開講年度2020
科目名日本文化研究特講 博士講義
(全)開講学科2018年度文学研究科日本文化専攻博士後期課程
開講種別通年
対象学年1年
担当者竹下 修子
単位数4
曜日・時限通年 ダミー(曜日区分) ダミー(時限)
キャンパス


サブタイトル
家族のイメージと実像
科目のねらい
 戦後家族の変化を近代家族論の視点からみれば、近代家族の形成期(第一段階)→近代家族の安定期(第二段階)→近代家族の揺らぎと分散(第三段階)というプロセスからとらえることができる。現在進行中の家族変容、すなわち収斂から拡散へという変化は、どのようにして生じているのだろうか。また、他の段階の変化とどのように異なっているのだろうか。本講義では、家族変容を社会変動との関係性から捉え、家族の多様化についての理解を深めることがねらいである。
到達目標
 家族の過去・現在・未来について自分の生き方と社会のあり方とを絶えず関連づけながら学ぶ。自分が生きてきた家族が多様な家族の一形態であるという事実の確認と、これからの家族の選択可能性、さらに選択不可能性について考えることができるようになる。
授業の内容・
計画
1. 戦後家族社会学の展開
2. 家族社会学の現代的位相
3. 近代家族から現代家族へ
4. 家族におけるケアの問題化
5. 家族の多様化
6. 家族の個人化
7. 人口学的家族研究
8. 家族社会学の方法論的トレンド
9. 家族社会学と質的調査
10. 家族社会学と量的調査
11. 家族史研究の視点
12. 雇用の不安定化と家族
13. 夫婦関係の不安定性
14. 女性の就業と家族の変化
15. 夫婦の情緒関係
16. 結婚満足度
17. 家族とライフコース
18.結婚の動向
19.晩婚化・非婚化
20.離婚の動向
21.離婚と子ども
22.夫婦関係とジェンダー
23.夫婦間葛藤
24.夫婦関係に関する生涯発達的研究の動向
25.子どもの成長と夫婦関係
26.子どもの巣立ちと夫婦関係
27.家族の個人化と夫婦関係
28.中年期の危機と夫婦関係
29.老齢期のソーシャルネットワークと夫婦関係
30.家族のゆくえ
評価方法
(基準等)
レポート:50%
受講態度:50%
授業外の学修
(予習・復習)
授業中に紹介する文献を積極的に読むこと。
教科書・
参考書
教科書:使用しない。必要に応じてプリントを配布する。
参考書:授業中に適宜紹介する。
参照URL
質疑応答
メールで予約のうえ、竹下研究室(3432)にお越しください。
備考
画像
ファイル
更新日付2020/02/05 11:05:17