開講年度2020
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2015年度以降入学
2018年心身科学部心理学科
科目名東洋史概説Ⅱ
担当教員菊池 一隆
学期曜日時限秋学期 水曜日 3時限
科目区分その他
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーH111-163-02
使用教室1301
キャンパス日進キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
近現代中国の動向と日本
授業の概要
中国は遅れた面を有しながらも、国際政治、国際経済に大きな影響を及ぼし、日本を抜いて世界第二位の経済大国となった。日本を包括する東アジアのみならず、世界を論じる際に、台頭する中国を除いては考えられない。その中国がアヘン戦争など列強の侵略を受け、大きく動揺し、没落の過程を辿った。こうした中で、中国は必死の状況打開の道を探り続けた。辛亥革命、学生による五・四運動、中国の統一を目指す北伐、さらに時間があれば、日中戦争について話す。このように、日本を考える上でも東アジアの歴史学が極めて重要な学問として浮上してきているのである。現在、確かに日本と中国間では南京大虐殺問題や尖閣列島問題など矛盾も多いが、こうした現状こそ歴史を客観視し、互いに長所、欠点を凝視し、冷静に考える必要があろう。
授業の到達
目標
歴史学、日中関係史、東アジアを考察するための基礎を築く。同時に日中双方から比較検討することで学生各自の歴史認識を形成する。この授業は、講義の授業であるが、できれば学生自ら主体的に問題意識をもってもらい、課題を発見し、課題を解決するためにディスカッションをし、東洋史に対する教養を身につけてもらうことにある。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
定期試験の採点後、webキャンパスなどで全体の傾向、正解、およびよい点や問題点などを掲示する。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1はじめに-東アジアの中の中国・琉球・台湾・朝鮮と日本予習はシラバスを読んで内容確認(20)
復習は本日の内容の確認(20)
2アヘン戦争(1840-1842)予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
3太平天国運動(1850-64)予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
4洋務運動(1861-1895)予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
5日清戦争(1894-95)予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
6台湾割譲・日本植民地化への武力抵抗予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
7変法自強運動(1898年6月~9月)予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
8義和団事件(1899-1901)予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
9対外ボイコット運動と利顕回収運-「弱者が強者に勝利する」予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
10辛亥革命(1911年)予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
11中華民国の成立と袁世凱の台頭予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
12新文化運動予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
13第一次世界大戦とシベリア出兵-アジア・アフリカの非暴力抵抗運動予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
14朝鮮三・一独立運動-日本植民地化拒絶の叫び予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
15中国五・四運動(1919年)-中国を揺るがす学生運動
今までの授業の総まとめ
予習は内容確認(60)
復習は本日の内容の確認(30)
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験100%歴史知識はもちろんだが、実証、論理展開、および講義内容が試験に反映しているかどうかを評価する。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『大学世界史の扉』世界史教員あるむ非売品初回授業時に配布
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『新図説中国近現代史』田中仁など法律文化社2940
2.『中国抗日軍事史1937ー1945』菊池一隆有志舎2800
3.『東アジア歴史教科書問題の構図-日本・中国・台湾・韓国・在日朝鮮人学校』菊池一隆法律文化社6400
参考URL
質疑応答
授業中、もしくは授業終了後などに質問、質疑応答を受け付ける。
備考
画像
ファイル
更新日付2020/02/06 09:25:47