開講年度2020
科目名英語圏文化研究(Ⅰ)(アメリカ社会・歴史研究) 講義
(全)開講学科2018年度文学研究科英語圏文化専攻博士前期課程
開講種別通年
対象学年1年
担当者高木 眞理子
単位数4
曜日・時限通年 ダミー(曜日区分) ダミー(時限)
キャンパス


サブタイトル
アジア系アメリカ人研究入門ー歴史・社会・文化ー
科目のねらい
 この授業では、エスニック・マイノリティであるアジア系アメリカ人から見たアメリカ社会の歩みを、英語文献を精読することを通して理解する。アジア系アメリカ人作家によって書かれた演劇台本を集めたアンソロジー、Unbroken Threadに収録された作品や、Yoshiko UchidaやJhumpa Lahiriなどの書いた文学作品をテキストとして使い、その物語の舞台となった場所や時代、その地域のエスニック・コミュニティの関係を歴史的、社会的、経済的、政治的な背景を把握しながら理解していく。そのためにアジア系アメリカ人研究の英語テキストも用いる。
到達目標
 アジア系アメリカ人のアメリカ社会における政治的/経済的/社会的地位を理解し、彼らの歴史的背景を知ることを当初の目標とする。中国系、日系、ベトナム系、インド系等のアジア系アメリカ人は、それぞれに異なる社会的歴史的背景を背負いながらアメリカ社会を作ってきた。そして彼らは、アメリカとそれぞれの母国との関係にも大きな影響を受けてきた。彼らについての英語資料から多くを学び、これからますます多民族化するであろう日本社会の未来像についての意見を、受講者が英語で発信できることが最終目標となる。
授業の内容・
計画
春学期
  作品A  Genny Lim, Paper Angels Roberta Uno ed., Unbroken Threadより
  作品B  Momoko Iko, Gold Watch Roberta Uno ed., Unbroken Threadより  
  時代背景プリントC  中国系に関する英語資料
  時代背景プリントD  日系に関する英語資料
1.  作品Aについて 導入 ディスカッション 教員コメント
2.  時代背景プリントC  学生発表 ディスカッション 教員コメント 時代背景の把握
3.  作品Aについて 学生発表 ディスカッション 教員コメント
4.  作品Aについて 学生発表 ディスカッション 教員コメント
5.  作品A、時代背景プリントC 学生によるまとめ
6.  作品A、時代背景プリントC 全体総括
7.  作品Bについて  導入 ディスカッション 教員コメント
8.  時代背景プリントD  ディスカッション 教員コメント  日系の歴史の把握
9.  時代背景プリントD  ディスカッション 教員コメント  作品Bとの関係
10.  作品Bについて  学生発表 ディスカッション 教員コメント
11.  作品Bについて  学生発表 ディスカッション 教員コメント
12.  作品Bについて  学生発表 ディスカッション 教員コメント
13.  作品Bについて  学生発表 ディスカッション 教員コメント
14.  作品B、時代背景プリントD  学生によるまとめ
15.  作品B、時代背景プリントD  全体総括

秋学期
作品E. Velina Hasu Houston, Tea  Unbroken Threadより
 作品F. When Mr. Pirzada Came To Dine, Jhumpa Lahiri, Interpreter of Maladies: Storiesより
 時代背景資料G. 日系のWar Bridesに関する論文
時代背景資料H. Yoshiko Uchida, Invisible Thread抜粋
 時代背景資料I.  インド系、パキスタン系に関する英語資料

16.  作品Eについて 導入 ディスカッション 教員コメント
17.  時代背景プリントG  ディスカッション 教員コメント 時代背景の把握
18.  時代背景プリントH  ディスカッション 教員コメント 時代背景の把握 
19.  作品Eについて 学生発表、ディスカッション 教員コメント
20.  作品Eについて 学生発表、ディスカッション 教員コメント
21.  作品Eについて 学生発表、ディスカッション 教員コメント
22.  作品E、時代背景プリントG、H  学生によるまとめ
23.  作品E、時代背景プリントG、H  総括
24.  作品Fについて 学生発表 ディスカッション 教員コメント  
25.  時代背景プリントI ディスカッション 教員コメント 時代背景の把握
26.  作品Fについて 導入 ディスカッション 教員コメント
27.  作品Fについて 学生発表 ディスカッション 教員コメント
28.  作品Fについて 学生発表 ディスカッション 教員コメント
29.  作品F、時代背景プリントI 学生によるまとめ
30.  作品F、時代背景プリントI 総括
評価方法
(基準等)
授業での発言および貢献       30%
授業への準備を含めた授業態度 30%
各学期末のレポート 40%
授業外の学修
(予習・復習)
次の授業で扱うことは授業内で周知するので、毎回の授業のために英語、日本語資料どちらの場合も必ず事前に読み込んでくるのが予習である。(120分)
毎回授業の最後で、その日のポイントをいうので、それについて自分の意見をまとめることが復習である。これを積み重ねていくことで、各作品のレポートの準備となる。(120分)
教科書・
参考書
使用するテキストは授業内容に書いたとおり。すべて授業内でハンドアウトとして配布する。
参考書は授業内で紹介する。
参照URL
質疑応答
少人数の授業ですから、いつでも質問してください。
備考
画像
ファイル
更新日付2020/02/05 18:47:34