開講年度2020
開講学科商学科 2013年度以降入学
経営学科 2013年度以降入学
経済学科 2013年度以降入学
科目名法学Ⅰ
担当教員小林 智
学期曜日時限春学期 金曜日 1時限
科目区分選択
授業形態講義
対象学年1年
単位数2
科目ナンバーB131-211-01
使用教室1305(名城)
キャンパス名城公園キャンパス
担当教員の実務経験


テーマ
日本国憲法
授業の概要
 日本国憲法に関する基本的事項を習得します。憲法とは、国家を基礎づける基本法のことを指しますが、「日本国憲法」という法典と同じというわけではありません。つまり、単なるお題目が大事なのではなく、実際にこの社会の仕組みに活かされている実質的な内容を持っているものです。
 この授業では、「日本国憲法」が定めている規範が意味する内容を解説していくことになりますが、その際には、憲法の仕組みを、ただ単に知識として知るというだけではなく、それがどうして今あるようなかたちになっているのかをも含め、奥行きをもって理解することを目指します。
 また、私たちは普段、憲法のありがたみを意識していないし、ありがたみがどこにあるのかを訊かれてもすぐには答えられない、というとてもありがたい状況を過ごしていると思いますので、それがわかりやすくなるように、憲法がない状態をうまく描写している映像資料を用いる予定です。
授業の到達
目標
① 日本国憲法の基本原理に重要な意義があることを理解する。
② 憲法に定められた統治機構(国会・内閣・裁判所)がどのような役割を果たしているのかを理解する。
③ 立憲主義の考え方を理解し、個人の人権を実現するために国家権力を行使することの意義と限界を理解する。
課題
(定期試験
・レポート試験
・授業内試験など)の
フィードバック方法
・コメントシートの意見・質問などは、重要なものについて授業内で応答やコメントを行います。
・レポート課題については、授業内で総評を行います。
使用言語
日本語
実務経験をいかした教育内容
授業計画
回数授業スケジュール授業時間外学習・時間(分)
1憲法の基礎:立憲主義教科書pp.8-11を読む。(120)
2憲法の基礎:社会契約説教科書pp.8-11,84を読む。(120)
3憲法の基礎:日本憲法史教科書pp.12-18を読む。(120)
4選挙と参政権教科書pp.20-29を読む。(120)
5国会の役割教科書pp.30-39を読む。(120)
6行政権と議院内閣制教科書pp.40-49を読む。(120)
7司法権と裁判制度教科書pp.50-59を読む。(120)
8憲法の基礎:違憲審査・憲法改正教科書pp.57-59, 16-17を読む。(120)
9人権の理念・歴史・特質教科書pp.82-101を読む。(60)
10人権総論教科書pp.82-101を読む。(120)
11幸福追求権教科書pp.154-160を読む。(120)
12法の下の平等教科書pp.160-165を読む。(120)
13表現の自由教科書pp.102-123を読む。(120)
14経済的自由ほか教科書pp.124-153を読む。(120)
15まとめ
試験実施方法
定期試験
評価方法
評価方法割合評価基準
コメントシート10%・授業内容について、自分なりの意見・質問・関連する事柄や発展的な関心の提示などができている。 A
・授業内容に関連して、自分なりの視点からの感想などが提示できている。 B
・上記のような内容に至っていない。 C
・記述がない。 D
レポート(2回)20%・20%・与えられた課題について論理的に記述され、自分なりの視点によって考察がなされている。 A
・与えられた課題について一定の記述があり、ある程度の考察がされている。 B
・与えられた課題について最低限の記述がなされている。 C
試験50%・学習目標をほぼ完全に達成している。 AA
・学習目標を相応に達成している。 A
・学習目標を相応に達成しているが、不十分な点がある。 B
・学習目標の最低限は満たしている。 C
・学習目標の最低限を満たしていない。 D
テキスト
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『プレステップ憲法〈第2版〉』駒村圭吾(編)弘文堂1,800円+税9784335000973
参考書
  ・
参考資料
書名著者出版社価格ISBNコード備考
1.『憲法主義:条文には書かれていない本質』内山奈月・南野森PHP文庫760円+税9784569764801
2.『日本国憲法』長谷部恭男(解説)岩波文庫680円+税9784003403310
参考URL
質疑応答
 質問事項がある場合は、授業後、教室でコメントシートに記入して提出するか、口頭でお願いします。
備考
 授業中の私語は厳禁します。授業中の携帯電話操作は禁止します。
 授業中は、簡単な議論への参加を求めることがありますが、扱う問題はひとつの正解があるというものではありませんので、気楽に臨んでください。
画像
ファイル
更新日付2020/02/12 09:10:39