開講年度2020
開講学科心理学科 2013年度以降入学
2018年心身科学部心理学科
科目名認知心理学演習b
担当教員石田 光男
学期曜日時限秋学期 木曜日 2時限
科目区分選択
授業形態演習
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーY232-284-06
使用教室9106
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
コンピュータを利用した心理学実験の測定技法を習得する.
授業の概要
認知心理学分野における研究では,コンピュータを利用した実験が頻繁に用いられる.本演習では様々なアプリケーションを利用し,視聴覚刺激の作成,制御,および反応時間計測の方法を習得する.
授業の到達
目標
①複数のソフトウェア(エクセル,パワーポイントなど)を利用して刺激の作成ができる.
②心理学実験ソフトウェア(PsychoPy)を利用して独自の実験プログラムの作成できる.
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
レポート課題の総評として,WebCampusにより受講生に配信する.
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1認知心理学演習bの概要説明
演習の進行および課題について説明し,受講生各自が目指す具体的な到達目標(製作予定の実験プログラムの仕様等)を設定する
【予習・復習】心理学実験ソフトウェアPsychoPyに関連するウェブページを閲覧し,使用方法を確認する(240)
2心理学実験ソフトウェアPsychoPyの体験
・刺激の形態,色,呈示時間/位置などの設定方法を理解する
・エクセルを利用した刺激系列を作成する
【予習・復習】心理学実験ソフトウェアPsychoPyに関連するウェブページを閲覧し,使用方法を確認すること(240)
3文字刺激を制御する(1)
・文字刺激の設定値を理解する
・自由再生課題の作成
【予習】エクセルの基本的使用法について確認する (120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
4文字刺激を制御する(2)
・ストループ課題の作成
・単語の呈示位置,出現・消失,呈示順序を制御する
・反応時間の計測
【予習】エクセルの基本的使用法について確認する (120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
5画像刺激の制御(1)
・画像刺激を指定したサイズに編集する
・ファイルの相対パスについて理解する
【予習】実験刺激として利用する画像ファイルを複数用意しておく (120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
6画像刺激の制御(2)
・画像の出現・消失を制御する
・反応時間を計測する
【予習】実験刺激として利用する画像ファイルを編集しておく (120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
7音刺激の制御
・音刺激を作成し,自由再生課題を作成する.
【予習】PsychoPyに関連するウェブページを閲覧し,使用方法を確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
8コーディングによる実験プログラム作成(1)
・条件分岐( if 文)を利用し,反応の正誤のフィードバックを行う
【予習】PsychoPyに関連するウェブページを閲覧し,使用方法を確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
9コーディングによる実験プログラム作成(2)
・疑似乱数による計算課題を作成する.
【予習】PsychoPyに関連するウェブページを閲覧し,使用方法を確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,演習時に習得したたテクニックを再度確認する (120)
10フランカー課題の作成(1)
・実験手続きを理解する.
・手続きに併せて,実験プログラムのフローおよびルーチンを考える.
【予習】既に配布済みの資料を利用し,これまで学んだテクニックを確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,新たに習得したたテクニックを確認する (120)
11フランカー課題の作成(2)
・実験プログラムを作成する.
・反応の正誤フィードバック機能を追加する
【予習】既に配布済みの資料を利用し,これまで学んだテクニックを確認する(120)
【復習】時間内に完成できなかった部分を完成させ,新たに習得したたテクニックを確認する (120)
12反応時間を測定する実験プログラム(1)
・これまで学んだテクニックを利用し,オリジナルの実験プログラムを作成する
【予習】既に配布済みの資料を利用し,これまで学んだテクニックを確認する(120)
【復習】演習にて学習したテクニックを使って実験プログラムを作成する (120)
13反応時間を測定する実験プログラム(2)
・これまで学んだテクニックを利用し,オリジナルの実験プログラムを作成する
【予習】既に配布済みの資料を利用し,これまで学んだテクニックを確認する(120)
【復習】演習にて学習したテクニックを使って実験プログラムを作成する (120)
14オリジナルの実験プログラムの発表(1)
・作成した実験プログラムについてプレゼンする
【予習】既に配布済みの資料を利用し,これまで学んだテクニックを確認する(120)
【復習】演習にて作成した実験プログラムを洗練させる (120)
15オリジナルの実験プログラムの発表(2)
・作成した実験プログラムを使って実際に測定してみる
【課題】オリジナルの実験プログラムを完成させる(240)
試験実施方法
その他
評価方法
評価方法割合評価基準
各回にて提示する課題60%適切にプログラムが動作するかをチェックします
実験プログラムを独自で作成する40%適切な動作,完成度,新規性により評価します
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『使用しない』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『Building Experiments in PsychoPy』Peirce, J. (著) 他SAGE Publications5036978-1473991392
参考URL
質疑応答
授業時間内およびオフィスアワーにて受け付ける.
備考
USBフラッシュメモリーを各自で用意する.
認知心理学演習aとの間に一定の関連性を持たせますが,両方を履修することは強制しない.
画像
ファイル
更新日付2020/02/04 11:17:07