開講年度2020
開講学科健康科学科 2015年度以降入学
2018年度心身科学部健康科学科
科目名バイオメカニクス
担当教員水藤 弘吏
学期曜日時限秋学期 金曜日 3時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーZ231-592-09
使用教室14206
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
運動・スポーツにおける身体運動のメカニズムを知る
授業の概要
専門的知識の修得と数量的スキルや論理的思考力および問題解決能力を身につける。
ヒトの運動は筋力の発揮によって成り立っている。しかしながら、単に筋力が大きいだけでは高いパフォーマンス(運動の成果)を発揮することができない。本授業では、身体運動を力学的に捉えるための基礎を学び、これまで自らが経験してきた運動やスポーツについて力学的な視点から考えることができる統合的な学習経験と創造的思考力を養う。
授業の到達
目標
本授業では、力を扱う学問である力学を基に、身体運動のメカニズム(しくみ)について考察する力を養うことができる。様々な運動について、動きと力との関係について学び、スポーツでみられる動きを力学的に考察し、指導に生かすことができるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
課題について,学生からの質問があれば随時回答する。
成績発表後1週間以内に学生の要望に応じて個別に対応する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス、バイオメカニクスとは 復習:バイオメカニクスについて確認する(60)
2骨格の構造と関節運動
骨や関節の名称や役割について 
予習:解剖学の内容を確認する(60)
復習:学習した内容を確認する(30)
3エンジンとしての筋
筋の役割や力発揮する際の力学的特徴について 
予習:運動生理学の内容を確認する(60)
復習:学習した内容を確認する(30)
4全身運動と仕事・エネルギー
力学的エネルギーと化学エネルギー,運動とエネルギーの流れについて
予習:運動生理学の内容を確認する(60)
復習:学習した内容を確認する(30)
5力と運動の関係
力学の基礎について
予習:力学の内容を確認する(60)
復習:学習した内容を確認する(30)
6運動量と力積との関係
着地衝撃とその緩衝について
予習:力学の内容を確認する(60)
復習:学習した内容を確認する(30)
7中間テスト予習:これまでの学習内容を確認する(120)
8身体重心とその求め方
計算から重心を可視化する
予習:重心について確認する(60)
復習:学習した内容を確認する(30)
9歩行・走動作に関するバイオメカニクス 
振り子運動を伴う歩行
トップ選手の走動作
予習:歩行や走行動作について内容を確認する(60)
復習:学習した内容を確認する(30)
10跳躍動作に関するバイオメカニクス 
筋と腱の弾性エネルギーの利用について
予習:跳動作について内容を確認する(60)
復習:学習した内容を確認する(30)
11投動作に関するバイオメカニクス 
運動連鎖との関係について
予習:投動作について内容を確認する(60)
復習:学習した内容を確認する(30)
12打・蹴動作に関するバイオメカニクス
衝撃力と動作の関係について 
予習:打・蹴動作について内容を確認する(60)
復習:学習した内容を確認する(30)
13泳動作および水中に関するバイオメカニクス 
流体力学と動作の関係について
予習:泳動作について内容を確認する(60)
復習:学習した内容を確認する(30)
14滑動作に関するバイオメカニクス 予習:滑動作について内容を確認する(60)
復習:学習した内容を確認する(30)
15よい動きのためのバイオメカニクス予習:あらかじめ指定した動作についてよい動きの条件を考えてくる(90)
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験70%力学、機能解剖学、骨格筋の生理学の観点から身体運動のメカニズムを理解できている。
受講態度30%授業に集中しており、かつ、他の受講生に迷惑となる行動をしていない。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『スポーツ・バイオメカニクス入門 第3版』金子 公宥杏林書院2,750円2147483647
2.『バイオメカニクス』金子公宥 福永哲夫杏林書院8,250円2147483647
3.『アスリートとして知っておきたいスポーツ動作と身体のしくみ』長谷川裕ナツメ社1,650円2147483647
参考URL
質疑応答
質疑は授業時および授業後に受け付ける。
備考
本講義は実践運動指導者、運動指導士資格取得希望者の必須科目である。
また、体育・運動指導に携わる者であれば履修することが望ましい科目である。
なお、本講義を受講するにあたり、「運動学(運動方法学を含む)」の受講しておくことが望ましい。
画像
ファイル
更新日付2020/04/08 13:56:55