開講年度2020
科目名英語圏文化研究特講 博士講義
(全)開講学科2018年度文学研究科英語圏文化専攻博士後期課程
開講種別通年
対象学年1年
担当者伊藤 雅之
単位数4
曜日・時限通年 ダミー(曜日区分) ダミー(時限)
キャンパス


サブタイトル
現代イギリスの社会と文化
科目のねらい
この講義では、現代イギリス社会を理解する手がかりを(広義の)宗教文化に求め、その歴史的背景から最近の展開までを概観する。英語圏で定評のあるテキストを用いながら、専門分野を英語で理解し、要約し、発表するトレーニングをあわせておこなう。具体的には、「グローバル化と社会変動」をテーマとしながら、キリスト教(とくにプロテスタンティズム)、神秘主義、ニューエイジ、新しいスピリチュアリティ(とくにヨーガとマインドフルネス)について、英語文献を精読しつつ詳しく考察する。
到達目標
この講義の目的は、現代イギリスで展開する多様な宗教文化現象についての基礎知識を習得するとともに、関連分野における英語文献を読み解く力を養成することにある。
授業の内容・
計画
(春学期)
1 イントロダクション
2 キリスト教の基礎概念、宗教改革からピューリタニズムの発展 (その1)
3 キリスト教の基礎概念、宗教改革からピューリタニズムの発展 (その2)
4 キリスト教の基礎概念、宗教改革からピューリタニズムの発展 (その3)
5 キリスト教の基礎概念、宗教改革からピューリタニズムの発展 (その4)
6 キリスト教の基礎概念、宗教改革からピューリタニズムの発展 (その5)
7 キリスト教の基礎概念、宗教改革からピューリタニズムの発展 (その6)

8 イギリス社会の世俗化論争 伝統宗教の確立と衰退 (その1)
9 イギリス社会の世俗化論争 伝統宗教の確立と衰退 (その2)
10 イギリス社会の世俗化論争 伝統宗教の確立と衰退 (その3)
11 イギリス社会の世俗化論争 伝統宗教の確立と衰退 (その4)
12 イギリス社会の世俗化論争 伝統宗教の確立と衰退 (その5)
13 イギリス社会の世俗化論争 伝統宗教の確立と衰退 (その6)
14 イギリス社会の世俗化論争 伝統宗教の確立と衰退 (その7)

15 まとめ

(秋学期)
16 イントロダクション
17 世俗化から脱世俗化へ ニューエイジ、新しいスピリチュアリティの展開 (その1)
18 世俗化から脱世俗化へ ニューエイジ、新しいスピリチュアリティの展開 (その2)
19 世俗化から脱世俗化へ ニューエイジ、新しいスピリチュアリティの展開 (その3)
20 世俗化から脱世俗化へ ニューエイジ、新しいスピリチュアリティの展開 (その4)
21 世俗化から脱世俗化へ ニューエイジ、新しいスピリチュアリティの展開 (その5)
22 世俗化から脱世俗化へ ニューエイジ、新しいスピリチュアリティの展開 (その6)

23 脱魔術化から再魔術化、再聖化へ? リベラリズムとマインドフルネス (その1)
24 脱魔術化から再魔術化、再聖化へ? リベラリズムとマインドフルネス (その2)
25 脱魔術化から再魔術化、再聖化へ? リベラリズムとマインドフルネス (その3)
26 脱魔術化から再魔術化、再聖化へ? リベラリズムとマインドフルネス (その4)
27 脱魔術化から再魔術化、再聖化へ? リベラリズムとマインドフルネス (その5)
28 脱魔術化から再魔術化、再聖化へ? リベラリズムとマインドフルネス (その6)
29 脱魔術化から再魔術化、再聖化へ? リベラリズムとマインドフルネス (その7)

30 まとめ
評価方法
(基準等)
ディスカッション・個人発表 30% 各学期末レポート70%
授業外の学修
(予習・復習)
毎回の講義で扱う指定テキストの範囲をしっかり予習し(180分)、講義後には復習(英文の再読 60分)が求められる。また各学期、複数回おこなう個人発表のための準備が必要となる。
教科書・
参考書
教科書
Paul Heelas, Linda Woodhead et al. 2005. The Spiritual Revolution: Why Religion is Giving Way to Spirituality (Wiley Blackwell)

参考書
マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫)
メレディス・マクガイア『宗教社会学』(明石書店)
伊藤雅之『現代社会とスピリチュアリティ』(渓水社)
そのほか授業中に適宜指示する。
参照URL
質疑応答
質問には授業終了後、またはオフィスアワーを利用して対応する。
備考
画像
ファイル
更新日付2020/02/01 16:27:26