開講年度2020
科目名英語圏文化研究特講 博士講義
(全)開講学科2018年度文学研究科英語圏文化専攻博士後期課程
開講種別通年
対象学年1年
担当者藤田 賢
単位数4
曜日・時限通年 ダミー(曜日区分) ダミー(時限)
キャンパス


サブタイトル
英語リーディングの認知メカニズム、指導、評価
科目のねらい
春学期には、英語リーディングの認知メカニズムについて理論的に学習し、英語を読むとはどのような行為であり、どのような構成技能が関わっているかについて整理する。さらに、教室での英語リーディング指導の諸問題について考える。秋学期には、英語リーディング評価についての理論を学習し、英語リーディングテストの考え方と作り方について考察する。最後に、海外や国内のジャーナルレビューを行い、関心のあるテーマについて、最新の動向を把握し理解を深める。
到達目標
この授業の到達目標は以下の通りである。
・英語リーディングの仕組みについて理解できるようになる。
・英語リーディングの構成技能とその相互作用について理解できるようになる。
・教室での英語リーディング指導の諸問題について理解できるようになる。
・英語リーディングテストの考え方、作り方について理解できるようになる。
・海外や国内のジャーナルから英語リーディング研究の動向を理解できるようになる。
授業の内容・
計画
授業計画 春学期
第1回:リーディングとは?
第2回:英文理解と語彙知識
第3回:英語の構造
第4回:背景知識と理解
第5回:音読
第6回:推論-テキスト情報を超えた理解
第7回:英文理解と和訳
第8回:視覚情報-英文以外からのリーディング
第9回:アクティビティとしての再話
第10回:英文の再生と要約
第11回:リーディングテストで測れること
第12回:リーディング指導に向けて
第13回:英語で英語を読む授業
第14回:内容を英語で理解する活動
第15回:内容を理解した後の活動

秋学期
第1回:授業のオリエンテーション
第2回:英語リーディングテストが求める読解力
第3回:テストで使用する文章と読み解く力
第4回:テスト形式と読み解く力
第5回:リーディングテストと他技能の関係
第6回:テスト得点解釈の留意点
第7回:中学校でのリーディングテスト
第8回:高校でのリーディングテスト
第9回:他技能と結びつけたリーディングの評価
第10回:多読や小テスト、音読テストでリーディングの力を測る
第11回:海外・国内のジャーナルレビュー(1)(TESOL Quarterly、ARLELE)
第12回:海外・国内のジャーナルレビュー(2)(Reading in a Foreign Language、Language Education & Technology)
第13回:海外・国内のジャーナルレビュー(3)(Language Learning、Language Testing)
第14回:海外・国内のジャーナルレビュー(4)(Applied Psycholinguistics、JACET Journal)
第15回:まとめ

定期試験
授業内容の中から、興味のあるテーマについて取り上げ、レポートにまとめる。(春学期1回、秋学期1回)
評価方法
(基準等)
授業での小テスト30%、授業への参加と発表30%、レポート40%
授業外の学修
(予習・復習)
授業は、テキストの輪読により行うため、次回の発表についての予習をし、レジュメにまとめる必要がある。授業の復習は、前回の授業内容について振り返り、次回の授業の最初に小テストにてチェックする。
教科書・
参考書
教科書:
卯城祐司(編著) (2009) 『英語リーディングの科学』 東京:研究社
卯城祐司(編著) (2011) 『英語で英語を読む授業』 東京:研究社
卯城祐司(編著) (2012) 『英語リーディングテストの考え方と作り方』 東京:研究社

参考書:
参考資料は適宜授業で配付する。
参照URL
質疑応答
質問等がある場合には、オフィスアワー(月曜日4限)に研究室(3315)に来ること。事前にアポイントメントを取ることが望ましい。
備考
教科書はできるだけ早く各自で購入しておくこと。
画像
ファイル
更新日付2020/06/19 17:45:33