開講年度2020
開講学科商学科 2013年度以降入学
経営学科 2013年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
法律学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
2020年度法学部現代社会法学科
2020年度法学部法律学科
2020年度経済学部経済学科
2020年度商学部商学科
科目名心理学Ⅰ
担当教員石川 雅健
学期曜日時限春学期 火曜日 2時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB131-285-01
使用教室7301(名城)
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験実務経験あり


テーマ
心理学の基礎的な領域と人間の行動メカニズムとの関係性及びその考え方について
授業の概要
 心理学は行動の科学と言われています。人の行動は、その人が置かれている環境的要因とその人の個人的要因が複雑に絡み合って決まると言われていますが、その行動を引き起こす心の仕組みや働きをさまざまな視点から科学的に解明しようとする学問が心理学です。
 心理学Ⅰでは多岐にわたる領域の中から、感覚・知覚・意識・記憶・感情・知能・パーソナリティ等の領域に焦点を当てて、人間の行動のメカニズムについて学んでいきます。また、普段私たちが何気なく行っている行動が、実は心理学の多様な領域と密接に関係していることも学んでいきます。
 なお、本講義は、公的機関や企業、病院、学校における臨床心理士(セラピスト、スクールカウンセラー)として務めてきた経験をもとに講義を進めます。
授業の到達
目標
 基礎心理学としての感覚・知覚・意識・記憶・感情・パーソナリティ等の心理学研究の方法や考え方を学ぶことで、心理学の基礎的な知識を身につけることができます。さらに、科学的見方で人間の行動を調べる心理学の方法を自ら試すことで自己の心の動きと行動との関連性を学び、日常生活での汎用性技能に生かすことができます。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
成績発表日以降に講義連絡にて授業講評を送信します。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
担当者は、公認心理師であり、これまで臨床心理士として、スクールカウンセラー、企業や病院のセラピスト等を務めてきた経験をもとに、カウンセリングする側からの観点も含めて講義をしていきます。
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1「ガイダンス」
 :授業方針の説明               
「心理学とは」
 :心理学は何を明らかにする学問かを学びま
  す。
 :心理学がいつから科学として成立したのかを
  学びます。 
(予習)テキスト1章を読んで、講義内容を把握
    をする(30)
(復習)心理学が何を対象にしているのか。さら
    に、科学的な学問として成立する過程を
    確認する(60)
2「心理学の研究方法」
 :心理学ではどのような方法でデータを収集
  し、分析しているかを学び、 科学としての心
  理学を理解する。
(予習)テキスト30章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)代表的なデータの収集方法や分析方法
    について確認する(60)
3「生理・神経心理学」
 :生理心理学とはどんな学問かを学びます。
 :神経細胞について理解を深める。
(予習)テキスト2章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)心理的活動と脳の関係について確認
    する(60)
4「感覚について」
 :感覚のどのように成立しているのかを学びま
  す。
 :各感覚の特徴について学びます。 
(予習)テキスト3章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)各感覚器官が身の回りにある多くの刺
    激をどのように脳に伝えているかを確認
    する(60)
5「知覚について」
 :知覚がどのように成立しているかをを学びま
  す。
 :空間知覚と運動知覚についても学びます。
(予習)テキスト4章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)感覚とは異なる知覚のメカニズムを知
    り、知覚の情報処理過程を確認する(60)
6「学習について」
 :学習のメカニズムについて学びます。
 :代表的な学習理論について学びます。
(予習)テキスト5章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)心理学における学習とは何かを確認す
    る(60)
7「意識・認知・思考について」
 :意識とは、認知とは何かについて学びます。
 :思考とはどういうことなのかを学びます。   
(予習)テキスト6章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)意識と認知の関係性について、確認す
    る。また、思考のメカニズムについても確
    認する(60)
8「記憶について」①
 :記憶とは何か、そのメカニズムについて学び
  ます。
(予習)テキスト7章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)記憶の仕組みや成立過程ついて確認す
    る(60)
9「記憶について」②
 :記憶とは何か、そのメカニズムについて学び
  ます。
(予習)テキスト7章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)記憶の仕組みや成立過程ついて確認す
    る(60)
10「感情について」
 :感情についての代表的な理論を学びます。
 
(予習)テキスト8章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)どのようなメカニズムで感情が生まれる
    のかを確認する(60)
11「動機づけについて」
 :動機づけとは何かについて学びます。
 :動機づけの代表的な理論について学びます
(予習)テキスト9章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)動機づけにはどのような種類と特徴が
    あるのか。さらに、心理的活動の関係性
    を確認する(60)
12「パーソナリティについて」①
 :パーソナリティをどのような視点でとらえるか
  を学びます。
 :代表的な測定法を学びます。 
(予習)テキスト10章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)パーソナリティの代表的な理論とその測
    定方法について確認する(60)
13「パーソナリティについて」②
 :パーソナリティをどのような視点でとらえるか
  を学びます。
 :代表的な測定法を学びます。
(予習)テキスト10章を読んで、講義内容の把握
    をする(30)
(復習)パーソナリティの代表的な理論とその測
    定方法について確認する(60)
14「知能について」
 :知能とは何か、どのように構成されているの
  かを学びます。
 :知能の代表的な測定法を学びます。
(予習)テキスト11章を読んで、講義内容の確
    認をする(30)
(復習)知能に影響を与える要因・構成要素と何
    かを確認する。さらに、知能の測定方法を
    確認する(60)
15「授業のまとめ」
 :授業全体を振り返ります。
(復習)試験対策も含めて、これまでの講義内容
    の確認をする(240)
   
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
定期試験40%定期試験では、授業内に取り扱った内容について出題し、その理解の度合いを評価します。
その他(受講態度、授業での積極性および参加度)60%授業での課題への取り組みや積極性について4点×15回を基準として算出します。なお、欠席は1回に付き10点減点、遅刻・早退は3点減点します。ただし遅刻・早退3回で欠席1回分とします。
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『エッセンシャルズ心理学』二宮克美・山本ちか・太幡直也・松岡弥玲・菅さやか福村出版2,600円+税9784571200830
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『べーシック心理学』二宮克美、山田ゆかり、譲西賢、天野寛、山本ちか、高橋彩 医歯薬出版株式会社2800+税 978-4-263-42164-2
参考URL
質疑応答
原則として、質問は講義の前後で受け付けます。
備考
*受講計画にかかわる情報 :心理学Ⅰの履修後は、あわせて秋学期開講の心理学Ⅱを履修することが望ましい
*30分以上の遅刻は欠席として、遅刻および中途退室3回で欠席1回扱いとします。
*授業中の私語、携帯電話、スマートフォン、タブレットの使用は禁止します。
*開講回数1/3以上欠席した場合、定期試験の受験資格はありません。
*レポートおよび定期試験の記入の際には、ボールペンを使用してください。(鉛筆不可)

 
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更新日付2020/02/13 11:30:51