開講年度2020
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
英語英米文化学科 2015年度以降入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2013年度以降入学
科目名情報倫理
担当教員小城 拓理
学期曜日時限秋学期 火曜日 4時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーG231-902-03
使用教室G106
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
情報倫理学入門
授業の概要
そもそも倫理学とは、物事の善し悪しやそのあるべき姿を問う学問であり、その対象は人間の一つ一つの行為から政策や法に至るまで実に幅広いものがあります。このような倫理学の一分野がここで学習する情報倫理学です。情報倫理学とは、コンピュータやインターネットといった情報工学・情報技術の爆発的進歩を背景に生まれました。この授業では様々な実例をもとに、みなさんを情報倫理学の世界に招待したいと思います。ここで取り上げる著作権やインターネット、出生前診断といった問題はみなさん一人一人にとって避けては通れない大きな問題です。この授業で学んだことは情報社会で生きるみなさんの人生にもきっと役立つでしょう。
授業の到達
目標
情報倫理学を学ぶことを通じて、情報社会の諸問題について論じることができる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表後に講義連絡にて授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「イントロダクション」:情報倫理学入門
〇授業方針と情報倫理学の概略を説明します
【予習】シラバスを読み本授業内容をあらかじめ把握する(60)
【復習】授業の全体について確認する(180)
2「著作権(1)」:なぜ著作権を守らなければならないのか
〇著作権を守らなければならない理由について説明します
【予習】日本の著作権法の条文について調べる(60)
【復習】著作権を守らなければならない理由についての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
3「著作権(2)」:創造と模倣の間
〇創作性について説明します
【予習】シェイクスピアの作品について調べる(60)
【復習】創作性についての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
4「著作権(3)」:著作権の保護期間
〇著作権保護期間延長の歴史について説明します
【予習】世界各国の著作権保護期間について調べる(60)
【復習】著作権保護期間延長の歴史についての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
5「著作権(4)」:二次的著作物
〇パロディとコミックマーケットについて説明します
【予習】著作権法における二次的著作物について調べる(60)
【復習】パロディとコミックマーケットについての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
6「プライバシー(1)」:人工妊娠中絶
〇人工妊娠中絶とプライバシーの関わりについて説明します
【予習】母体保護法について調べる(60)
【復習】人工妊娠中絶とプライバシーの関わりについての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
7「プライバシー(2)」:出生前診断と選択的中絶
〇出生前診断と選択的中絶について説明します
【予習】新型出生前診断について調べる(60)
【復習】出生前診断と選択的中絶についての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
8「プライバシー(3)」:守秘義務
〇医療者の守秘義務について説明します
【予習】守秘義務について調べる(60)
【復習】医療者の守秘義務についての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
9「プライバシー(4)」:監視社会
〇監視社会の光と影について説明します
【予習】監視社会について調べる(60)
【復習】監視社会の光と影についての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
10「知る権利」:インフォームド・コンセント
〇知る権利とインフォームド・コンセントについて説明します
【予習】知る権利について調べる(60)
【復習】知る権利とインフォームド・コンセントについての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
11「知らないでいる権利」:遺伝子検査
〇知らないでいる権利と遺伝子検査について説明します
【予習】遺伝子検査について調べる(60)
【復習】知らないでいる権利と遺伝子検査についての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
12「情報とコミュニケーション(1)」
〇言語コミュニケーションについて説明します
【予習】「情報」という語の意味を辞書や事典で調べる(60)
【復習】言語コミュニケーションについての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
13「情報とコミュニケーション(2)」
〇異文化コミュニケーションについて説明します
【予習】コミュニケーションの種類について調べる(60)
【復習】異文化コミュニケーションについての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
14「インターネットと民主主義」
〇インターネットが民主主義の関わりについて説明します
【予習】インターネットの歴史について調べる(60)
【復習】インターネットと民主主義の関わりについての授業の内容を確認し、理解を深める(180)
15「まとめ」
〇授業の全体を振り返ります
【予習】試験対策としてこれまでの学習内容を確認する(240)
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験90%授業内容を十分に理解し、情報倫理について論述できる。
受講態度10%授業中の積極的な発言を評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『情報の倫理学』水谷雅彦丸善20529784621072707
参考URL
質疑応答
毎回の授業終了時の教室及びオフィスアワー(火曜5限)の小城研究室(G605)で受け付けます。
備考
授業中の私語は他の学生の受講の妨げとなるので厳禁します。場合によっては退出を命じることもあります。
画像
ファイル
更新日付2020/02/07 14:59:01