開講年度2020
開講学科現代社会法学科 2013年度以降入学
2020年度法学部現代社会法学科
科目名司法制度入門
担当教員石田 倫識
学期曜日時限春学期 金曜日 2時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーW131-211-02
使用教室7302(名城)
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
司法制度の概要と司法制度改革の現在
授業の概要
 この授業では、司法制度の概要を確認したうえで、特に刑事司法分野に焦点を当てて、諸外国との比較も交えながら、日本の(刑事)司法制度の特徴や問題点などを批判的に分析・検討していきます。また、裁判員制度の導入など、近年の刑事司法改革の動向と到達点についても紹介します。
 授業は、基本的には講義形式で進めますが、いくつかのテーマについては、基本的な説明を終えた段階で、随時、討論形式で行います。
授業の到達
目標
(1)司法制度に関する基礎的な専門用語を説明できる。
(2)司法制度に関する基礎的文献(教科書等)を精読することができる。
(3)諸外国の司法制度に関する知見を踏まえつつ、わが国の司法制度の特徴を説明できる。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表後、Webcampusの「講義連絡」を利用して、定期試験の出題意図を説明します。また、全体の解答状況についてもコメントします。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1〇ガイダンス:授業方針の説明
〇参考文献の紹介
〇イントロダクション
【予習】
『法学ガイドブック』を読む(90)
【復習】
教科書「第1章・法と裁判の役割」を読む(60)
2〇 司法制度の概要(1)-裁判所の組織【予習】
教科書「第2章・裁判所制度」を読む(60)
【復習】
配布レジュメを読み返す(30)
3〇 司法制度の概要(2)-裁判官【予習】
教科書「第3章・法律家の役割―裁判官」を読む(60)
【復習】
配布レジュメを読み返す(30)
4〇 司法制度の概要(3)-司法行政【予習】
教科書「第2・3章」を再読する(90)
【復習】
配布レジュメを読み返す(30)
5〇 刑事司法制度の概要(1)-刑事手続の流れ(1)【予習】
教科書「第4章・裁判の仕組み―刑事裁判」を読む(60)
【課題】
映画・「それでもボクはやってない」を見る(120)
6〇 刑事司法制度の概要(2)-刑事手続の流れ(2)【予習】
教科書「第4章・裁判の仕組み-刑事裁判」を読む(30)
【復習】
配布レジュメを読み返す(60)
7〇 刑事司法制度の概要(3)-精密司法とは同上
8〇 刑事手続の実際(1)-誤判冤罪事例の紹介(1)【予習】
指定された判決文を事前に読んでくる(120)
9〇 刑事手続の実際(2)-誤判冤罪事例の紹介(2)同上
10〇 刑事手続の実際(3)-被疑者取調べ【予習】
教科書「第4章・裁判の仕組み―刑事裁判」を読む(30)
【復習】
配布資料を読む(90)
11〇 刑事手続の実際(4)-逮捕・勾留と代用監獄制度同上
12〇 刑事手続の実際(5)-再審制度同上
13〇 司法改革の現在(1)-司法制度改革とは【予習】
教科書「第5章・裁判をめぐる現代的課題」を読む(60)
【復習】
配布レジュメを読み返す(30)
14〇 司法改革の現在(2)-裁判員制度【予習】
教科書「第5章・裁判をめぐる現代的課題」を読む(30)
【復習】
配布レジュメを読み返す(60)
15〇 ゲストスピーカーによる講演(予定)【復習】
これまでの配布レジュメと教科書を中心に総復習を行う(120)
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験100%日本の司法制度に関する基礎知識を習得し、基本的な専門用語について説明できる。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『現代の裁判(第7版)』市川正人ほか有斐閣1836978-4-641-22095-9
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『日本国憲法と裁判官』守屋克彦日本評論社2800978-4-535-51791-2
2.『密着 最高裁のしごと』川名荘志岩波書店840978-4-00-431629-9
3.『一歩前へ出る司法』泉徳治日本評論社2700978-4-535-52219-0
4.『キヨミズ准教授の法学入門』木村草太講談社907978-4061385276
参考URL
1.裁判所ウェブサイトわが国の司法制度に関する基礎的知識や統計等を確認できる。また裁判例の情報の検索ができる
2.アイガクにマナベ担当教員の紹介(動画)
3.教員紹介教員のプロフィール
質疑応答
質問や意見交換はいつでも歓迎します。授業の終了後やオフィス・アワー(金・3限)の時間帯を中心に、研究室(71012)在室中であれば、いつでも構いません。お気軽にお越しください。
備考
①教科書および六法を持参していることを前提に授業を進めます。
②講義中、受講者に、随時、発言を求めます。
画像
ファイル
更新日付2020/02/07 12:17:37