開講年度2020
開講学科歴史学科 2015年度以降入学
科目名文化財科学特殊講義C-Ⅱ
担当教員新美 倫子
学期曜日時限秋学期 金曜日 4時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーH231-167-02
使用教室3309
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
環境考古学入門(後半)
授業の概要
春学期の授業内容(動物遺存体資料の性格や扱い方など)を受けて、秋学期ではこれらの資料を用いて過去の生活・社会をどのように復元するかを理解することを目指す。具体的には、動物考古学的な分析手法や生態学的な分析手法などを用いて、日本列島の先史時代を中心に近世までの環境考古学上の様々な問題を取り上げる。また、重要な食料である植物についても言及する。
授業の到達
目標
遺跡から出土する動植物遺存体に基づいた過去の生活・社会復元の方法と結果が理解できる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日に抗議連絡にて授業講評を送信する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1はじめに
○本科目の概要を理解する
【予習】シラバスを参照しながら授業内容を把握する(20)
【復習】講義内容を確認する(30)
2植物質食料を生産する樹木について(1)
○堅果類の実や葉の観察実習
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
3植物質食料を生産する樹木について(2)
○クリと石器を用いた食品加工について学ぶ
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
4植物質食料を生産する樹木について(3)
○クリと石器を用いた加工実習
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
5動物の死亡季節について(1)
○死亡季節査定の意味を学ぶ
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
6動物の死亡季節について(2)
○出土遺体の死亡時期査定実習
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
7人骨について(1)
○発掘現場での人骨の扱い方を学ぶ
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
8人骨について(2)
○人骨の形態から得られる情報について学ぶ
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
9人骨について(3)
○人骨のDNAから得られる情報について学ぶ
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
10家畜についてーイヌ・ブタ・ニワトリなど(1)
○イヌ・ネコ遺体について学ぶ
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
11家畜についてーイヌ・ブタ・ニワトリなど(2)
○ブタ遺体について学ぶ
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
12家畜についてーイヌ・ブタ・ニワトリなど(3)
○ニワトリ遺体について学ぶ
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
13家畜についてーイヌ・ブタ・ニワトリなど(4)
○その他の飼育動物について学ぶ
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
14出土遺物のDNA分析について
○動物遺体・植物遺体のDNA分析について学ぶ
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
15人間と動物の関係の時代的変遷
○動物遺体と人間・文化の関わりについて学ぶ
【予習】講義テーマに関連する配布資料等を読んで内容を確認する(30)
【復習】講義内容を確認する(30)
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験100授業内容の6割程度を理解できている場合に合格とする。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業で配付する資料を使用する』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『事典 人と動物の考古学』西本豊弘・新美倫子編吉川弘文館
2.『十二支になった動物たちの考古学』設楽博巳編新泉社
参考URL
質疑応答
授業時あるいは授業後に、教員に直接質問して下さい。
備考
この科目の履修は、春学期の文化財科学特殊講義C-Iを予め履修していると理解しやすくなります。
画像
ファイル
更新日付2020/01/15 14:34:42