開講年度2020
開講学科経営学科 2013年度以降入学
科目名生産管理論Ⅰ
担当教員森田 大輔
学期曜日時限春学期 月曜日 4時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年2年
単位数2
科目ナンバーM231-239-01
使用教室1306(名城)
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
生産計画の立案および関連する諸活動
授業の概要
 生産現場において,納期・費用・品質の目標を達成しつつ生産を進めるためには,生産の計画,実施および定期的な改善活動を適切に行う必要がある.
 生産管理論1では,生産計画の立案の考え方や手法を授業の中心の内容とする.生産計画とは,製品を生産する数量と時期に関する計画である.生産計画は,製品の納期や費用などに影響を与えるため,生産活動において重要な役割を果たす.
 生産計画を立案するためには,需要予測により製品がどれだけ売れそうか予測したり,在庫管理により製品の生産に必要な材料はどれだけあるのか把握したりする必要がある.そこで本授業では,まず生産計画に関連する活動として需要予測や在庫管理を学習する.そして,それらを踏まえた上で生産計画の考え方や手法を学ぶ.
授業の到達
目標
・生産計画および関連する諸活動の考え方を説明できる.
・生産計画,需要予測および在庫管理を行う際に,適切な手法を利用することができる.
・手法によって得られた結果を評価し,改善策を検討することができる.
・授業で学んだ内容が,実際の現場でどのように用いられているかを説明できる.
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
研究室にて,答案を用いて試験内容の説明を行う(成績発表から1週間以内).
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1ガイダンス
・授業の概要
・生産管理の定義と目的
予習 シラバスを読んで授業内容を把握(30)
復習 授業で実施した問題を再度解く(30)
2需要予測1
・需要予測の役割
・需要変動の要因
・需要予測手法(定性的な手法,移動平均法)
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
3需要予測2
・需要予測手法(指数平滑法)
・誤差の算出(絶対誤差,平方誤差)
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
4需要予測3
・需要予測手法(最小二乗法,季節変動分析)
・需要予測のまとめ
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
5在庫管理1
・在庫管理の役割
・在庫に関する費用
 (保管費用,発注費用,欠品にかかる費用)
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
6在庫管理2
・発注方式の分類(定量発注,定期発注)
・定期発注方式における発注量の決定方法
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
7在庫管理3
・経済的発注量の算出方法
・ABC分析
・在庫管理のまとめ
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
8生産計画1
・生産計画の分類
・基準生産計画の役割
・基準生産計画の作成方法
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
9生産計画2
・資材所要量計画の役割
・資材所要量計画の作成方法
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
10生産計画3
・能力所要量計画の役割
・能力所要量計画の作成方法
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
11生産計画4
・生産計画のまとめ
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
12生産スケジュール1 
・生産スケジュールの役割
・ガントチャートの作成
・スケジュールの評価
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
13生産スケジュール2
・生産スケジューリング問題の定義と難しさ
・生産スケジューリング問題に対する近似解法
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
14生産スケジュール3と生産統制
・生産スケジューリング問題に対する厳密解法
・生産統制の役割
・進度管理のツールと計画の緩衝機能
予習 キーワード(授業で指示)を調査(60)
復習 授業で実施した問題を再度解く(120)
15全体のまとめ予習 これまでの配布資料を見直す(60)
復習 定期試験対策(240)
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
小テスト40%過去の授業の理解度を評価する.
定期試験60%授業内で説明した用語や手法を理解し,生産管理に関する問題を適切に解決できる.
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『授業中に資料を配布する.』
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『生産マネジメント入門1 生産システム編』藤本隆宏日本経済新聞社3024円978-4532132057
2.『生産マネジメント概論 技術編』大場允晶,藤川裕晃文眞堂2700円978-4830946585
参考URL
質疑応答
質疑は授業後かオフィスアワー(月曜日,昼休み,アガルスタワー8階 2817室 )にて受け付ける.
その他の時間帯を希望する場合は,メールで相談いただければ可能な限り対応する.
備考
授業中の私語や携帯電話の操作は厳禁とする.
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更新日付2020/02/02 08:43:31