開講年度2020
開講学科法律学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
科目名専門演習Ⅰ
担当教員飯野 賢一
学期曜日時限通年 火曜日 4時限
科目区分選択
授業形態演習
対象学年3年
単位数4
科目ナンバーJ332-842-09
W332-842-09
使用教室2404(名城)
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
マイノリティの視点から社会での共生を考える 
授業の概要
春学期は、テキストを読みながら、マイノリティの視点から社会で共生していくためには、何が必要なのかを考えていきます。テキストに出てくるキーワードとその背景を理解したうえで、様々なマイノリティ(LGBTQ、移民、在日韓国・朝鮮人、アイヌ民族、ホームレスなど)についての報告・議論を通じて、どのような問題があり、それにどう対処すべきかを論理的に考えられるようになることを目指します。
秋学期は、各自が憲法に関するテーマを自由に選んで報告し、みんなで議論します。また、報告した内容については、レポートを作成し、提出することになります。
授業の到達
目標
この授業の到達目標は、次の3つです。
①テキストの読解を通じて憲法や政治学の基本的な概念を理解し、説明できるようになる。
②マイノリティに関して社会で生じている問題を客観的に把握できるようになる。
③上記の問題に対して、他の人と議論し、自分の見解を論理的に説明したり、協同で解決策を導き出したりすることができるようになる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
レポートについては、成績発表日から1週間以内に研究室で返却します。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画(春)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1オリエンテーション
演習の目的を理解する。
【復習】学んだことの復習をする(60)。
2テキストを読む①
英国の人種的多様性、教育制度を知る。
【予習】テキストの第1章から第3章を読み、課題をやってくる(120)。
【復習】復習をする(120)。
3テキストを読む②
アイデンティティを考える。
【予習】テキストの第4章から第6章を読み、課題をやってくる(120)。
【復習】復習をする(120)。
4テキストを読む③
英国の外国人差別を考える。
【予習】テキストの第7章から第9章を読み、課題をやってくる(120)。
【復習】復習をする(120)。
5テキストを読む④
日本における「ガイジン」差別を考える。
【予習】テキストの第10章から第12章を読み、課題をやってくる(120)。
【復習】復習をする(120)。
6テキストを読む⑤
英国の格差問題を考える。
【予習】テキストの第13章から第15章を読み、課題をやってくる(120)。
【復習】復習をする(120)。
7テキストを読む⑥
環境問題とスクールストライキについて考える。
まとめ①
これまでの議論の整理を行う。時間があれば、関連するDVDなどを視聴する。
【予習】テキストの第16章を読み、課題をやってくる(60)。
【復習】復習をする(120)。
8日本におけるマイノリティの問題について考える①
LGBTQ、外国人、在日韓国朝鮮人、アイヌ民族などの問題について議論する。
【予習】課題をやってくる(60)。
【復習】復習をする(120)。
9日本におけるマイノリティの問題について考える②
同上
同上
10日本におけるマイノリティの問題について考える③
同上
同上
11まとめ②
これまでの議論の整理を行う。時間があれば、関連するDVDなどを視聴する。
同上
12日本におけるマイノリティの問題について考える④
上記以外のマイノリティ(ホームレス、障がい者、沖縄の人々など)について議論する。
同上
13日本におけるマイノリティの問題について考える⑤
同上
同上
14日本におけるマイノリティの問題について考える⑥
同上
同上
15まとめ③
これまでの議論の整理を行う。
秋学期の報告について準備を始める。資料収集の仕方を学ぶ。
【予習】課題をやってくる(60)。
【復習】復習をする(120)。
秋学期の報告の準備をする(600)。
試験実施方法(春)
その他
評価方法(春)
評価方法割合評価基準
授業態度50%発言が適切である、課題に真剣に取り組んでいる、共同作業において他者と十分にコミュニケーションをとり、結果に貢献しているなどを総合的に判断する。
報告・レポート50%報告やレポートについては、授業中に説明された形式と内容の注意点を守り、説得力ある自分なりの見方が提示できているかどうかで判断する。
授業計画(秋)
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1レポートの書き方を学ぶ①
レポートの構成について学ぶ。
【復習】復習をする(60)。
【報告準備】報告の準備をする(180)。
2レポートの書き方を学ぶ②
資料のまとめ方、引用の仕方を学ぶ。
同上
3報告の準備状況の確認/討論の準備①
報告の準備状況を確認する。
討論のテーマの決定を行う。
同上
4討論の準備②
討論を行うための準備をする。
【予習】討論の準備をする(60)。
【報告準備】報告の準備をする(180)。
5討論の準備③
同上
同上
6討論
討論を行う。
同上
7報告
報告者に報告をしてもらい、議論する。
【予習】報告者は報告の準備をする。それ以外の者は報告者に対して質問できるように準備してくる(120)。
【復習】復習をする(120)。
8同上同上
9同上同上
10同上同上
11同上同上
12同上同上
13同上同上
14同上同上
15同上
レポートを提出する。
同上
試験実施方法(秋)
その他
評価方法(秋)
評価方法割合評価基準
授業態度50%春学期と同じ
報告・レポート50%春学期と同じ
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ新潮社1485円 978-4-10-352681-0
2.『憲法(第7版)』芦部信喜岩波書店3520円 978-4-00-061322-4第6版でも構いません
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『とくに指定しません』
参考URL
1.とくにありません
質疑応答
授業後またはオフィスアワーに質問に答えます。オフィスアワーは火曜日の3時限、研究室番号は71017です。オフィスアワー以外の時間帯でも都合がつけば対応します。
備考
マイノリティの問題に関心のある人、また憲法や政治学に関心のある人には面白い授業になると思います。
画像
ファイル
更新日付2020/02/17 21:31:29