サブタイトル | | |
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科目のねらい | | 本演習の目的は、まず、①租税法学における法的思考(リーガルマインド)を養成することにあります。そのために、②事例研究において、租税法における重要な論点を採り上げ、問題意識の涵養を図ります。報告や討論により理解をより深めていきます。③租税法の理論と最新の判決等を研究し、修士論文作成のための考察方法、論述および専門知識を修得します。 また、④修士論文の完成に向けて、さらなる論理的思考力と文献収集能力を養成することを目指します。 |
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到達目標 | | 租税法の解釈適用能力を練成するために、下記の授業内容に即して、受講生が自ら選択した事例について研究報告します。 ①事例研究により、法的思考(リーガルマインド)を修練します。②文献を講読し 専門知識のさらなる向上を図ります。以上により、学術論文に相応しい修士論文における論述ができるようにします。 |
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授業の内容・ 計画 | | Ⅰ 租税法の基礎 1.租税法の基礎・税法の読み方・判例の見方 2.租税判例の傾向
Ⅱ 判例研究 ・租税法の基本原則 3.判例研究(1) 4.判例研究(2) 5.判例研究(3) 6.判例研究(4) ・所得税 7.判例研究(1) 8.判例研究(2) 9.判例研究(3)10.判例研究(4) ・法人税 11.判例研究(1) 12.判例研究(2) 13.判例研究(3) ・消費税 14.判例研究(1) 15.判例研究(2) ・相続税・贈与税 16.判例研究(1) 17.判例研究(2) 18.判例研究(3) ・国際課税 19.判例研究(1) 20.判例研究(2) ・地方税等 21.判例研究(1) 22.判例研究(2) ・租税争訟法その他 23.判例研究(1) 24.判例研究(2) ・租税法全般 25.判例研究(1)・修士論文概要報告 26.判例研究(2)・修士論文概要報告27.判例研究(3)・修士論文概要報告 28.判例研究(4)・修士論文概要報告 29.判例研究(5)・修士論文概要報告 30.判例研究(6)・修士論文概要報告 |
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評価方法 (基準等) | | 出席状況 (報告の内容、討論における発言内容等を含む)、提出された課題の内容を総合勘案し評価します。 |
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授業外の学修 (予習・復習) | | [予習] 演習時に取扱う裁判例を読み、論点整理するなどの予習をしてください。報告者は、配布レジュメの作成等の準備をしてください。レジュメの内容は、①事案の概要(争点および争点に関する当事者の主張)②裁判所の判断、③検討となります。
[復習] 取扱った裁判例について配布レジュメを読み、判例百選をはじめとする評釈を読んで理解を深めてください。報告者は、発表の場での議論をふまえ資料を再点検し整理してください。 |
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教科書・ 参考書 | | [教科書]金子宏『租税法[第23版]』(弘文堂、2019年)、増田英敏『リーガルマインド租税法 [第5版]』(成文堂、2019年)、谷口勢津夫『税法基本講義[第6版]』(弘文堂、2018年)、『租税判例百選 [第6版]』(有斐閣、2016年)、中里実他『租税法判例六法[第4版]』(有斐閣、2019年)[参考書]水野忠恒『大系租税法[第2版] 』(中央経済社、2018年)、川井和子他『租税法の解釈と適用』(成文堂、2017年)[配付資料]川井和子「日本国憲法第30条「納税の義務」の再検討」税法学577号(2017年)。※以上について改版された場合はその版。 |
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参照URL | | | | 1. | 国税庁HP | 税の情報・手続、法令等についてアクセスできる。 | | 2. | 財務省HP | わが国の税制の概要を理解し法改正・税制調査会の動向についての情報が得られる。 | | 3. | 日税連HP | 申告納税制度を採用するわが国にあって税理士の使命・制度の意義について考察する機会を提供している。 | |
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質疑応答 | | 授業終了後又はオフィスアワーに研究室(2915)にて。オフィスアワ-: 火曜日 16時30分~17時30分、水曜日15時00分~16時00分(要予約) Mail:kawai@dpc.agu.ac.jp |
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備考 | | 修士論文の作成に関しては、各院生ごとに相談のうえ、別に指導の時間を設けることとします。 なお、受講生の履修状況により、適宜、内容・進度等を調整・変更することがあります。また、研究報告に応じて授業内容等にフィードバックする予定です。 |
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更新日付 | | 2020/02/04 21:24:08 |