］ 　　 11/14(1) 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 7 発達障害論　　－ＡＳＤ－　　　[討論]－[講義]－[討論］ 　　 11/14(2) 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 8 発達障害論　　－ＡＤＨＤ－　　[討論]－[講義]－[討論］ 　　 11/14(3) 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 9 発達障害の成人像と特性　　　[討論]－[講義]－[討論］ 　 　11/14（4） 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 10 発達障害の二次障害　　　　　[討論]－[講義]－[討論］－[小テスト] 　 11/14（5） 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 11 褒める・叱る　　　[討論]－[講義]－[討論］ 　12/12（1） 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 12 満足と不満足　 　　　[討論]－[講義]－[討論］ 　 　12/12（2） 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 13 自信の育成　　　　[討論]－[講義]－[討論］ 　 　12/12（3） 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 14 暗示の育成　　　　[討論]－[講義]－[討論］ 　 　12/12（4） 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 15 ＥＱの育成　　　　[討論]－[講義]－[討論］ －[小テスト]　　 　 　12/12（5） 【予習】配布資料で講義内容を把握する（30）　　【復習】テキストで講義内容を確認する（60） 試験実施方法 その他 評価方法 評価方法 割合 評価基準 授業態度と取り組み姿勢 全授業平均値で20％ 前向きで意欲的な姿勢を評価する 授業内討論の発言内容 全授業平均値で20％ 積極的で柔軟な発言を評価する 小テスト3回 20％×３＝60％ 個々の成績を評価し、各々60％以上の正答率で合格とする テキスト 書名 著者 出版社 価格 ISBNコード 備考 1. 『授業ごとに次の分を配布 します』 2. 『授業内でアナウンスします』 参考書 　　・ 参考資料 書名 著者 出版社 価格 ISBNコード 備考 1. 『ＥＱこころの知能指数』 ダニエル・ゴールマン 講談社 2. 『人間性の心理学』 ＡＨ　マズロー ＳＡＮＮＯ 3. 『共感する女脳、システム化する男脳』 バロン・コーエン ＮＨＫ出版 参考ＵＲＬ 質疑応答 授業内（討論時間）で受け付けます。 備考 特別支援教育の現場で活かすことができる理論と実践方法を提供できるよう努力します。 画像 ファイル 更新日付 2020/02/17 14:09:49