開講年度2020
開講学科商学科 2013年度以降入学
経営学科 2013年度以降入学
科目名商業科教育法Ⅰ
担当教員横井 明
学期曜日時限春学期 金曜日 3時限
科目区分必修
授業形態講義
対象学年3年
単位数2
科目ナンバーL321-274-01
使用教室2502(名城)
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
商業教育指導の基礎・基本
授業の概要
 「教職に関する科目」。高等学校の商業・教員免許取得のための必修科目として位置付けられている。教科「商業」の指導の基本知識と基礎力の習得を内容とした授業である。
授業の到達
目標
 教科指導の指針となる学習指導要領に基づく高等学校学習指導要領解説商業編を下に商業科教育全体の理解を図る。
この学習により教科「商業」の指導及び各科目の学習内容を具体的に学び、商業教員としての基礎的な資質の習得を目指す。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
日々に課す課題の内容の発表や課題返却、課題に対する全体での意見交換により、教員資質の向上と個人へのフィードバックとする。
使用言語
日本語のみ
実務経験をいかした教育内容
高校現場の教員生活38年間に多くの教育実習生・講師・新任教員指導及び現職教員研修指導等の経験を踏まえ、今日的教育課題を授業内容として、理解を深める。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1はじめに 商業教育の必要性
  (1)学校教育
  (2)専門学科
  (3)他学科の商業教育
業概念及び商業史概要
高等学校学習指導要領から、教育基本法と学校教育法第6章高等学校と、指導要領商業編解説の第1章総説から、高校教育の全体像をまとめる。(90分)
2商業教育の意義
  (1)基本理念
  (2)商業諸活動
  (3)職業生活の知識・技術
教科書第2節商業科の目標と第3節商業科の科目編成から、商業教育の意義を整理する。(90分)
3商業教育の歩み
  (1)商業教育の流れ
  (2)学習指導要領の変遷
学習指導要領解説総則編 第1章総説から、改訂の経緯と趣旨を整理する。(90分)
4商業教育の内容と方法
  (1)教科「商業」と学科 
  (2)学科と教育課程・教育内容
  (3)商業教育の方法と評価
教科書第3章教育課程の編成と指導計画の作成を、まとめる。(90分)
5教科「商業」の科目と分野
  (1))科目の編成
  (2)分野の構成
教科書第3節商業科の科目編成を読み、4分野と科目構成をまとめる。(90分)
6高等学校学習指導要領の理解
  (1)高等学校学習指導要領総則の理解
  (2)教科「商業」の理解
  (3)「総合的な探究の時間」の理解
文科省資料学習指導要領解説 総則編第2節 第3節 第4節を整理する。(90分)
7「基礎的科目」の目標と指導内容
  (1)科目構成
  (2)ビジネス基礎
  (3)ビジネス・コミュニケーション  
基礎的科目が育成を目指す資質・能力を整理する。(90分)
8「マーケティング分野」の目標と指導内容
  (1)科目構成
  (2)マーケティング
  (3)商品開発と流通 
  (43)観光ビジネス
マーケティング分野の各科目が育成を目指す資質・能力を整理する。(90分)
9「マネジメント分野」の目標と指導内容
  (1)科目構成 
  (2)ビジネス・マネジメント
  (3)グローバル経済
  (4)ビジネス法規
マネジメント分野に関する各科目が育成を目指す資質・能力を整理する。(90分)
10「会計分野」の目標と指導内容
  (1)科目構成      (2) 簿記 
  (3) 財務会計Ⅰ    (3)財務会計Ⅱ
  (4)原価計算      (5)管理会計
会計分野の各科目が育成を目指す資質・能力を整理する。(90分)
11「ビジネス情報分野」の目標と指導内容
  (1)科目構成     (2) 情報処理
  (2) ビジネス情報  (3)電子商取引
  (4)プログラミング  (5)ビジネス情報管理
ビジネス情報分野の各科目が育成を目指す資質・能力を整理する。(90分)
12総合的科目の目標と指導内容
  (1)科目構成
  (2)課題研究
  (3) 総合実践
総合的科目が育成を目指す資質・能力につして整理する。(90分)
13商業科の教育課程の編成
 (1)教育課程の意義
 (2)専門性の深化
 (3)専門学科における教科・科目の履修
文科省の指導要領解説 総則編第4章 第5章を理解する。(90分)
14学習評価の考え方と実際
  (1)評価の目的
  (2)評価の観点
  (3)評価方法
評価の在り方について、問題点や疑問点また、理想と考える評価を記述する。(90分)
15生きる力と商業教育
  (1)商業教育と人間形成 
  (2)特色ある商業教育と存在意義
商業教育の存在意義と未来像を文章化する。(90分)
試験実施方法
その他
評価方法
評価方法割合評価基準
課題内容70内容理解や意見提言
授業発言度15授業課題発言内容や他人との協調性等人間関係構築度合
受講姿勢15遅刻・欠席・途中退室・飲食度合・私語・個人的スマホ閲覧等マナー違反度により、減点
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 商業編』文部科学省実教出版744円978-4-407-34863-7必須
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『商業科教育論』日本商業教育学会実教出版2,400円+税978-4-407-34457-8任意
参考URL
1.展開時、適宜伝える。
質疑応答
・在校中の質疑応答とする。
備考
・基礎知識が不十分なため講義を中心となる。文科省資料や受講生の体験や経験等から、意見交換、質疑応答、レポート報告などの展開に努める。学生個々の発言機会を設け、幅広く考える授業を進める。
・授業進行の都合により、内容の順序等の変更もある。
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更新日付2020/03/07 10:14:26