開講年度2020
科目名日本文化研究(Ⅵ)(中国の古典) 2年演習
(全)開講学科2018年度文学研究科日本文化専攻博士前期課程
開講種別通年
対象学年2年
担当者下川 玲子
単位数4
曜日・時限通年 ダミー(曜日区分) ダミー(時限)
キャンパス


サブタイトル
修士論文作成に向けて(中国の儒教古典と日本思想の比較)
科目のねらい
 この演習は、中国の儒教古典と日本思想の比較をテーマとする修士論文の作成を通して、自分の研究課題を深め、大学院での研究の集大成を行うことを目的する。
 また、中国の古典およびそれを受け入れて成立した日本思想の文献を自在に読みこなす能力を高め、卒業後においても、自分で課題を立て、それを証明し、人々へ説得力をもって自己の主張を示すことができる能力の獲得を目指すものである。
到達目標
 中国儒教の古典(『朱子語類』)および日本朱子学の文献(山崎闇斎『文会筆録』)の読解や発表を通じて、中国や日本の古典の読解力を高める。さらに、中国や日本の思想系の資料や文献の見つけ方を身につけ、発表や討議あるいは、面談を通じて、各自のテーマと方法を確認し、修士論文を完成するための能力を培うことを目標とする。

 
授業の内容・
計画
第1回  テーマを決める/『朱子語類』読解(1)
第2回  論文作成の技法を学ぶ/『朱子語類』読解(2)
第3回  章立てや構成を考える/『朱子語類』読解(3)
第4回  注の付け方/『朱子語類』読解(4)
第5回  参考文献表を作る/『朱子語類』読解(5)
第6回  論文等の引用の仕方を学ぶ/『朱子語類』読解(6)
第7回  論証の進め方を学ぶ/『朱子語類』読解(7)
第8回  資料・文献の探し方を学ぶ(図書館で演習)
第9回  図書館で演習、続き
第10回 各人の論文の基礎的資料に関する発表/『朱子語類』読解(8)
第11回 基礎資料の分析/『朱子語類』読解(9)
第12回 基礎資料読解の深化/『朱子語類』読解(10)
第13回 基礎資料読解の問題点/『朱子語類』読解(11)
第14回 基礎資料不足分の収集/『朱子語類』読解(12)
第15回 夏休みの研究計画/『朱子語類』読解(13)
第16回 夏休みの成果の発表/山崎闇斎『文会筆録』読解(1)
第17回 夏休みの成果の問題点とその解決法/『文会筆録』読解(2)
第18回 修論の題目を正式決定/『文会筆録』読解(3)
第19回 修論の目次、序論の構成を考える/『文会筆録』読解(4)
第20回 修論の問題点の議論/『文会筆録』読解(5)
第21回 不足分の資料の検討/『文会筆録』読解(6)
第22回 不足分の文献調査計画/『文会筆録』読解(7)
第23回 不足分の文献の読解/『文会筆録』読解(8)
第24回 修論の構成の不十分さの検討/『文会筆録』読解(9)
第25回 修論の注や参考文献表を作成するための注意点/『文会筆録』読解(10)
第26回 修論1章の最終チェック/『文会筆録』読解(11)
第27回 修論2章の最終チェック/『文会筆録』読解(12)
第28回 修論3章の最終チェック/『文会筆録』読解(13)
第29回 修論の序論・結論のチェック/『文会筆録』読解(14)
第30回 口頭試問対策
評価方法
(基準等)
授業での発表内容 40%
修論の中間発表  30%
授業態度       30%


以上の割合で、総合的に評価する。
授業外の学修
(予習・復習)
予習
・授業での発表の準備を行う。

復習
・授業で指摘された問題点を改善する。さらなる文献調査や考察を行う。
教科書・
参考書
 プリントを配布する。【テキスト】

『朱子学大系』(明徳出版社)【参考文献】
『山崎闇斎全集』(ぺりかん社)【参考文献】
参照URL
質疑応答
授業内、あるいは、研究室3433で、いつでも受けつける。
備考
研究室は3433。火・水・金は研究室に居ることが多い。
メールアドレス ryoko-s@dpc.agu.ac.jp
画像
ファイル
更新日付2020/01/28 12:20:59